タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

2025/3/1 アカハラ

ずいぶん長い間、出会いの機会に恵まれなかったアカハラに出会った。工事中のあまり探鳥には、ふさわしくないような環境であったが、足場の悪いところを、ぴょんぴょん身軽に動き回っているのが、遠くから見えた。

しばらく様子を見ていると、まったく警戒するそぶりも見せず、こちらに近づいてくる。久しぶりの出会いであったので、ついついシャッターを押しすぎてしまった。今度、会えるのはいつになるだろうか。嬉しい嬉しい出会いであった。

2025/3/2 メジロ

自宅から徒歩2分ほどのところに河津桜が10本ほどある。そのシーズンを迎えると散歩の人たちでにぎわう。今年は、寒さのためであろうか、開花が例年より2週間から3週間ほど遅れた。

本日(3月2日)、散歩をかねて出かけてみると、2分咲きから5分咲きという感じで、河津桜がほころんでいた。散歩の人たちも入れ代わり立ち代わり、10人ほどのひとたちで賑わっていた。

ヒヨドリに追われながらもメジロが2羽飛んで来て、楽しませてくれた。河津桜が、もっともっとほころんだ頃は、メジロも数を増やしていることであろう。

2025/3/8 沼のほとり

久しぶりに訪れた沼のほとり。ひと頃の賑わいは、おさまったようで数人のカメラマンの姿を見かけるのみであった。沼には、ヨシガモの群れが見られ、熱心にディスプレイする様もなかなかに良いものであった。ナポレオンハットの緑の輝きが弥生の日差しを浴びて何ともまぶしい。一羽の雌を数羽の雄のヨシガモが取り囲んで、ディスプレイの仕草をする。まるで舞台を見る観客の気分での鳥見であった。

少し離れたところでは、人気者のモモイロペリカンのカンタ君が、大サービス。良いモデル役を務めてくれた。沼のほとりは、のどかである。

2025/3/11 河津桜の咲くころ

自宅から徒歩2分のところに河津桜の並木がある。10本ほどの河津桜が競うように美しい花を咲かせている。今年は、寒さのためであろうか、開花が半月以上遅れた。その河津桜も満開を過ぎ、緑の若葉も見え始めている。

その河津桜にヒヨドリが2羽、頻繁に姿を見せるのである。メジロも時には、10羽ほどの群れで姿を見せてくれるのだが、すぐにヒヨドリに追われてしまう。憎まれっ子のヒヨドリもよく見れば可愛い顔をしている。今日のモデルは、ヒヨドリである。

2025/3/14 河津桜の咲くころ

今年は、半月ほど遅れた河津桜が、しばらく見事な花を楽しませてくれた。流石に最盛期は過ぎたが、まだまだ花の名残を楽しむことが出来る。

その河津桜に数羽のメジロが姿を見せてくれる。時には、10羽に近い数のメジロの群れである。なかなか思うような位置にとまってくれなかったが、このメジロは、大サービス。良きモデルになってくれた。

2025/3/18 散歩道

気になりながら、なかなか足を運べなかった散歩道。久しぶりにゆっくりゆっくり歩いてみた。今の時期は、紅梅、白梅。さらに寒緋桜や河津桜などいろいろな花が出迎えてくれる散歩道である。

紅梅、白梅のところで、何か鳥が笹藪の中に入るのが見えた。鳥との出会いは、久しぶりなので、嬉しさと興味深さで、そっと近づいてみた。紅梅の奥の方にとまったのが見えたが、何分にも逆光である。そうこうしているうちに、飛ばれてしまった。そのジョウビタキが、姿を見せてくれた。もう少しでお別れであろう。

2025/3/23 沼のほとり

数日前に訪れた沼のほとり。ほとんどのカモたちが旅立ってしまったが、まだ遠くに数羽のカモたちの姿が見えた。モモイロペリカンのカンタ君は、相変わらず船の上で、元気な姿を見せてくれた。沼沿いに少し歩くとアオジがひょっこり姿を見せてくれた。さらに進むとツグミの姿。今季、飛来がかなり遅かったので、もうしばらく滞在してくれることだろう。沼のほとりはのどかである。

2025/3/26 ベニシジミ

春らしい日がようやく訪れて日中は、汗ばむ日もある。久しぶりに訪れた川沿いの散歩道。最初の出会いは、ベニシジミであった。目の前をひらひらと飛び、撮影しやすい位置にとまってくれた。何とも有難いことである。杖をついての散歩は、時に思うようにならないこともあって苦労する。

ベニシジミとの出会いは、久しぶりであった。決して珍しいチョウではないが、嬉しく胸弾むひとときを過ごすことができた。

2025/3/27 アトリ

川沿いの道を久しぶりに歩いてみた。ゆっくりゆっくり辺りの風景をかみしめるように。少し前にある樹々の間を何か鳥のようなものが動いた気配がした。歩くことがなかなか大変で、鳥見から遠ざかっているので、勘が鈍っている。それでも、かすかながら鳥の動く気配には、気が付いた。

逆光で見えにくいが、確かに鳥の姿が見えた。今の時期の出会いは、ジョウビタキであろうか?それにしては、体型が変である。とにかくレンズを向けてみた。しばらく撮影して、やっとアトリであることに気が付いた。嬉しい嬉しい出会いであった。

2025/3/29 タネツケバナ

久しぶりに訪れた川沿いの散歩道。柔らかな春の日差しの中で、野の花も草も生き生きと深呼吸しているように見えた。ホトケノザは、ずいぶんあちこちで見事な花をつけている。タネツケバナは、遠慮がちに白い花をつけて微笑んでいるように見えた。

ウグイスのさえずりが聞こえたので、その方角に目をやると、一羽の鳥が大きな木から飛び立って枯れ草の中に降り立った。かなり距離があったが、それはホオジロであった。近くには、オオイヌノフグリが爽やかなブルーの花をいっぱい咲かせている。ベニシジミもひらひらと舞いのどかなのどかなひとときを過ごすことが出来たのである。