とりどり日記

[2005/11/2 〜 2005/12/29]

2005/12/29 コクガン

コクガン

今年も残すところわずかとなり、心残りだった鳥撮りに今日も出かけることにした。寒さも昨日までと比べると和らいだようで3時間余り電車、バスに揺られて目的地に向かった。実は、今日が3回目である。1回目は、富士山だけを写して帰り2回目は風が強く海が荒れていて写真どころではなかった。

遠くの岩陰に頸のところの白色が目立つコクガンを見つけたときは、嬉しくて身を乗り出してしまった。最初は、かなり距離があったがだんだん近づいてきてカメラに収まりきれないほどにまでなった。飛ぶ姿をみて、映画「WATARIDORI」の一こまを思い出した。

2005/12/28 鳥たちの広場に追加

カンムリカイツブリ

今年も残り少なくなってまいりました。酉年にあやかって今年はずいぶんたくさんの鳥たちに出会えた気がいたします。 久しぶりに出かけた手賀沼でカンムリカイツブリを間近で見たこともありました。深山の鳥と思っていたブッポウソウが東京で見られると知って驚いたこともあります。

整理が遅れておりましたものの中から6種( オオコノハズクカラムクドリチュウヒニュウナイスズメハジロクロハラアジサシブッポウソウ )を鳥たちの広場に掲載しました。

オオコノハズク カラムクドリ チュウヒ

ニュウナイスズメ ハジロクロハラアジサシ ブッポウソウ

2005/12/22 ミコアイサ

ミヤコドリ

久しぶりに都内の公園に出かけた。途中から雲が厚くなり風が冷たく強くなってきたのでよほど引き返そうかと思ったくらいだった。いつもは、カメラやスコープを持った人をたくさん見かけるのに今日は、全くどなたにも会わなかった。水辺を覗いてみるとミコアイサの雌雄が泳いでいた。風が強く、手持ちでうまく撮れなかったけれどミコアイサの雄に会ったのは、久しぶりなので「とりどり日記」に登場してもらうことにした。

2005/12/20 ミヤコドリ

ミヤコドリ

今日は、風もなく穏やかな日になりそうなので早起きして湘南方面に出かけることにした。最初に向かった漁港では、お目当ての鳥に出会えず美しい富士山を何枚か写真に収めただけだった。

次に向かった海岸では、ミヤコドリが3羽、ハマグリや2枚貝を一生懸命採餌していた。あまりに近くで見ることができ最初に撮った写真は、嬉しさで手が震えピンボケ写真になっていた。12月にしては、暖かな日で風もあまりなく念願のミヤコドリを間近で見られ久しぶりに満ち足りた気分で帰路に着くことができた。

2005/12/16 '06 カレンダーの鳥たち

メジロ

今年、いろいろな鳥達と出会った思い出をカレンダーにしました。知り合いの方には、喜んでいただきそれがまた、写真を撮る励みになっています。そのカレンダーの写真を思い出の鳥たちに掲載いたしました。来る年も心に残る写真が撮れるよう願っております。

2005/12/14 オシドリ

オシドリ

オシドリが越冬するという妙義湖に行ってきた。ここのオシドリは定着している個体と越冬に訪れた群とがあり、共同生活をして冬を越し、春になると繁殖地へ渡去するという。対岸に30羽ほど小さく見えたものをなんとか写真に収めてみた。ここは、手が千切れそうなほど寒かったが、オシドリたちは、元気よく泳いだり羽ばたきしたり木にとまったりしていた。それにしてもオシドリの数も思ったより少ないし、ほかの鳥も少なくてがっかりした一日だった。

2005/12/10 ミサゴ

ミサゴ

ミサゴがたくさん見られるとの情報をいただいて潮干狩りで有名な海岸に出かけた。すでに4名のカメラマンがミサゴにカメラを向けていた。確かにあちこちの杭の上にミサゴがいる。一度に2羽以上ミサゴを見たことがないので驚いた。しかし杭までは、私のカメラでは少々距離があり飛ぶのを待つことにした。

