相変わらず、春の渡りのシギチを求めて田園地帯へ足を運んでいる。大きな出会いはなくとも田風を全身に浴びるだけで、元気になれる気がする。この日の出会いは、とても少なかった。そんなとき、救世主のように姿を見せるのが、キジである。
いつもは、車からの観察であるが、このとき、歩いていたので、こちらの姿が良く見えるはずであった。それにも関わらず、案外、近くで撮影出来たのである。流石に急ぎ足で、その場を離れていく様子を見ていると桃太郎のお供をしたキジの姿が目の前に浮かんで来るようで何とも楽しい気分に浸れたのである。