2022/8/1 コジュリン
♫チョッピチュリリリピッ♫久しぶりにこの声が聞きたくなって、田んぼに出掛けてみた。昨年までとは、大幅に環境が変わってしまったが、一部に草地があり、何とか出会いが叶うかもしれない。
見通しは良いのだが、なかなかコジュリンの声が聞こえて来ない。♫チョッピチュリリリピッ♫ 緑の風に乗って、懐かしい声が聞こえて来た。少々距離はあるが、コジュリンの姿が、ハッキリ見える。ヨモギの上にとまっているのは、紛れもなくコジュリンである。久しぶりの嬉しい出会いであった。
2022/8/2 夏空
暑さを避けて、朝の涼しい時間帯に、ほんのひととき歩いてみる。何度も触れるが、鳥との出会いが極端に少ないので、チョウやトンボ、植物にレンズを向け、気を紛らわせている。
この日は、嬉しいことにブルーベリーを見つけた。店頭に並んでいるブルーベリーは、黒ずんだ藍色一色だが、ピンクや赤や藍色、緑など混じって、とても楽しい気分になれる色合いだった。栗の実もビッシリ実っていて、秋が待ち遠しく思われた。
キバナコスモスには、モンキチョウやシオカラトンボ。アキノタムラソウには、スジグロシロチョウ。暑い、暑いと言いながら、時は、確実に進んでいる。
2022/8/3 オナガ
久しぶりの公園を訪ねてみた。到着してビックリ!!!ムクドリが大集合している。近づくとワァー!!!と飛び立つが、少し離れた場所で、採餌しているようである。
今度は、オナガの声が聞こえて来た。こちらもたくさんいるようである。オナガには、ここしばらく出会いの機会がなかったので、オナガが止まったところを見つけてレンズを向けてみた。良く見るとどうやら幼鳥のようである。
更に観察しているとヒノキと思われる木の実を啄んでいる。何とも愛らしい姿で嬉しくなってくる。久しぶりの公園で嬉しい出会いであった。
2022/8/4 ウチワヤンマ
久しぶりのコースをゆっくり歩いてみた。今季、なかなか出会いの機会のなかったウチワヤンマが、すぐ目の前にとまっていて、ちょっとビックリ!!!木陰のところでヤブミョウガを見つけ、レンズを向けようとした途端、飛んで来たのが、モンキチョウ。すぐ近くのヨメナの花にとまった。
ネムノキのところに飛んで来たのは、カラスアゲハだろうか。フワフワと飛んで、ほんの一瞬、ネムノキの花にとまったが、あっという間に飛び去ってしまった。
散歩道は、心落ち着くところである。
2022/8/5 コゲラ
暑い日が続いている。毎日、家の中に居る訳にもいかないので、時折、緑陰を求めて散策している。この夏は、蝉の声がなかなか聞こえて来なかったが、流石に7月下旬頃からは、賑やかな声が聞こえるようになってホッとしている。
木陰のところで動く鳥影。久しぶりの出会いのコゲラだった。かなり暗かったが、何とか撮れていた。鳥との出会いの少ない時期に嬉しい出会いであった。もう1カ所では、ひょいと地面に降りて、杭のところに飛び上がった鳥がいた。どうやらキビタキのようである。この時期に初めての出会いである。
アブラゼミとニイニイゼミが一緒にいるシーンも撮れて、気持ちの良い散策を終了した。
2022/8/6 ダイサギ他
緑陰を求めて、時折、散策を楽しんでいる。なかなか鳥たちとの出会いも少なく、被写体になってくれるものも少なくて目につくものすべてにレンズを向けることになる。
賑やかな声が聞こえて来たので、林の方に目をやると、真っ白なサギが、たくさん飛び回っている。営巣中で、こども達もたくさんいるようだ。2羽で向かい合っていたのは、ダイサギだろうか。水辺の方に回ると紅白のスイレンがとても綺麗だった。タイミング良くアオサギも飛んで来てくれた。
木陰で見つけた蝉の抜け殻は、びっしりと10個以上もあって、少々驚いた。時折吹く風が心地良い散歩道であった。
2022/8/7 ウラギンシジミ
