2023/6/1 コムラサキ
初夏の日差しが降り注ぎ散歩には、程良い気候が続いている。相変わらずゆっくり歩く散歩道であるが、時には目先を変えて田んぼや沼の畔なども回っている。
今の時期嬉しいのは、色とりどりの植物との出会いがあり、そこに集まる蝶を初めとする昆虫との出会いである。この日、出迎えてくれたのは、コムラサキであった。程良い具合に太陽があたると、美しい紫色の翅を披露してくれる。この日は、幸運なことに、その美しい紫色の翅をたっぷり鑑賞することが出来たのである。出会いは一期一会。折々の出会いを大切にしたいものである。
2023/6/2 キジ
田園地帯が大好きで、以前は、たびたび訪れていたのだが、だんだん出かける気力、体力がなくなり、出かける頻度が極端に少なくなってきている。それでも大好きな田んぼが恋しくて出かけてみることにした。そこでは、会いたかったキジが姿を見せてくれた。急ぎ足で、あぜ道を移動していくのは、私の存在に気付いたからであろうか。いづれにしても良いモデルになってくれたことに感謝である。田んぼは、心落ち着くところである。
2023/6/3 アカシジミ
栗の木の花穂が日に日に大きくなり、昆虫たちのレストランが開業したようである。一番気になっているのは、アカシジミやウラナミアカシジミとの出会いである。蝶に関心を持つようになり、ゼフィルスの存在を知ったのは、まだ数年前のことである。詳しい知識もないままにゼフィルスの美しさに釘付けになってしまった。
気になっていた栗の木レストランを訪ねてみると、いとも簡単にアカシジミに出会うことが出来た。まだ翅の傷みもなく完品のようである。しばらくするともう1頭飛んで来た。さらに別の場所で1頭。合計3頭のアカシジミに出会うことが出来た。何とも嬉しく心に残る出会いとなった。出会いに感謝である。
2023/6/4 ホオジロ
久しぶりに訪ねた沼のほとり。到着と同時に聞えて来たのは、♬チョッピーチリーチリーチーと鳴くホオジロのさえずりである。辺り一面に響き渡っている。一体、どこで囀っているのかと辺りをキョロキョロしてみると、何と電線の上。これでは、あまりに趣がないなあと諦めたところ、今度は、別の方角から聞えて来る。良く良く辺りを見渡すと何と竹の上のところにホオジロの姿が見える。これは有り難い。そう思ってレンズを向けた。ほんの数枚撮ったところで遠くに飛び去って行ったのである。沼の畔には、心地良い風が吹き抜けて行く。
2023/6/5 アオスジアゲハ
俳句では、夏の季語になっている卯の花。ウツギの花とも呼ばれている。真っ白な花が一面に咲き、その香りに吸い寄せられるようにいろいろな蝶や昆虫が集まって来る。昨年、アサマイチモンジに出会ったので、今年も出会えればと出掛けてみたが、出会ったのは、テングチョウ、アオスジアゲハ、キタテハであった。
アオスジアゲハは、2頭飛んで来て、しばらく飛び回っていたが、大きな蜂が飛んできて、あっという間に遠くに飛び去ってしまった。生きるために皆、必死なのだと昆虫の姿を見て思ったことである。
2023/6/6 イチモンジチョウ
ゆっくりゆっくりながら、時折、場所を変えて散歩を続けている。時には、痛みが強く辛いこともあるが、歩く距離を短くしたりしながら、細々と続けている。この日の出会いは、イチモンジチョウであった。白い線がほっそりして何とも心細いのだが、イチモンジチョウとしておこう。昨年は、卯の花の咲くところで出会った。
野鳥だけでなく、蝶にも関心を持つようになって、日々心が潤っている。これからの時期、蝶との出会いがいろいろあることだろう。
2023/6/7 ウラナミアカシジミ
初めてゼフィルスを知ったのは、4年前のことである。いつも良く訪れる里山を歩いていると足元に何やら赤みがかった蝶らしき姿がある。どうやらアカシジミらしい。翅が大分欠損していて痛々しい。それが、ゼフィルスとの初めての出会いであった。
