タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

2021/3/1 メジロ Japanese White-eye

メジロの画像

2月の半ば頃から気になり、何度か様子を見に行っていた河津桜。散歩道にある数本の河津桜なのだが、今年は、例年より少し開花が遅れているようだった。二日ほど行けない日があり、午後から出掛けてみると、すでに花は、満開で緑の葉もあちこちに見える。

何と言ってもお目当ては、河津桜に来るメジロである。昨年は、数羽が飛んで来て賑やかだったが、今年は、ひっそりしている。しばらく待って様子を見ていると、一番奥の木に何やら動く気配。そっと近づいてみるとメジロが2羽、熱心に蜜を吸っている。やっと会えたメジロ。桜にメジロは、嬉しいものである。

2021/3/2 ヨシガモ Falcated Duck

ヨシガモの画像

ひと頃、湖面を埋め尽くすほどのカモたちの姿があったが、流石に、カモたちも移動したようで、ずいぶん少なくなっている。それでもヨシガモなどは、まだまだ姿を見せてくれるので嬉しい限りである。

雲が広がり、暗い日であったので、ヨシガモの綺麗な緑色は出なかったが、色々なシーンが見られたので、レンズを向けてみた。旅立ち前に雌へのアピールのようである。ヨシガモ雄の行動を見ていると実に楽しい。自分の美しさを最大限に見せようと努力している姿が、時には滑稽にも見えて来る。また、来季、元気な姿を見せて欲しいものである。

2021/3/3 ジョウビタキ Daurian Redstart

ジョウビタキの画像

紅梅、白梅も見頃を過ぎた感があるが、なかなか出かけられず、やっと梅林に脚を運んでみると、ちらっと動く鳥影。その鳥を目で追っていると梅の小枝にとまった。雄のジョウビタキである。

今季、なかなか出会いの機会がなくて、湖畔で一度かろうじて姿を見かけただけであった。何とか梅を背景にいれて撮影したいと思ったが、こちらの思いは、届かなかったようで、ほとんど小枝にとまった画像ばかり。でも出会えたことに感謝しよう。紅梅も白梅もやはり見頃を過ぎていた。

2021/3/4 ヒヨドリ・ヤマガラ

ヒヨドリの画像

今年は、散歩道の河津桜の開花が例年より遅れたが、満開になったと思ったら、あっという間に見頃を過ぎてしまった。楽しみにしていたメジロには、何とか2羽会うことが出来た。一番元気が良くてメジロを追い払ってしまうのは、ヒヨドリである。嫌われ者だが、案外可愛い顔をしている。

梅林では、メジロが定番だが、珍しくヤマガラにも出会った。少々鳥との距離があり、鮮明な写真は撮れなかったが、梅の時期にヤマガラに会うのは、初めてなので、胸が弾んだ。

桜も梅も鳥とのコラボは、嬉しいものである。普段は、嫌われ者のヒヨドリも河津桜の舞台では、時には、主役の座につき、梅林では、ヤマガラが人気を集める。

2021/3/5 メジロ Japanese White-eye

メジロの画像

我が家から10分ほどのところに梅林がある。以前は、その梅林にルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、エナガ、コゲラなど鳥たちが姿を見せてくれて賑やかだったが、今は、ほとんで出会いがない。ただ、メジロだけは、今でも時々姿を見せてくれるようだ。

久しぶりに散歩をかねて出掛けてみると甘い梅の香りが辺り一面に漂って嬉しくなってくる。しばらくすると、小さな声がしてメジロが梅の木の中に入り込んで行くのが見えた。小枝が多くて、撮影は、難航。それでも何とかメジロを撮影出来てヤレヤレである。梅にメジロ。今季も出会えたことに感謝である。

2021/3/6 ベニマシコ Long-tailed Rosefinch

ベニマシコの画像

♬ピッピポ ♬ピッピポ枯れた葦原から聞こえて来るのは、大好きなベニマシコの声。ぼんやりと遠くのカモたちの姿を眺めていると、♬ピッピポ ♬ピッピポの声。じっと目を凝らすと、枯れ草の中を動く鳥影が見える。何とか見えるところに姿を見せてくれないかなあとじっと待つ。