猛暑が続いている。日中の暑さは、格別でとても散歩出来る状況ではないので、朝少々早起きして近隣を歩いてみることにした。短いコースなのだが、お気に入りの場所があり、そこをぐるりと一周することにしている。
いつもと変わりなくレンズを向けるほどでもなくて、今日の散歩は、これでおしまい。そう思ったところ、目の前にヒラヒラと白っぽいチョウが飛んで来た。ウラギンシジミらしい。どこかにとまって!そう念じたところ、何と目の前のテイカカズラのところにとまった。
翅を閉じた状態でじっとしていたが、程なくゆっくりと翅を開き始めてくれた。裏の翅も表の翅も美しいウラギンシジミの雄であった。
2022/8/8 ダイミョウセセリ
久しぶりに里山を訪ね、ゆっくり歩いてみた。以前は、もっと野の草が生え、自然豊かな印象であったが、ずいぶん手入れが行き届き、草刈りされて少々寂しい気持ちになってしまった。
それでもわずかに残った草地のところで、アキノタムラソウを見つけ眺めているとヒラヒラとチョウが飛んで来て止まった。ダイミョウセセリであった。ずいぶん出会いの機会がなかったので、嬉しかった。アカツメクサのところには、ツマグロヒョウモンも飛んで来てとまった。
里山では、どなたに会うこともなく、ゆっくり静かな時間を過ごすことが出来た。また、訪ねてみたいと思う。
2022/8/9 アオモンイトトンボ
朝早起きして近くの公園に向かった。久しぶりに訪ねてみたが、犬を連れた散歩の人がかなり多くて、少々戸惑ってしまった。
以前、チョウトンボやショウジョウトンボに出会ったところに行ってみると池の水がほとんどなくなってしまって、とてもトンボを見られる状況ではなかった。川の方に行ってみると草地のところでかすかに動く気配を感じ、じっくり見つめてみるとイトトンボを発見!嬉しくなってレンズを向けてみることにした。
帰宅後、PCに取り込んで調べてみたが、アオモンイトトンボらしい。久々のイトトンボと出会いに胸が弾んだ。
2022/8/10 オニユリ
いつものようにゆっくり歩く散歩道。暑さを避けて朝のひととき或いは夕方に近隣を歩いている。気になっていた百合の花のところに行ってみると、小さな黒い種が、ビッシリついている。コオニユリかオニユリか、あの橙色の花の正体が分かった。あの花は、オニユリだった。
ワレモコウは、もう終わりに近かったが、それでも美しい。ミソハギも優しく微笑みかけてくれた。ヒラヒラ飛んでいたヤマトシジミが、やっととまってくれた。程なく翅を少し開いてくれたのを見ると、このヤマトシジミは、雄のようである。
ナデシコにとまっていたのは、ウリハムシ。こんなささやかな出会いにも新鮮な喜びを感じる散歩道。大切にしたいものである。
2022/8/11 オオスカシバ
暦の上では、秋を迎えたが、まだまだ厳しい暑さが続いている。猛暑の中、近くの公園を久しぶりに訪ねてみると、百日草が程よい具合に咲いている。百日草は、ジニアとも呼ばれ、蝶や昆虫に大人気の花である。ところが、ここでは、シオカラトンボばかりが目について、蝶の姿が見られない。
少々がっかりしていると、私の気持ちを察したかのように飛んできたのが、オオスカシバであった。ジニアレスランは、オオスカシバの登場で、大いに盛り上がったことであった。また、ジニアレスランを訪ねてみたいものである。
2022/8/12 カルガモ
久しぶりに近くの田んぼをゆっくり回ってみた。相変わらず鳥との出会いが少ない中、最後のところでカルガモの団体様に出会った。全部で20羽弱いただろうか。
ゆっくり休憩中であったが、こちらの気配を察したのか、10数羽が、一斉に飛び立った。稲田は、順調に稲穂が色づき収獲まで、あとひと息と言ったところ。その稲田を背景に飛ぶカルガモの姿は清々しくて、しばし暑さを忘れるひとときを過ごすことが出来たのである。
2022/8/13 アゲハ
