毎年、桜の花の咲く頃に飛来するというツミ。数年前から鳥たちの動向がずいぶん変わり、渡りをすると思われていたツミも通年で見られることが多くなっているようである。しかし、私の中では、ツミは、桜の頃に飛来し、暑さを迎える頃、雛が巣立っていくというイメージが強い。
暑い日差しの中で、今まで、ツミの若を何度見たことだろうか。日に日に凜々しくなっていくその姿に大いに感動したものである。しかし、残念ながら、いつも見られるポイントに今年、ツミの姿はないという。
思い出のアルバムをひもときながら、ツミの若の姿をしみじみ見つめている。