小雨の降る暗い日であった。越冬しているシギチとの出会いを期待して回った蓮田地帯であったが、ほとんど出会いがなく、がっかりしての帰り道。最後の蓮田に差し掛かると、2羽のシギが飛んで来た。シルエットから、おそらくシギであろうと判断した。
暗かったのと少々距離があったので、とりあえずワンカットだけ撮って、液晶画面を見てみると、どうやらオオハシシギらしい。確かに2羽着地したのだが、もう1羽は、見失ってしまった。数枚撮って移動すると、今度は、タシギ10数羽が目に入ってきた。飛来当初は、多数見かけたタシギだが、何故か、見かけなくなっていた。久しぶりに見るタシギに少々興奮しレンズを向けると、そのタシギが飛び立ってしまった。帰宅後、PCに取り込んで見ると足跡?がくっきり写っている。何とも不思議なことであった。