少々早起きして、大好きな田園地帯に向かった。体調の関係で、以前に比べると行動範囲が狭くなり、身近なところばかりを回っているが、それでも色々な出会いがあり、植物や昆虫にも目を向けるようになって、本当に良かったと思っている。
この日の出会いは、ミソハギのところに飛んで来たアゲハと草にとまっていたカラスアゲハ。特に嬉しかったのは、初めて見るカラスウリの花であった。
カラスウリの花は、闇夜に咲くと聞いていたので、見ることは困難と思っていたが、早朝であったので、その美しい姿を存分に披露してくれたのだった。
2022/8/14 チョウトンボ
歩くのが、少々困難になってきているが、何とか努力して現状維持をしたいとの思いで、あちこち目先を変えて歩いている。この日は、家人の運転する車で、少々足を伸ばした。
久しぶりに訪れた池の畔に立つと、チョウトンボが数頭、元気よく飛び回っている。それは、まるで歓迎の挨拶のようで楽しかった。光のあたり具合を考えて、レンズを向けたが、案外難しい。
1頭だけであったが、ギンヤンマが飛んでいるのが、目に入った。しかし、なかなか止まってくれず、他の所を回って戻ってみると、枯れた葦のところにとまっているのが見えた。しかし、恥ずかしがって全身を見せてくれなかったのは、残念である。
2022/8/15 散歩道
いつものように、ゆっくり歩く散歩道。なるべく木陰を選んで歩いている。わずかな距離しか歩けないが、一歩一歩を大切に、これからも続けていきたいと思う。
アキノタムラソウのところで出会ったのは、お腹のところが赤い蜂であった。帰宅後、図鑑で調べてみるとハラアカヤドリハキリバチとのこと。その姿、そのままの名前である。少々大きめの蜂は、クマバチのようである。一番人気のあるナミルリモンハナバチも姿を見せてくれた。
大好きな散歩道。また、ゆっくり歩いてみたいと思う。
2022/8/16 スズメ
少々早起きして、近くの公園に車で向かった。到着するのを待っていたかのようにスズメが姿を見せてくれた。自宅周辺で、スズメを見かける機会がほとんどなくなってしまい、寂しい限りだったので、スズメを1羽見かけただけで嬉しくなってしまう。
カマキリのようなものを突いているので、これが朝の食事なのだろうか。辺りの木々にも数羽のスズメがいたが、散歩の人が通りかかると、すぐに飛び立ってしまい、撮影は、案外難しい。それでも生け垣のところで、何とか数枚撮れたのでよしとしよう。
朝の散歩は、気持ちが良い。
2022/8/17 散歩道
近くに小さな公園ながら、蝶や蜻蛉との出会いが期待出来る公園がある。この日、睡蓮池を眺めていると、睡蓮のところにヒラヒラとアゲハが飛んで来た。シオカラトンボは、睡蓮の葉に良くとまるが、蝶は、まずとまらない。ところが、何と何と睡蓮の花にアゲハが、とまったのである。実に忙しく飛び回り、あっという間に飛び去ってしまった。
木陰では、杭のところでカマキリに出会った。このカマキリが、何と楽しいダンスを披露してくれたのである。動画で撮れば良かったのかもしれないが、私は、動画が苦手である。
2022/8/18 散歩道
相変わらず、ゆっくり歩く散歩道。この日の出会いは、ベニシジミであった。百日草のところで、草の葉にとまっているベニシジミを見かけたのだが、何とか一度だけ百日草にとまってくれた。
その後は、ヒメジョオンのところに飛んで行き、そこで、ゆっくりと吸蜜しているようであった。もう少し頑張って観察したかったのだが、あまりの暑さに降参し、ベニシジミの観察は、終了したのである。
2022/8/19 散歩道
いつものように、ゆっくり歩く散歩道。ほんの少し自宅周辺を歩いただけで、色々な出会いがあり、感謝、感謝の日々である。
この日も、近隣を歩いてみたが、ヤブカラシのところで、ヒラヒラ舞うアゲハを見かけた。アゲハを見かけることは、多いのだが、なかなか止まってくれない。何とかヤブカラシのところで、撮影出来てヤレヤレであった。
