風が少々強めで寒い朝。いつもの蓮田地帯に向かった。実は、数日前の夕方、かなり距離があるもののヒバリシギを見かけレンズを向けてみたが、自分の機材では、かなり厳しく心残りであったのだ。出来れば、何とかもう一度会いたいとの思いで、蓮田地帯への道を急いだ。
あわよくば、近距離での出会いとなったら、どんなに嬉しいことだろう。現地に到着するまで、ヒバリシギとの出会いをひたすら念じ続けていたが、こちらの気持ちが通じたのだろうか。現地に到着すると、すぐ目の前と言っても良いほどの距離にヒバリシギが姿を見せてくれたのだった。
空を見上げるような素振りをしたり、何とも愛らしい表情を振りまいて、私の心は、幸せ感でいっぱいであった。