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ワッカ原生花園に着いたのは、6月28日の午後である。ワッカとは、アイヌ語で「真水」のことだそうで「ワッカの聖水」と呼ばれる湧き水がある。北海道最大の湖、サロマ湖と、冬期、流氷の押し寄せるオホーツク海を隔てる細長い砂州で、森・草原・砂丘・湿地があり多様な生態系を形成している。
ワッカ原生花園では、花と鳥を楽しみにしていたが、寒さのためであろうか、エゾスカシユリもハマナスもセンダイハギなども少なかった。ここでも、ノゴマが元気良く、さえずり、何箇所かで姿を見せてくれた。ノビタキのファミリーにも2箇所で出会い、可愛い姿をたっぷり見せてくれた。
翌朝、訪れたときは、コヨシキリが盛んにさえずり、カッコウもよく通る声で、鳴いていた。マキノセンニュウもわずかに姿が見え隠れしていたが、ようやく全身が見える位置に、一瞬、とまってくれた。こんもりした木立にとまった鳥をファインダーで追うとベニマシコだった。
草原の鳥たちとの出会いを楽しんだ後、網走湖周辺の林で出会ったのが、ハシブトガラやヒガラ、ゴジュウカラ、シジュウカラである。キビタキやベニマシコ、コムクドリなども見かけた。ヤマゲラと思われる声も聞いた。
4泊5日のオホーツクに沿っての旅は、たくさんの思い出と共に終わった。鳥たちとのたくさんの出会い、きめ細かなアドバイスを絶えずしてくださったN氏、ご一緒させていただいた心温かい方々、現地でお会いし、ご親切にしていただいた方々に心から感謝し、厚くお礼申し上げます。
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