今季、アカシジミには、すんなり会え、翅の欠損もなく完品で実に美しかった。今度は、ウラナミアカシジミに会いたいと思い、栗林に出掛けてみると、何と栗の葉の上にちょこんと乗っかっているウラナミアカシジミの姿があった。少々高い位置であったが、満足のいく撮影となった。
2023/6/8 アマサギ
久しぶりにゆっくり田んぼを回ってみた。ほとんど期待はしていなかったのだが、嬉しいことにアマサギの姿を発見。なんとかカメラに収めることが出来た。野の草のところにグングン入って行くアマサギの姿を見て何とも心が弾んだ。緑の風が吹き渡る田んぼ。今の季節は、田んぼの風が嬉しい。
2023/6/9 ミドリシジミ
私の住んでいる地域で出会うことが可能なゼフィルスは、5種らしい。アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ミドリシジミ、ウラゴマダラシジミである。このうち今季会えなかったのは、ウラゴマダラシジミで誠に残念である。昨年より早めに出掛けたのだが、どうやら今季は、植物も昆虫もすべて時期が早いようで誠に残念である。
ミドリシジミは、昨年初めて出会ったところに行ってみることにした。かなり距離があったが、ミドリシジミ♂を見ることができた。さらに翅がかなり傷んでいるが、ミドリシジミ雌にも会うことが出来て,何とも嬉しいことであった。
2023/6/10 オオヨシキリ
田植えの時期を迎えた頃から賑やかな声が聞えてくる。♬ギョギョシ♬ギョギョシの声である。あちらからもこちらからも聞えて来るが、姿が見えない場合もある。葦原のなかで囀っているらしい。この賑やかな声は、時に大きすぎて暑さを感じるが、夏を迎えたという実感が湧いてくるのもこの♬ギョギョシ♬ギョギョシの声である。今しばらく田んぼや沼のほとりは賑やかな声で包まれることであろう。
2023/6/11 スズメ
鳥との出会いがずいぶん少なくなってしまったが、身近な鳥であるはずのスズメさえもなかなか出会いの機会がない。そう思っていた矢先、公園の駐車場に車をとめて休憩していると何やら小鳥が飛んできて、高いところの枝先にとまった様子。良く良く見るとスズメである。更に良く見ると嘴が黄色い。どうやら幼鳥らしい。辺りをキョロキョロしているようであったが、程なく親鳥が現れた。親子の愛。公園は、ひとときほのぼのとした雰囲気に包まれた。
2023/6/12 ミズイロオナガシジミ
昨年、とうとう出会いが叶わなかったのが、ミズイロオナガシジミである。今季は、なんとか会いたいものだと思っていたところ、願いが通じたようで目の前、程良い位置で観察することが出来たのである。それに翅も広げてくれた。翅は、黒味を帯びていて決して綺麗とは言いがたい。しかし、何とも魅力的である。とにもかくにもミズイロオナガシジミに出会え、開翅してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいである。
2023/6/13 アゲハ
ゆっくり歩く散歩道。いろいろ目先を変えて楽しんでいる。だんだん体力がなくなり歩くことが億劫な日もあるが、なんとか歩けることに感謝しつつ、細々と続けている。
この日の出会いは、アゲハ。右に左に自由気ままに飛ぶ姿を見ていると何とも羨ましくなってくる。道路沿いに植えられているムシトリナデシコのピンクの花にとまって吸蜜したり、また飛び立って別の花に移動する。余程、この花が気に入ったようである。美しい舞をゆっくり堪能することが出来たひとときであった。
2023/6/14 ミドリシジミ
例年5月の末ごろから6月初めにかけて見られるゼフィルス。この地域で観察出来る種は、限られていてアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ウラゴマダラシジミ、ミドリシジミの5種である。今季、色々な植物の開花がほぼ2週間早かったので、蝶の見られる時期も早まるかも知れないと予想を立て5月の半ば過ぎから行動を起こした。なんとか4種は、見ることが出来たが、ウラゴマダラシジミは、時期が遅かったようで、来年に持ち越しとなった。