フヨウとムクゲが、ほぼ並んで見られるところがあるのだが、もう少しで咲きそうな芙蓉が、ソフトクリームのように見えて何とも楽しかった。オミナエシもわずかながら咲いていて、秋の風情を感じることが出来たのである。
2022/8/20 散歩道
ずっと気になっていたミントの花。真っ白で愛らしい。この花は、昆虫に大人気で、珍しい蜂など、色々姿を見せてくれたことがある。
やっとの思いで、出掛けてみたのだが、この日の出会いは、目元の愛らしいイチモンジセセリとお馴染みのベニシジミの登場だけであった。イチモンジセセリもベニシジミも大好きだが、綺麗な蜂にも会いたいので、また足を運んでみたいと思っている。
2022/8/21 ミントに集まるチョウ
自宅周辺の散歩道。有り難いことに、色々な植物があり、四季折々、楽しむことが出来る。そのような環境に住まいがあることに、心から感謝している。
この日の出会いは、数頭のヤマトシジミと目元が愛らしいイチモンジセセリであった。植物は、多彩で、色とりどり。シモツケ、コムラサキシキブ、ハギの花。ネムノキは、花と実の両方を見ることが出来た。コブシの実もずいぶん大きくなっていた。
ゆっくりゆっくり。また歩いてみようと思う。
2022/8/22 散歩道
少々早起きして、馴染みの公園に向かった。朝の早い時間帯は、散歩の人が多い。やはり清々しい空気に触れるのは気持ちが良いので、たくさんの人が緑の多い公園に集まってくるのだろう。
カワセミの声が聞こえたので、池の畔に立って探してみたが、一向に見つからない。以前、カワセミを良く見かけた辺りを眺めていると、何か小さな鳥が動いているのが見えた。どうやらウグイスらしい。ここのところ、鳥との出会いが少なかったので、この出会いは、とても新鮮で嬉しかった。
木陰のところでは、コミスジが2頭、姿を見せてくれた。朝の散歩は、気持ちが良い。
2022/8/23 コチドリ
今までとても身近に感じていた鳥のひとつがコチドリである。ところが、今年は、出掛けるところが限られていることもあるのだが、なかなかコチドリと出会う機会が巡って来なかった。
雨が少し降った後、乾ききった広場も、多少潤って、何か鳥との出会いがないかしらと足を運んでみることにした。到着して、真っ先に目に飛びこんで来たのが、コチドリである。久しぶりの出会いで嬉しくなって、夢中でレンズを向けた。どんな動きさえも可愛くてたまらない。
コチドリの軽やかな足取りを見て、思わず頬が緩んだ次第である。
2022/8/24 シオカラトンボ
野鳥との出会いの機会が少なくなり、蝶や蜻蛉にも目を向けるようになって、心に潤いを感じている。ささやかな出会いに胸躍らせ、体の痛みもしばし忘れることが出来る。
散歩道では、色々な蜻蛉が飛んでいる。オニヤンマが、目の前を飛び去ることもあるが、なかなか止まってくれず、私にとっては、大きな課題となっている。シオカラトンボとの出会いの機会は、非常に多い。ノシメトンボも見かけるようになって秋の到来を感じている。
道端では、カラスウリが、すでに実をつけていて、季節の移ろいをしみじみ感じている次第である。
2022/8/25 コジュリン
♫チョッピチュリリリピッ♫爽やかなコジュリンの声が、まだ田んぼで聞くことが出来るだろうか。昨年までとは、大幅に環境が変わってしまったので、以前に比べるとコジュリンを間近に見られる機会が、ずいぶん少なくってしまった。しかし、まだまだ可能性は、充分あることと思い、久しぶりに田んぼに向かった。
現地に着いて、程なく、あの♫チョッピチュリリリピッ♫の声が遠くに聞こえて来たときは、嬉しさと安心感で、胸がいっぱいになってしまった。声は、比較的近くに聞こえるのだが、姿を探すのは、なかなか大変であった。それでも、遠くにコジュリンの姿を見つけたときは、夢中になってレンズを向けていた。今度、コジュリンに会えるのは、来年だろうか。