やがて姿を見せてくれたのは、ベニマシコの雌のようだ。ほぼ同じ所に、複数いるらしい。これから新芽が出るのが楽しみである。その頃まで、ベニマシコは、滞在してくれることだろう。また、出掛けてみたいものである。

2021/3/7 オオアカハラ Brown-headed Thrush

オオアカハラの画像

ひっそりとして静かな公園。前回訪れたとき、ジョウビタキの姿を見かけたので、またの出会いを期待して少し歩いてみた。耳を澄ましても、独特の鳴き声は、聞こえてこない。木陰のところで、何か鳥が飛んだ。

目を凝らして見るとアカハラのようである。少しずつ少しずつ近づいて様子を見ることにした。アカハラにしては、頭部がかなり黒っぽい。どうやらオオアカハラの可能性大である。なかなか良い位置には、出て来てくれなかったが、まずまず特徴を捉えることが出来ただろうか。また、ゆっくり会いたいものである。

2021/3/8 ミコアイサ Smew

ミコアイサの画像

久しぶりに訪れた公園。程良い大きさの池が広がり、釣り人が楽しめる一角もある。寒い間は、コガモ、ハシビロガモ、マガモなどで賑わっていたが、流石にカモたちの姿も少なくなり湖面が広々として寂しい感じがする。

カイツブリの姿が見えたが、すぐに潜ってしまい、次に姿を見せたときは、はるか彼方である。カイツブリが、どこに姿を見せるか探していたところ、何とミコアイサの雌が2羽。ぷっかりと目の前に姿を見せてくれた。寒い頃にミコアイサの雄と雌に出会っているが、そのとき、雌は、少々遠かったので、今回の出会いは嬉しかった。

2021/3/9 ウグイス Japanese Bush Warbler

ウグイスの画像

四季を感じさせてくれるのは、植物であったり、鳥のさえずりであったりする。鳥のさえずりの中で、何と言っても代表的なのは、ウグイスの初鳴きではないだろうか。寒い間には、♬チャッチャッ♬チャッチャッという地味な鳴き声が笹藪の中から聞こえて来るが、あの有名な♬ホーホケキョの声を耳にすると春が来たなあと実感する。

青空が広がり、気持ちの良い日、川沿いの道をゆっくり歩いてみた。数カ所からウグイスの鳴き声が聞こえてくる。まだまだ不慣れな歌声だったり、かなり歌い慣れていると感じる歌声もあったり、色々である。まだ冬の装いのままの1本の木のどこかにウグイスがいるらしく綺麗な歌声が聞こえて来る。なかなか姿を見つけられず、脚元の枯れ草に目を転じると、鳥影が目に入った。何とウグイスである。

美声を響かせているウグイスとは、どうやら別個体のようである。思いがけず嬉しい嬉しい出会いであった。

2021/3/10 コゲラ Japanese Pigmy Woodpecker

コゲラの画像

雑木林の近くで、♬ギィーッと言うコゲラの声が聞こえて来た。声のする方角を見上げてみると、いた!高い高い木の上にコゲラの姿。何とか撮れそうな位置にいる。見上げの姿勢で少々苦しかったが、久しぶりにコゲラにレンズを向けてみた。

散歩道には、河津桜もあり、梅林もあり、小鳥たちを見る機会はあるのだが、写真撮影となると案外難しい。青空を背景に見るコゲラは、新鮮で嬉しい出会いであった。

2021/3/11 チュウヒ Eastern Marsh Harrier

チュウヒの画像

寒い間、葦原や農耕地に姿を見せてくれる猛禽は、色々いる。一番出会いの機会が多いのは、ノスリであろうか。チョウゲンボウとの出会いも多い。チュウヒやハイイロチュウヒとの出会いもごくたまにはあるが、通りがかりに出会う機会は、非常に少ない。コミミズクとの出会いも期待しているのだが、通りすがりに偶然に姿を見せてくれることは、なかなかないようである。

