春の渡りのシギチに会いたくて、田園地帯に何度か足を運んでみた。今季は、低調で出会いは、少ないものの、一通りの出会いは、実現した。その中のひとつが、キョウジョシギである。いつものたんぼ道を走っていると、あぜ道に鳥影。20羽弱のキョウジョシギの群れであった。
到着して間もない様子で、畦の泥のかたまりを一生懸命転がすように格闘している。泥のかたまりの下にいる虫を探しているのだろうか。その様子が、あまりに真剣で、今まで何度も見て来たキョウジョシギの印象とは、異なって見えた。まさに英名の Ruddy Turnstone を彷彿とさせるシーンを見ることが出来たのである。