ミドリシジミは、なんとか雄も雌も見ることが出来た。それぞれ1頭ずつである。雄は、あまりに距離があって不鮮明な写真となったが、出会えただけでも嬉しかった。雌は、翅が傷んでいるようであった。いずれにしても昨年見ることが出来なかったミドリシジミの雌に出会えて満足である。
2023/6/15 モモイロペリカン
久しぶりに訪れた沼のほとり。元気いっぱい♬ギョギョシギョギョシの声が聞えて来る。沼のほとりの人気者。カンタ君。もうかなりの高齢のはずだが、今も元気な姿を見せてくれた。漁師さんの舟に乗ってゆったりしている。ここがカンタ君の終の棲家なのだ。丁寧に丁寧に羽繕いをして、どっしりと漁船に座り込んだ。もっともっと長生きして欲しいものである。
2023/6/16 バラ
ずっと気になっていた薔薇の季節。一番の見頃は、5月から6月にかけてのようである。しかし、なかなか重い腰があがらず、ようやくバラ園に足を運んでみたが、少々時期が遅かったようである。それでもまだまだ美しく咲き誇る薔薇もあって、大いに楽しむことが出来たのだった。実際には、もっとずっとたくさんの種類のバラがあり、写真に収めきれなかった。
バラ園から離れたところでは、ソシンロウバイの実を見ることが出来た。お花は、何度も見ているが実を見るのは、初めてであった。
2023/6/16 ルリシジミ
久しぶりに訪れた公園。自然豊かな公園で大好きである。少々暗い空模様であったので、ほとんど会う人がいない。林縁部を何か出会いはないかとゆっくりゆっくり見て回った。木立の影になり、少々暗い場所であったが、1頭の蝶を見つけた。開翅していて美しい。咄嗟に蝶の名前が浮かんで来なかったが、落ち着いて考えてみるとルリシジミのようである。時折、翅を閉じてまたゆっくりと翅を広げる。しばらくの間、蝶の美しさに見惚れていた。静かな静かな公園でのひとこまである。
2023/6/17 コゲラ
久しぶりに里山に足を伸ばしてみることにした。出来れば色々な蝶に会いたいとの思いがあったのだが、近頃は、鳥との出会いも少ないが蝶との出会いもかなり減ってきているように思う。そのような中で今回は、まずまずの結果になり嬉しく思っている。
ひとつは、コゲラが目の前に降りて来てくれたことである。今まで木の上のコゲラは、何度も出会っているが、地上に降りているコゲラに出会ったのは、初めてであった。ほんの束の間の出会いであったが、心に残る出会いとなった。蝶は、ひさしぶりにルリタテハに出会い、ゆっくり樹液を吸蜜するシーンを見ることが出来たのだった。
2023/6/17 カイツブリ
久しぶりに向かった沼のほとり。水のある風景は、心落ち着き新たな力が湧いてくるような気がする。水草のあるところに時折、鳥の姿を見かけることがあるので、行ってみると何と嬉しいことにカイツブリの姿が見える。それも可愛い雛の姿まで見えて胸が弾んだ。しばらく様子を見ていると親鳥の背中に雛が乗って泳いでいるシーンを見ることが出来た。以前、他の場所でこのような光景を見たことはあるのだが、かなり距離があった。今回は、かなり近くで出会うことが出来、一層嬉しさを増したのである。
2023/6/18 ハナイカダ
少し時期が遅かったバラ園であるが、なんとか間に合って、色とりどりの薔薇を楽しむことが出来たのだった。バラ園の近くでは、久しぶりにハナイカダを見ることが出来たし、ハギの花も美しかった。ここは、自然公園に隣接しているので、里山の風景を満喫出来る。時には、狸も顔を出すのどかなところである。遊歩道に沿ってゆっくりゆっくり歩き、程良い運動になった一日である。
2023/6/18 ヒメジャノメ