あわよくばとの思いで回ってみた葦原。何とこちらに向かって飛んで来る猛禽がいる。どうやらチュウヒのようである。突然だったので、大いに慌てて、レンズを向けた。ノスリのように優しい飛び方ではないので、私には、ハードルが高い。何とか撮れた数枚。また出会いの機会があるだろうか。

2021/3/12 メジロ Japanese White-eye

メジロの画像

暖かい日差しに誘われて沼のほとりをゆっくり歩いてみることにした。時折、頬をなでる風も心地良い。沼のほとりにある葦原は、すっかり枯れてベージュ色一色である。この葦原が、緑色になるのは、まだまだ先のことであろう。

その葦原に小さな鳥が飛んで来た。次々に飛んで来て全部で、10数羽になっただろうか。枯れた葦をパキパキパキパキ小さな嘴で突き始めた。オオジュリンとの出会いを期待していたので、もしかしてオオジュリンが混じっているのではないかしらと辺りを探してみたが、すべてメジロであった。

メジロも葦原に姿を見せるというのは、私にとってとても新鮮で嬉しい出会いであった。

2021/3/13 ジョウビタキ Daurian Redstart

ジョウビタキの画像

散歩の人が、時折通る静かでのどかな公園。暖かい日差しに誘われて久しぶりにその公園に出掛けてみると、目の前を横切って飛んで行った鳥がいる。飛んで行った先を探してみると、細い小枝のところにとまっているのは、ジョウビタキの雄である。今季、ジョウビタキとの出会いの機会は、少なかったので、少し近づいてレンズを向けてみた。

しばらく辺りの様子を伺い、休憩しているような雰囲気だったが、羽繕いらしきことを始めた。羽繕いともちょっと違うようで、体のお手入れといったところだろうか。その様子が楽しくて思わず笑みがこぼれた。楽しく嬉しいひとときであった。

2021/3/14 カシラダカ Rustic Bunting

カシラダカの画像

シギチの観察に行く途中、いくつかの農耕地を通る。以前は、スズメやカワラヒワが群れで飛び立つ光景をしばしば見ることが出来たのだが、今は、何とも寂しくて鳥たちとの出会いが、ほとんどない。

この日も、いつものように農耕地を通っていると、何か鳥が飛んだ。スズメかな?そう思ってレンズを向けた。背中の羽模様から、どうやらカシラダカらしい。数枚撮ったところで飛ばれてしまったが、液晶画面を見ると、頭部が、かなり白い。カシラダカの白化個体のようである。鳥たちとの出会いの少ない昨今、これもまた貴重な出会いのように思えた。

カシラダカの白化個体を見た後、蓮田地帯に向かった。何とそこでもカシラダカに出会った。今度は、ごく普通のカシラダカである。以前は、蓮田地帯を訪ねるとカシラダカの群れによく出会ったものだったが、久しく出会いがなかったので嬉しい出会いとなった。

2021/3/15 メジロ Japanese White-eye

メジロの画像

自宅から歩いて数分のところに河津桜が数本植えられている。2月に入ると蕾が見え始め、早い年には、2月の初旬に開花することがある。ところが今年は開花が遅れ、2月の末にようやく花開いた感じであった。今は、もう緑の葉がたくさん出てお花の時期は過ぎてしまった。

数年前まで河津桜は、少し離れた散歩道で楽しんでいた。メジロが数羽姿を見せてくれるので、それを楽しみに出掛けていたのだが、ある年、メジロの姿が、ぱったり見られなくなってしまった。近くにオオタカが営巣したという年である。河津桜にメジロを楽しみにしていたので、次第に足が遠のいてしまった。

数年ぶりに出掛けてみると、何とメジロの10数羽の群れが、河津桜に飛んで来てしきりに吸蜜している。その光景を目にして、嬉しさがこみ上げて来た。自宅のすぐ近くの河津桜とは、開花時期が異なり、約3週間遅れで、再び河津桜にメジロの光景を楽しむことが出来たのである。

