雨の上がった後、久しぶりに出掛けた散歩道。思いがけない嬉しい出会いが待っていてくれた。3年前から野鳥だけでなくチョウやトンボにも少しずつ目を向けるようになっていたが、だんだん歩くのが大変になり、昆虫への関心が遠ざかりかけていたところである。
目の前をヒラヒラ飛んで樹木の影に入っていったのは、もしかしてムラサキシジミではないだろうか。辺りを探すと、いた!いた!やっぱりムラサキシジミである。でも翅を閉じたまま、いくら待っても開いてくれそうにない。諦めて歩き始めると、またチョウが飛んだ。前方の草地に降りたので、急いで近づいてみると何と嬉しいことに開翅している。美しい紫色である。久しぶりの嬉しい出会いであった。