ゼフィルスを求めて訪ねた里山。お目当てのミドリシジミは、なんとか独力で探すことが出来、その余韻を楽しむかのように他の蝶は、いないものかと探してみた。ここでは、茶色系の蝶ばかりが目についた。一番多く見かけたのは、ヒメジャノメである。1枚目の写真のように真上から撮影する機会は、なかなかないので、これは嬉しく思い出に残るひとこまとなった。テントウムシやバッタなどとの出会いもあり、もっと真剣に探せば、色々な昆虫との出会いがあることだろう。また、是非、訪ねてみたいところである。
2023/6/19 アカソバ
蝶を探しに出掛けた里山で思いがけずアカソバを見ることが出来たのだが、嬉しいことにそこには、蝶も姿を見せてくれた。一番多かったのは、モンシロチョウであったが小さなセセリ蝶も姿を見せてくれた。どうやらオオチャバネセセリらしい。近くには、ベニシジミも姿を見せてくれたのだが、アカソバには、とまってくれなかった。桑の葉には、カタツムリがとまり、樹液の出る大きな木には、サトキマダラヒカゲが2頭も。里山は、のどかで心落ち着くところである。
2023/6/19 アカソバ
蝶を探しに出掛けた里山で、思いがけずアカソバの畑が目の前に広がり、少々戸惑った。真っ白な蕎麦畑は、何度か見たことがあるが、季節は、夏の終わりの頃である。アカソバは、一度見たいと思いながら、なかなかその機会が巡って来なかった。近くのベンチに腰を下ろしアカソバをゆっくり観察する。そこには、モンシロチョウが数頭飛び回って何とも夢のような世界である。ワクワクドキドキしながらレンズを向け、しばし楽しむことが出来たのだった。
2023/6/20 ウラナミアカシジミ
運動を兼ねて時折、里山に足を運んでいる。植物や蝶に目をとめながら歩くので、痛みもときには忘れて蝶との出会いに夢中になっていることもしばしばである。この日は、ウラナミアカシジミ、コミスジ、ルリシジミ、ベニシジミとの出会いがあった。何故かルリシジミには、良く出会う。例年、ヤマトシジミとの出会いの機会が多いのだが、なぜかヤマトシジミの姿を見かけることがない。
植物は、桑やグミ、サクランボや木苺など見ているだけで楽しくなるような出会いが多かった。
2023/6/20 ミズイロオナガシジミ
蝶との出会いを求めて里山に何度か足を運んでみた。3年ほど前には、たくさんの蝶との出会いのあった場所が、すっかり草刈りされてしまい、蝶たちの居場所がなくなり何とも無残で寂しい状況に様変わりしてしまった。この悲しさ、寂しさ、悔しさをどう表現すれば良いのだろうか。
しかし、ここで思いがけない出会いがあった。ヒラヒラと目の前に降り立った蝶が、なっとミズイロオナガシジミであった。ただただ驚くばかりであった。ひとつひとつの出会いを大切にこれからも里山歩きを楽しんでいきたいと思った次第である。
2023/6/21 ルリシジミ
ゼフィルスとの出会いを求めて何度か足を運んだ里山。そこでは、お目当ての蝶との出会いの他にも色々な蝶との出会いが待っていてくれた。一番多かったのが、ルリシジミである。ルリシジミは、林縁部で見かけることが多い蝶であるが、出会えそうで案外出会えないので、今回、これほど出会いの機会に恵まれることは、何とも有り難いことであった。
そのほかに、ダイミョウセセリ、サトキマダラヒカゲ、キタテハ、ベニシジミなどとの出会いも嬉しいものであった。
2023/6/22 ギンバイカ
自宅近くを相変わらずゆっくりゆっくり歩いている。雨上がりの朝、自宅周辺を歩いてみると今まで気がつかなかった白い花が目に飛びこんで来た。ギンバイカである。昨年、初めて見た花で気になっていたのだが、雨のあとが、みずみずしくて白色が一層美しい。ギボウシには、水滴がついてこれまた綺麗である。一番嬉しかったのは、エゴノキの実が、びっしりついて音符のように垂れ下がっている光景を見ることが出来たことである。
のどかなのどかな散歩道。また、ゆっくりゆっくり歩いてみたいと思っている。
2023/6/23 アジサイ