しばらく待つと一番近い杭に止まっていたミサゴが飛んだ。ぐんぐん近づいてくるので夢中でシャッターを切った。

2005/12/9 養老渓谷

アオサギ

数年前に行ったことのある養老渓谷に急に出かけることになった。情報によれば、まだ紅葉も見られるとのこと。渓谷に沿った美しい紅葉を思い描きながら目的地に向かった。

紅葉は少し時期を過ぎている感があるが、名所の粟又の滝を振り出しに結構楽しめた。特に渓谷の流れに写った紅葉は美しい。途中でキセキレイとエナガに出会った。およそ2km近く歩いて出会ったのがアオサギ。いつでも見られる鳥だが、ここで出会ったアオサギには何か心惹かれるものがあった。

2005/12/6 ダイビング

カワセミ

空模様を気にしながら、都内の公園に出かけた。近くのフィールドに、あまりに鳥が少なくどうも気分がすっきりしないので都会の鳥の様子を見てみたいと思ったからだ。公園の池には、ホシハジロ、オナガガモ、カイツブリ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、バン、マガモ、カルガモなどがゆったりと泳いでいた。

綺麗に色づいたモミジの木には、シジュウカラやメジロが忙しそうに飛び回り時折コゲラが仲間入りして楽しそうだ。どこの公園でもよく見かける風景だが、ここにもカワセミの止まり木があった。散歩している人から「今日は、もう出た?」と声をかけられた。待つほどもなくカワセミが現れ見事なダイビング。口にはしっかりと大きな魚がくわえられていた。

2005/12/2 何してるの?

カンムリカイツブリ

もう12月と言うのに、冬鳥がなかなか見られない。例年11月には、見られていたルリビタキが一向にその姿を現してくれない。近場の公園に何度か行ってみたけれどツグミやアカハラがようやく木の上で見られるようになってきた程度である。

写真を撮るきっかけになった手賀沼に今日も行ってみた。2年前足しげく通ったコブハクチョウのいるところで思いがけずカンムリカイツブリとハジロカイツブリを見ることができた。カンムリカイツブリは、何回か撮ったことはあるが、こんなに間近で見るのは初めてである。何人かの人に「あの鳥は何ですか」と声をかけられた。

2005/12/1 後姿が見たいなぁ

モズ

久しぶりに手賀沼に出かけた。11月にあったJBFのときたくさんの人で賑わった鳥の博物館や水の館周辺の遊歩道をゆっくり歩いた。葉がすっかり落ちた木々を見上げるとヒヨドリが甲高い声で鳴いている。

ふと離れたところの木に目をやるとモズの姿が見える。カメラのファインダー越しに覗くととても綺麗なモズだ。後姿はきっととっても素敵だろうなと思ったらちょっとだけ後姿を見せて飛んでいってしまった。

2005/11/30 紅葉狩り

シメ

今日は、青空も見えるしなんだか良い事がありそうな予感がする。今日のテーマは、「紅葉とエナガ」などと勝手に決めて目的地に向かった。

到着してすぐにコゲラの姿が、目に入った。続いてなんとエナガの群れ。それも紅葉した木々を元気よく飛び回っている。願い事が叶ったと思ったのだが、そう簡単に写真が撮れるものではない。エナガの姿を追いかけていると、エナガより大きな鳥の姿が目に入った。シメだった。紅葉を堪能しているようで、なんとも微笑ましい姿だった。今日のテーマは、変更して「紅葉狩り」となった。

2005/11/29 ランチタイム

ミサゴ

あちこちのHPで、ミサゴの写真を見るようになり、私もミサゴに会いたくなった。近くの川や、都内の公園でも見られる鳥なので決して珍しい鳥ではないのだけれど、今までなぜか縁がなかった。

今日は、会えるかなと思いながらあまり大きな期待はしないで出かけた。そのせいか、なかなかミサゴが現れてくれなかった。昼食をたべようとしたとき、ようやく飛んできた。ミサゴもお昼を食べに出かけるらしい。

