タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ カイツブリ ]

2021/6/18 思い出のひとこま

一昨年、カイツブリの親子の姿を観察したところで、今年もカイツブリの姿を見かけ、もしかしたら営巣するかもしれないと淡い期待で待っていた。朝の散歩の時、ちょっと覗いて見ることにして、その場に立ち寄ってみると、程良い位置にカイツブリが抱卵している姿が見えた。

それからしばらくして行ってみると、カイツブリの住まいはあるものの、姿が見えない。周辺を探してみると、遠くに成鳥のカイツブリと3羽の雛の姿が見えた。後で聞くところによると、巣にあった卵がアオダイショウに飲み込まれ、3羽の雛を連れて緊急避難したとのこと。何とも胸の痛むことであった。あの時、何故、あんなに遠くを泳いでいるのかと不思議に思ったが、危険を回避するためだったのだと知って胸が痛んだ。こども達も、もうずいぶん大きくなっていることだろう。

2021/6/18 付録