2021/3/16 タカブシギ Wood Sandpiper

タカブシギの画像

越冬しているシギチを求めて蓮田地帯を回った日。この日は、出会いが少なくて、少し範囲を広げて回ってみた。しかし、いずこも同じで鳥影がない。寒い季節には、カモたちが、ひょっこり姿を見せてくれることもあったが、今は、もうカモたちとの出会いもない。

諦めて帰路に着こうと思った時に、目に飛びこんで来たのが、このタカブシギであった。距離もあり、夕暮れも迫ってきて少々厳しかったが、レンズを向けてみた。肉眼では分からなかったが、どうやらドジョウを見つけて格闘している雰囲気である。タカブシギにすれば必死であるが、見ている私は楽しかった。このような出会いがあるので、また田んぼに足を運んでみたいと思う。

2021/3/17 イカル Japanese Grosbeak

イカルの画像

私が、イカルを初めて見たのは、御岳山であった。御岳山の食堂で昼食をとっていると聞いたことのない声が聞こえて来た。窓から見える大きな大きなケヤキの木に飛んで来たのがイカルであった。その後、東京郊外や山中湖周辺、信州など各地で出会っている。近隣の公園で出会ったことも一度あった。

しかし、しばらくイカルの姿を見ていなかったので、出会いたいものだと思っていたところ、すんなり念願が叶い、青空の下で、10数羽のイカルの群れを見ることが出来たのだった。

2021/3/18 シジュウカラ Japanese Tit

シジュウカラの画像

啓蟄を過ぎ、木々の芽吹きも小鳥たちの囀りも、一層春らしさを感じさせてくれているようである。川沿いの道を歩くとウグイスやシジュウカラの囀りが盛んに聞こえて来る。時折、ホオジロやカワラヒワの姿も見える。

木々は、やっと新芽が出始めたばかりで、ずいぶん見通しが良い。1本の芽吹きはじめたばかりの木にシジュウカラが飛んで来た。軽やかにあちこち移動している。出会いの機会の多いシジュウカラだが、レンズを向ける機会が案外少ない。新芽がわずかに見えるほっそりした木にとまったシジュウカラ。柔らかな春の日差しを存分に楽しんでいるようであった。

2021/3/19 ホオジロ Meadow Bunting

ホオジロの画像

ひっそりとして静かな松林。散歩の人に出会うこともなく、実に静かである。♬チッチッ♬かすかな声を聞いたような気がして、辺りを見渡す。小さな鳥影が見えたので、そっとそっと近づいてみる。

遠くから見た時、スズメと思ったが、どうやらホオジロのようである。少し距離はあるもののレンズを向けてみる。もう少し近くで撮りたいなあと、ついつい欲が出て、一歩踏み出した途端に飛ばれてしまった。近くの木にとまったので、パチリ。静かな松林は、相変わらずひっそりしている。

2021/3/20 アカハラ Brown-headed Thrush

アカハラの画像

時折、訪れる静かな公園。ほとんど人に会うこともなく、野の花や椿、桜などをほぼ独り占めの状態で楽しむことが出来る。

今シーズン、この公園で、アカハラに数回出会っているのだが、どうやら複数羽いるようで、頭部の色の濃さが、出会う度に違って見える。オオアカハラとアカハラがいるらしい。ほぼ終わりに近い椿の木にとまったアカハラとタネツケバナのところに姿を見せてくれたアカハラ。別の個体に見えるのだが、いかがなものだろうか。

2021/3/21 チュウヒ Eastern Marsh Harrier

チュウヒの画像

寒い間もシギチに会いたくて、何度か足を運んだ田園地帯。多いときには、30羽を超す数を記録したオオハシシギもすでに渡去したようで、姿を見ることがない。それでも何か出会いはないかと出掛けてみたのだが、ほとんど空振りに近い状況であった。

葦原の方に回ってみると何とチュウヒが、かなり近いところに降りている。すぐに飛ばれてしまったが、またすぐに着地して、再度飛び立つシーンを見ることが出来た。猛禽類には、疎い私だが、この出会いは嬉しかった。心に残る思い出となった。

