杖をたよりにゆっくりゆっくり歩くのが、今の楽しみである。自宅周辺を1時間弱、途中休憩をいれながら歩いて来るといろいろな出会いがあって実に楽しい。植物は、数日、間をあけてしまうと、すっかり様変わりしてしまって時に驚く。
しばらくぶりに訪れたところでは、センニチコウがまだ咲いていた。途中では、柿の実がポツンとひとつ実っていて色づいた葉と共に美しかった。赤や黄、橙色、黄緑など様々な色のカエデを見ていると♬秋の夕日に照る山紅葉 濃いも薄いも数ある中に 松をいろどる楓や蔦は 山のふもとの裾模様♬ 懐かしい歌声が聞こえて来るようである。また、ゆっくり歩いてみたいものである。