私の鳥見の原点は、手賀沼のコブハクチョウである。初めてコブハクチョウに出会ったのは、5月の初めであった。遊歩道に沿って、歩いていくと大きな大きな白い鳥が9羽いた。そのとき、初めてコブハクチョウという名前を教えて頂いた。
あれから20年近い歳月が流れ、遊歩道の景色も変わって来ているが、久しぶりに歩いてみることにした。すぐに姿を見せてくれたのがスズメである。♬チュンチュン♬チュンチュンと10数羽で沼側から農園側に飛び、また飛び去って行く。スズメと言えども姿を見る機会が少なくなって寂しい限りである。こんな出会いも大切にしたいものだとしみじみ思った次第である。