2021/3/22 ツグミ Dusky Thrush

ツグミの画像

枯れ草色が広がる田園地帯は、私の大好きな場所である。一番の楽しみは、春の渡り、秋の渡り、そして越冬するシギたちとの出会いを求めて蓮田地帯を訪ねることである。今季、30羽を超すオオハシシギに出会ったこと、エリマキシギを間近に見たこと、ヨーロッパトウネンやオジロトウネンに出会ったことは、深く心に残る思い出となっている。

その田園地帯で、何と言っても出会いの機会の多いのは、ツグミではないだろうか。秋の終わりに姿を見せ、4月の末頃まで滞在しているようである。ノハラツグミも距離はあるものの見られると情報を頂き出掛けてみた。100mは、あるだろうか。かなり距離があり、不鮮明であるが、出会いの記念に写真を撮ってみた。出会えたことに感謝である。

2021/3/23 クサシギ Green Sandpiper

クサシギの画像

気になりながら、なかなか出掛けられないでいた蓮田地帯。久しぶりに足を運んでみた。越冬していたシギたちも旅立ったようで、かなり寂しい蓮田地帯を思い浮かべていたが、いきなりシギの姿が目に飛びこんで来た。どうやらクサシギのようである。

クサシギは、今季、何故か出会いの機会が非常に少なく1回出会っただけであった。昨シーズンは、蓮田に行けば、必ずクサシギに会えたので、何とも寂しく思っていたのである。少々距離があったので、車から降りて、そっとそっと近づいて数枚撮ったところで飛ばれてしまったが、嬉しい嬉しい出会いであった。

2021/3/24 イソヒヨドリ Blue Rock Thrush

イソヒヨドリの画像

打ち寄せる波が見たくて久しぶりに訪れた海辺。予想に反して波があまりに優しく穏やかすぎて変化がない。やはりある程度荒々しく打ち寄せる波の方が迫力があり美しいと思う。

浜辺近くに車を停めると柵になっているところに1羽の鳥の姿。逆光ながらイソヒヨドリに違いない。順光側に回ってみると、やはりイソヒヨドリであった。ちょんちょんと歩く姿を見せてくれたり、パッと飛び立ったり、しばし愛嬌を振りまき、相手をしてくれたのだった。

住宅地でも出会うことのあるイソヒヨドリであるが、やはり磯が似合っている。

2021/3/25 カンムリカイツブリ Great Crested Grebe

カンムリカイツブリの画像

この冬は、カモたちとの出会いの機会が案外少なく、少々寂しく思っていたが、少し前に湖畔に沿って車を走らせているとカモたちの大群が見えて驚いたことがある。その群れは、ヒドリガモ、ヨシガモ、コガモがほとんどであった。写真を撮ろうと車を停めると途端にワッ!と飛び去ってしまい、なかなか写真が撮れない。

再度、出会いを楽しみに出掛けてみるとカモたちの姿は、ほとんど見えない。ところが今季、あまり出会いの機会のなかったカンムリカイツブリを数カ所で見かけて少々驚いていると、2羽のカンムリカイツブリがディスプレイのような仕草を始めた。写真でしか見たことのない光景で、迷わずレンズを向けたが、わずか5分足らずでその行為は、終わってしまった。

思いがけない嬉しい出会いであった。

2021/3/26 野うさぎ

野うさぎの画像

野鳥に関心を持つようになったのは、18年前。手賀沼のほとりで9羽のコブハクチョウに出会ったのが、始りである。今までいろいろな出会いがあったが、予想していなかった出会いは、鮮烈で、いつまでも色鮮やかに心に深く残っている。

散歩を兼ねて鳥見に時折出掛けているが、野ウサギが、目の前に登場しビックリしたことがある。何とこちらに向かって走って来るので、更にビックリ。「ピーターラビット」を思い出したり、「不思議の国のアリス」に登場するウサギを思い出したり、しばし現実を忘れ夢の世界にいる気分であった。

この出会いも、いつまでも色鮮やかに心に残ることであろう。

2021/3/26 メジロ Japanese White-eye

メジロの画像

リビングにいると時折、賑やかな声が聞こえて来る。メジロのさえずりである。こんなにも賑やかに声を張り上げて、存在をアピールしているのだろうか。何とも微笑ましく思えて来る。

