タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ メジロ ]

2021/3/12 沼のほとり

暖かい日差しに誘われて沼のほとりをゆっくり歩いてみることにした。時折、頬をなでる風も心地良い。沼のほとりにある葦原は、すっかり枯れてベージュ色一色である。この葦原が、緑色になるのは、まだまだ先のことであろう。

その葦原に小さな鳥が飛んで来た。次々に飛んで来て全部で、10数羽になっただろうか。枯れた葦をパキパキパキパキ小さな嘴で突き始めた。オオジュリンとの出会いを期待していたので、もしかしてオオジュリンが混じっているのではないかしらと辺りを探してみたが、すべてメジロであった。

メジロも葦原に姿を見せるというのは、私にとってとても新鮮で嬉しい出会いであった。