お彼岸のお中日を過ぎ、空気が秋らしさを増してきたようだ。ぽっかり浮かぶ雲もあの暑さの中で見上げたときの雲とは、雰囲気が違う。昨年の夏以来、訪れることのなかった公園へ、久しぶりに足を運んでみた。ずいぶん印象が変わってしまって何とも寂しい気持ちになってくる。それでもオナガ、カワセミ、シジュウカラの声を聞くことが出来た。姿を認めるまでには至らなかったが、声だけでも十分である。
少しだけ歩いてみるとアゲハの飛んでいる姿が目に入った。春から夏にかけ、そして今、秋を迎えようとしているが、チョウとの出会いが、ほとんどなかっただけに、このアゲハとの出会いは、鮮烈で心和ませてくれた。ほんの少しの散歩。これからも続けられたらと願っている。