2022/8/26 ヤマガラ
10日程前から、聞こえていたヤマガラの声。♬ニーニーニーという甘えたような声は、一度聞いただけで、後は、♬シーシーシーと言うようなかすかな声が聞こえるだけであった。なかなか姿を見つけることも出来なかったが、やっとエゴノキに姿を見せてくれた。
昨年は、不作であったエゴノキの実。今年は、どうやら豊作のようである。鈴なりになったエゴノキの実。飛来したばかりのヤマガラは、目ざとく見つけたようである。濃い緑の葉が、覆い被さるようで、エゴノキの中を動き回るヤマガラを撮影するのは、何とも難しかったが、何とか撮れた今季初めてのヤマガラである。
2022/8/27 ムナグロ
大好きな田んぼを久しぶりに、ゆっくり回ってみた。もう少し足を伸ばして秋の渡りのシギチに会いに行きたかったが、体調が今一つで、近場の田んぼを回ってみた。
そこでは、思いがけない出会いが待っていてくれた。草地の中を動く鳥影。何とムナグロである。春の渡りの時には、近くの田んぼでムナグロを見ることは決して珍しいことではないのだが、秋の渡りの時期にムナグロなどのシギチを見ることは、ほとんどなかった。
緑の草地の中を動き回るムナグロの姿を見て熱いものがこみ上げて来た。思いがけない嬉しい出会いであった。
2022/8/28 タカブシギ
少し足を伸ばして蓮田地帯を回ってみた。それほど広くない蓮田地帯なので、一回りしても、左程、時間がかからない。レンコンの収獲は、まだまだで、蓮の葉が、大きく辺りを包んでいる。そのような中で、すでに収穫が済み、広々とした蓮田があった。
そこに姿を見せてくれたのは、タカブシギである。羽模様が、刺し子のようで、大好きなシギである。全部で3羽。何とも穏やかな表情で、蓮田を動き回っていた。きっとこの蓮田は、居心地が良いのであろう。のどかな長閑な蓮田のひとこまである。
2022/8/29 オオジシギ
大好きな田園地帯を車でゆっくり回ってみると思いがけない出会いが待っていてくれた。夏草の生い茂る草むらから首を伸ばしていたのは、ジシギである。今の時期は、オオジシギ、チュウジシギ、タシギの可能性があるので、現場ですぐに識別するのは、私には、とても難しい。とりあえず写真を撮って帰宅後、精査することにした。
嘴の長さや体色、環境などからタシギではないと思ったが、オオジシギかチュウジシギか何とも悩ましい。おそらくオオジシギではないかと思ったが、詳しい方にお尋ねし、早速お返事を頂いた。結果は、オオジシギの成鳥とのことであった。久しぶりのオオジシギとの出会い、思いがけない嬉しい出会いであった。
2022/8/30 ヒヨドリ
リビングにいると気になる声が聞こえて来る。♬ひぃっ!♬というような聞き覚えのない声である。おそらく何か鳥の雛の声であろうと推測はつくのだが、何の鳥か分からない。ベランダに出てみるが、どこで鳴いているのかさっぱり分からない。
声のする方角を丁寧に探して、やっと鳴き声の主が分かった。何とヒヨドリの雛であった。親鳥を呼んでいるのであろう。♬ひぃっ!♬♬ひぃっ!♬と何度も叫んでいる。とうとう親鳥は、姿を見せず、このヒヨドリは、飛び去ってしまった。
2022/8/31 オオタカ
ゆっくりのんびり田んぼを回ってみると、意外な出会いが待っていることがある。数年前まで、田んぼは、そのような場所であった。ところが、ここ数年、環境の変化からであろうか。田んぼで鳥に会う機会が極端に少なくなっている。
しかし、久しぶりにその意外な出会いが待っていてくれたのである。草地の奥の方で、白っぽい猛禽のような姿が見えた。猛禽に疎い私は、ミサゴかな?と思ってしまった。このような環境でミサゴが餌取りしているのだろうか。とても珍しいことだと思ってレンズを向けたのだが、帰宅後パソコンに取り込んでみると何とオオタカであることが分かった。まさにビックリの出来事であった。