タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ キョウジョシギ ]

2021/5/30 田んぼのひとこま

秋の渡りは、主に蓮田地帯の探鳥となるが、春の渡りは、ほとんど田植え間もない水田のようである。シギチに関心を持ち始めた頃、春の渡りの時期を迎えると休耕田探しに走り回ったが、今は、休耕田は、皆無に等しい。蓮田は、水深がありすぎて、シギたちの餌取には、不向きなようである。そのような訳で、水田を主に回っているのだが、以前のような出会いは少ない。

シギチには、不向きと思っていた蓮田で、キョウジョシギとトウネンに出会った。その蓮田で、キョウジョシギが、水浴びを始めたのだ。なるほど程良い水が入っていれば、大事な水浴びをすることが出来るのだから、渡り途中のシギたちにとっては、大切な場所であったのだ。今更ながら、観察場所を考え直さなければと思った次第であった。