2005/11/27 アカハラとの再会

アカハラ

久しぶりに鳥撮りに出かけた。最初に出会ったのが、コゲラ。続いてメジロ、シジュウカラが現れコゲラと一緒になって忙しそうに紅葉した木々を飛び回っている。しばらくメジロやコゲラに遊んでもらって場所を変えることにした。

針葉樹の葉の間に、なんとアカハラがいる。今シーズン初めてだ。昨冬、ずいぶん写真を撮らせてもらったアカハラに違いない。あのときのあの顔だ。とても懐かしくとても嬉しい。再会の記念に一枚写真を撮らせてもらった。

2005/11/21 エナガさん、ありがとう

エナガ

世の中には、予期せぬことが起こることが時にはある。それが嬉しいときもあるし反対に心が痛む場合もある。今回、後者を経験ししばらくカメラを持つ気持ちになれないでいた。しかし、鳥達に出会えればその気持ちもやわらぐであろうと思い久しぶりに通いなれた公園に出かけてみた。

そこでは、思いがけずエナガの群れが迎えてくれ心を癒してくれた。エナガがずいぶん長い時間、木々を飛び回り「元気を出して!」と言っているように見えた。自分の体を支えるのが精一杯でカメラに押しつぶされそうになりながらようやくエナガの写真を撮った。エナガさん、ありがとう。

2005/11/9 北の国から

ジョウビタキ

冬鳥のたよりが、少しづつ聞かれるようになった。今日は上天気で光が強すぎて写真撮影向きではないけれど、大いに期待して出かけることにした。

目的地に着いてすぐにシジュウカラが3羽忙しそうに飛び回っているのが見えた。1羽は、青虫のご馳走に夢中になっていた。少し場所を変えてみると今度はメジロが木の実を啄ばんでいる。そこに聞きなれない声がした。「あっ!」と思わず声をあげそうになった。嬉しい。ジョウビタキだ。楽しみにしていた鳥だ。今年の冬もきっと楽しませてくれることだろう。

2005/11/7 垣根越しのキセキレイ

キセキレイ

今日は、朝から気温が上がり11月とは思えないようなお天気になった。ちょっと疲れていたけれど、出かけることにして、いつもの公園に向かった。

相変わらず鳥の姿がない。しばらくするとシジュウカラの声がし元気よく飛び回っているのがわかり少しほっとした。少し離れたところからは、懐かしいツグミの声がする。声のする方に目をやると高い木の上にまさしくツグミの姿があった。今シーズン初めてだ。早速、写真を撮ろうとしたが、なんだかカメラの具合が変だ。もたもたしているうちにツグミは、飛んでいってしまった。どうもカメラの設定を間違えていたらしい。がっかりして公園を少し歩いてみたが、なかなか鳥に出会わない。ようやくキセキレイが垣根越しに写真を撮らせてくれた。

それにしてもあまりに鳥が少ない。公園の近くに広々と広がる田園に足を伸ばしてみたが、アオサギが2羽飛んできただけだった。ついこの間までスズメがたくさん群れていた草むらもすっかり除草されてしまったのでスズメの姿さえ見ることができなかった。最近は、公園や土手など除草が行き届きすぎて鳥にとっては、望ましい環境ではなくなっているような気がする。

2005/11/2 今日のモデルはホシゴイ

ホシゴイ(ゴイサギ)

愛用のキャノンのカメラが故障しているので久しぶりにニコンのカメラを持ち出して写真を撮りに出かけた。

いつもよく行く公園でスズメが10羽ほど水浴びをしていた。その光景が微笑ましくてカメラを向けたが、すっかり使い方を忘れて戸惑ってしまった。メジロも水浴びにやってきた。なんだかとっても可愛らしい。そんな光景を写真に撮っていると何かがすぐそばを飛んでいった。カワセミだった。ここのカワセミは、公園がお休みの日によく登場するという噂があり、私はまだ一度も会ったことがなかった。なんだか嬉しくなって何枚もカワセミを撮っていると今度はなんだか大きなものが飛んできた。ホシゴイ(ゴイサギ)だった。あまりに近いのでこちらが些かたじろいでしまったくらいだ。

なんだか今日は不思議な日だった。

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