自宅からそう遠くない、むしろ自宅から近いとも言える場所にカタクリの里がある。それは、知っていたし、20年以上前に一度行ったことはあるのだが、それほど関心がなく、その後訪れることがなかった。昨年の夏から俳句を学び始め、カタクリの花が身近に感じられるようになって来た。堅香子の花と言うのも初めて知った。東北地方では、カゴに入れて売られていたそうで、食用にされていたと聞く。
今年は、二度訪ねてみた。一度目は、まだ数輪咲いているだけであったが、二度目のときは、実にたくさんの堅香子が咲き、まるでコーラスでも歌っているようであった。あと数日早かったら、もっと美しかったことであろうと少々残念な思いがした。また、来年の出会いを今から楽しみにしている。