タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ ウミスズメ ]

2017/4/1 今季もやっと!

今季、なかなか出会いの機会のなかったウミスズメ。昨シーズンは、波崎や銚子で、ずいぶん出会いの機会が多かった。外川漁港では、すぐ目の前の海藻のところに姿を見せ、たっぷりその姿を楽しませてくれた。近すぎて撮影に苦労したこともあった。今季も近くで出会いたい。

その思いが通じたのであろうか。3月半ばに出掛けた波崎で、手の届くほどの距離で、ウミスズメを見ることが出来たのである。波崎に到着して、真っ先に眼に飛び込んで来たのが、ウミスズメであった。どうやら若い個体らしい。顔つきにも幼さを感じ、全体の印象が初々しい。何度も何度も羽ばたきを繰り返し、ブルッブルッと水滴を飛ばしている。何とも微笑ましい姿であった。

しばらくすると、もう1羽。少し大人びた感じのウミスズメが現れ、あっという間に、水中に姿を消してしまった。そこには、水しぶきがあがり、静けさだけが残った。