ずっと気になっていたことがあった。それは、春になると聞えて来る鳥の声である。大きくなったり小さくなったりして辺りを飛び回っているように聞えるのだが、一度も姿を見たことがない。私の耳には、コチドリの声のように聞えるのだが、自宅周辺でコチドリを見たと言う話は、聞いたことがない。その姿をようやく見ることが出来たのである。4羽で飛び回っていたが、推測通り、コチドリであった。太陽光パネルの上に一羽のコチドリの姿を見ることが出来た。私にとって謎の鳥であったコチドリ。正体が解明してヤレヤレである。
2023/6/24 散歩道
近隣をゆっくりゆっくり歩いている。この日、最初に、目にとまったのは、ヤマボウシ。数日前まで真っ白な花が咲いていたのだが、いつの間にか玉のような実をつけている。自然は、本当に楽しい。ヒメコウゾは、赤い実をつけている。木陰のところで白い塊が目に入った。蛾かもしれないと思ったがカメラを向け、ビックリ。2頭のルリシジミであった。
梅林には、たくさんの梅の実が落ちていた。まだ木についている実もいくつかあって太陽に向かって微笑んでいるかのようであった。散歩道は、のどかである。
2023/6/25 散歩道
相変わらずのゆっくり散歩であるが、折々に色々な植物との出会いがあり、大いに楽しんでいる。今の時期は、紫陽花をはじめ彩り豊かで散歩の足取りが軽くなる。くちなしの白もナンテンの花の白もザクロの赤い花もコムラサキの紫色もビョウヤナギの黄色も皆、それぞれに美しい。植物にも関心を持つようになって散歩が一層楽しくなり感謝している次第である。
2023/6/26 里山散歩
大好きな里山をゆっくりゆっくり歩いてみる。足元で舞うのは、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミなどのシジミチョウ。見逃しそうになるほど小さいが、実にたくさんのシジミチョウに出会った。野の草もたくさん見かけたが、ネジバナがあちこちに見られて何とも嬉しい。水辺では、シオカラトンボがたくさん飛んでいる。のどかなのどかな里山のひとこまである。
2023/6/27 里山散歩
久しぶりに沼のほとりに立ち寄ったあと、里山をゆっくり歩いてみることにした。里山では、ブルーベリーがしっかりとたくさん実をつけており、柿の実も大きくなってきている。足元では、クサノオの黄色い花が、優しく微笑んでいる。少し離れた所では、コムラサキにも出会った。柳の所を飛び回っているコムラサキも見ることが出来た。賑やかな声がして飛んで来たのは、シジュウカラ。数羽で飛んで来たのだが、写真を撮れたのは、1枚だけである。のどかなのどかな里山のひとこまである。
2023/6/28 ヒバリ
ゆっくりゆっくり歩く散歩道。目先を変えて楽しんでいる。この日は、草地に舞い降りたヒバリとの出会いを楽しむことが出来た。広い広い草地の片隅でヒバリの声が聞えて来たが、最初、居場所が分からなかった。声のする方角を目で追って、やっとその姿を見つけることが出来た。ヒバリは、春のイメージだが、夏にも良く出会う。ヒバリの元気な姿に心和むひとときを過ごすことが出来たのだった。
2023/6/29 散歩道
相変わらず自宅近くをゆっくりゆっくり歩いている。今、八重のくちなしが甘い香りと共に清楚な姿を楽しませてくれている。「花の命は短くて」の言葉通りでくちなしの純白の花びらは、開花して翌日には、もう褐色になってしまう。全部ではなくて一部であるが、何とも悲しい気がする。
四阿のある公園では、ヤマモモが実をつけていた。下にもたくさん落ちていたのだが、今まで全く気がつかなかった。今年、初めて実がなったのだろうか。カリンは、10数個青い実をつけていた。
ゆっくりゆっくり歩いている。
2023/6/30 散歩道
自宅近くの散歩を続けている。植物との出会いも楽しみであるが、出来れば鳥に会いたいなあと思いながら歩いていると背後からオオスカシバが飛んで来てくちなしの花にとまった。鳥との出会いではなかったが、思わず胸が弾んだ。近くの草には、テントウムシ。さらに少し歩くとハギの花にルリシジミが飛んで来た。やはり生きものとの出会いは、嬉しさがひと味違うような気がする。ゆっくりゆっくり歩いている。