タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ ジャコウアゲハ ]

2022/10/10 散歩道のひとこま(ジャコウアゲハの観察記録)

ゆっくり歩く散歩道。フェンスのところにウマノスズクサが生えているのに気が付いたのは、3年前のことである。ウマノスズクサは、ジャコウアゲハの食草なので、もしかするとジャコウアゲハに会えるかもしれないとの思いが募っていった。そして3年前の10月。ウマノスズクサから少し離れたところでジャコウアゲハに出会ったのである。

今年の8月、ウマノスズクサのところでたくさんの幼虫を見かけた。散歩のたびに、その幼虫を観察していたが、何者かに連れ去られてしまうのか鳥に捕食されたしまうのか、数が減ってしまう。それでもまた数日後には、新しい幼虫を見かけるので、ジャコウアゲハが、何度も何度も産卵しているのではないかと思われた。そしてついに蛹を見ることが出来た。何とか卵も見てみたいと思って何度か足を運んでみたところ、卵も見ることが出来たのだった。

ゆっくり歩く散歩道で出会ったジャコウアゲハ。卵、幼虫、蛹。そして食草のウマノスズクサの葉も花も観察ノートは、膨らんだ。今年、ジャコウアゲハの飛んでいるシーンを見かけることはあったが、残念ながら撮影までには至らなかった。写真のジャコウアゲハは、3年前の10月10日に撮影したものである。