あまりの暑さに出掛けることが躊躇われ、家にこもりがちの日々である。意を決して、少々早起きして出掛けた田んぼ。もちろん車からの観察である。
広がる稲田は、ずいぶん色づいて来て、収穫の日もそう遠いことではないようである。数年前まで色々な鳥たちとの出会いが期待出来た田んぼだが、今は、ひっそりとしてスズメともなかなか出会えない。そのような中で、セッカの声だけが、元気よく響き渡っていた。
しかし、声は聞こえるものの、姿は、なかなか見ることが出来ない。かなり広範囲に回り諦めかけたとき、前方の草にちょこんと乗っている小さな鳥の姿。紛れもなくセッカである。久しぶりの嬉しい嬉しい出会いであった。