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4月7日の朝、6時15分にホテルを出て徒歩で田原川湿地に向かった。まだ薄暗く、東京近郊での日の出の時間との違いをはっきり認識することが出来た。
田原川では、セッカがしきりに鳴き、飛び回っていた。シロハラクイナの鳴き声も良く聞こえてきた。笹にとまったシロハラクイナが鳴いている姿をスコープを通して見せていただいたので、鳴き声とシロハラクイナの姿が一致して眼と脳裏にくっきりと刻み込まれた。シベリアセンニュウの声も聞くことが出来たが、姿を確認することは出来なかった。ムジセッカの声も聞いた。姿もはっきり確認でき、何とかカメラに収めることができたのは、嬉しい。
早朝探鳥を終えての帰り道、かなり距離はあったが、電線にとまっているジャワハッカの姿を見ることが出来た。
朝食後、9時から探鳥開始。田んぼでは、この日もオオメダイチドリの姿が見られた。ウズラシギ、セイタカシギ、コアオアシギの姿も確認。田んぼの風は心地よい。「オオノスリ!」との声で上空を見上げる。かなり遠くに飛んでいる猛禽の姿があった。あまりに遠くてノスリとの違いをはっきり確認出来なかったのが残念である。
島の中でよく見かける与那国馬。おとなしい性格だそうである。馬の後を追うようについて行くアマサギの姿は、何とも微笑ましく心が和んでくる。牧草地では、ムネアカタヒバリを見かけることが多かった。
ツバメチドリの飛翔を何とか撮りたいとカメラを振り回したが、とうとう1枚も撮れなかった。翼下面の赤褐色が何とかわかる写真が1枚だけあった。
この日、稲の緑が優しい田んぼで夏羽と冬羽のアカガシラサギに出会えた。夏羽の方が綺麗だが、冬羽は、初めて見るので嬉しかった。
淡い紫色の小さな花の咲く草地でコチドリに出会った。よく見る鳥だが、旅に出て出会うと、また趣が異なり、新鮮な印象を受ける。
夕方、比川の田んぼで、リュウキュウヒクイナの姿を見ることが出来た。与那国島では、クイナの方が珍しいそうだが、私にとっては、リュウキュウヒクイナとの出会いは、ほんの一瞬であったが嬉しい出会いであった。
明日の出会いを期待して、この日の探鳥は終了した。
石垣島 |
与那国島の鳥1 |
与那国島の鳥2 |
与那国島の鳥3 |
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