散歩道を歩いていると、さっと目の前を横切った鳥がいた。すばやく茂みに入ってしまったが、じっと動かずに様子を見守ることにした。しばらくすると緑の若葉が見えるところにメジロが飛び出して来た。その動きは、軽やかで体操選手のようである。身近な鳥、メジロ。かなり近距離での嬉しい出会いであった。

2021/3/27 タゲリ Northern Lapwing

タゲリの画像

越冬していたシギチが、まだ見られるかもしれないと淡い期待で向かった蓮田地帯。寒い間、たくさん姿を見せてくれたオオハシシギは、すでに旅立ったようで、1羽も姿が見当たらない。タシギが、10数羽、姿を見せてくれたほか、タカブシギが数羽。何とも寂しい限りである。

いくつかの蓮田を見て回ると、たくさん鳥影が見える蓮田があった。タゲリである。旅立ち前に集結しているのだろうか。良く見ると顔や胸がかなり黒くなっている。夏羽に換羽中のようである。今までタゲリを何度も見ているが、これほど黒くなっているタゲリは、見たことがない。嬉しい出会いに感謝である。

2021/3/28 エナガ Long-tailed Tit

エナガの画像

歩行練習を兼ねて、近場の景色を楽しみながら時折、歩いている。わずか2~3週間の間に枯れ草色の光景が一変し、あちこちで野の花を見かけるようになった。ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、ナズナなど見ているだけでも心が浮き立って来る。

数日前に訪れた時は、まだ固い蕾だった杏が、可愛い花をたくさんつけて優しく出迎えてくれた。桜とは、また違った味わいがある。数本の杏の花を眺めていると2羽の小鳥が飛んできた。エナガである。いつもながら慌ただしい動きで飛び回り、あっという間に姿を消してしまった。束の間の出会い。それでも嬉しいエナガとの出会いであった。

2021/3/29 アトリ Brambling

アトリの画像

今季、ソメイヨシノは、例年より2週間早いと聞いているが、木によって場所によって様々なようで、近くの桜通りのソメイヨシノは、ほぼ満開のものもあれば、すでに花の盛りを過ぎたものもあって様々である。

散歩道にある桜の木、品種は、分からないのだが、蕾をたくさんつけていた。そこに小鳥が飛んで来て、どうやらその蕾を啄んでいるようである。距離があるので、はっきり分からないが、レンズを向けてみた。小鳥は、アトリであった。

思いがけない嬉しい出会いであった。散歩道では、いろいろな出会いが待っている。

2021/3/30 スズメ Eurasian Tree Sparrow

スズメの画像

私の鳥見の原点は、手賀沼のコブハクチョウである。初めてコブハクチョウに出会ったのは、5月の初めであった。遊歩道に沿って、歩いていくと大きな大きな白い鳥が9羽いた。そのとき、初めてコブハクチョウという名前を教えて頂いた。

あれから20年近い歳月が流れ、遊歩道の景色も変わって来ているが、久しぶりに歩いてみることにした。すぐに姿を見せてくれたのがスズメである。♬チュンチュン♬チュンチュンと10数羽で沼側から農園側に飛び、また飛び去って行く。スズメと言えども姿を見る機会が少なくなって寂しい限りである。こんな出会いも大切にしたいものだとしみじみ思った次第である。

2021/3/31 散歩道

カワセミの画像

この日の散歩は、近くの水辺公園を歩いてみた。最初の出会いは、ジョウビタキ。とても愛想の良い個体で、目の前に現れ、辺りを飛び回ったが、あっという間に姿を消してしまった。次に出会ったのが、カワセミ。池の畔の木にとまって池を見下ろしているようである。飛び立つ瞬間を撮りたかったが、撮り損ねた。カルガモは、仲良く2羽で行動していた。

公園には、木瓜の花が咲いていて赤や白でとても綺麗であった。トサミズキも見頃で嬉しい。ハナニラやスノードロップ、ミツマタなどいろいろな植物に心癒やされる時間を過すことが出来た。また出掛けてみたいと思う。