春の渡りのシギチを求めて出掛けた蓮田地帯。あまりにも寂しい状況で、途方に暮れるほどであった。車をとめて小休止。ふと、すぐそばの草むらを見るとチョウが飛んでいる。アオスジアゲハである。今季、初めての出会いで嬉しくなり、レンズを向けてみた。
ハルジオンにとまって吸蜜しているようだ。黒いアゲハの類は、なかなかとまらず、撮影する機会が少ないが、アオスジアゲハは、ゆったりとしている。シギチとの出会いが少なくてガッカリしているのを哀れんでくれたのだろうか。ひととき、この出会いを楽しみ、元気になれたのだった。