いつものようにゆっくり歩く散歩道。暑さを避けて朝のひととき或いは夕方に近隣を歩いている。気になっていた百合の花のところに行ってみると、小さな黒い種が、ビッシリついている。コオニユリかオニユリか、あの橙色の花の正体が分かった。あの花は、オニユリだった。
ワレモコウは、もう終わりに近かったが、それでも美しい。ミソハギも優しく微笑みかけてくれた。ヒラヒラ飛んでいたヤマトシジミが、やっととまってくれた。程なく翅を少し開いてくれたのを見ると、このヤマトシジミは、雄のようである。
ナデシコにとまっていたのは、ウリハムシ。こんなささやかな出会いにも新鮮な喜びを感じる散歩道。大切にしたいものである。