タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

2023/3/1 メジロ

自宅から5分もかからないところに河津桜のポイントがある。若木の頃は、少々頼りない気もしていたが、今は、ずいぶん堂々として道行く人の目を楽しませてくれている。その河津桜にメジロが吸蜜のため姿を見せてくれる。昨年までは、2羽のメジロが時折、姿を見せてくれるだけであった。ところが今シーズンは、何とも大盛況で、入れ替わり立ち替わり7~8羽のメジロが姿を見せてくれる。吸蜜に一生懸命で警戒心がなく、すぐ目の前、手の届くようなところにまでやってくる。

いつかメジロが並んだところを撮影したいと思っていたのだが、その思いが届いたようである。この日、2羽が寄り添うように河津桜の木にとまっている姿を見ることが出来たのだった。お互いに相手の羽を突いているように見えたのは、羽繕いのお手伝いなのだろうか。何とも心和むシーンであった。

2023/3/2 散歩道のひとこま

ずっと気になっていた川沿いの公園。何とか重い腰を上げて出掛けてみることにした。辺りは、枯れ草色ばかり。川沿いの桜もまだまだ蕾が小さくて固い。そこにエナガの群れが飛んで来た。枝が入り組んでいて、右往左往しているうちに飛び立たれてしまい、結局、シャッターを押すことすら出来なかった。

ちいさな白い花が、あちこちに見られる。枝ぶりと葉の様子からユキヤナギのようである。後、ひと月もすれば、雪が降ったように真っ白なユキヤナギが見られることであろう。桜の木には、シジュウカラとジョウビタキが姿を見せ、モデルになってくれた。エナガも後から、姿を見せてくれてなんとか撮影出来たのだった。

2023/3/3 房総のむら

久しぶりに訪れた房総のむら。農村歌舞伎舞台に並んだ約190体の七段飾りは、実に見事で圧巻であった。会期は、令和5(2023)年2月11日 (土曜日) から令和5(2023)年3月5日 (日曜日)の 午前9時から午後4時30分までということであったが、何も知らずに訪れただけに驚きと共に鮮烈な感動を覚えたのである。

辺りを散策すると梅の花が咲き、菜の花が彩りを添えて、いくつかの農家の佇まいや調度品なども見学できゆとりのひとときを過ごすことが出来たのだった。

2023/3/4 セイタカシギ

越冬のシギを期待して寒い間、数回足を運んだ蓮田地帯。ほとんど出会いはないのを承知の上で訪ねている。この日、嬉しいことに3羽のセイタカシギに出会った。今では、ごく当たり前に田園地帯でセイタカシギを見ることが出来るが、鳥見を始めて間もない頃は、セイタカシギは、干潟で見るシギとの思いが強かった。

光線も程良く、蓮田の水が、珍しく水色で綺麗であったので、この日の出会いは、鮮烈な思い出となったのである。

2023/3/5 モズ・ジョウビタキ

時々訪れる静かな公園。ほとんど人に会うこともなく、ひっそりしている。訪れた日もどなたに会うこともなく、ひっそりしていた。一瞬、声がして鳥が飛んだ。行き先を見届けてレンズを向けるとモズであった。久しぶりの出会いであったので、レンズを向け数枚撮ることが出来た。

少し歩くと今度は、赤味のある鳥が飛んだ。ジョウビタキである。チョコンと橋の欄干のところにとまり、右を向いたり左を向いたりして実に可愛い。日々、暖かさを増せば、移動の日も近くなることだろう。また、来季の出会いが楽しみである。

2023/3/6 散歩道

ゆっくり歩く散歩道。野鳥だけでなく色々な植物が目に入り、足取りも軽くなる。河津桜は、10本ほどあって、散歩の人の目を楽しませてくれている。セイヨウマユミは、今まで気がつかなったが、赤くて可愛い実をつけていて見ていると心がほっこりしてくる。笹のある一角は、何とも風情があって素敵であった。

光線は悪いのだが、ジョウビタキとメジロにも出会った。ジョウビタキは雌であったが、尾羽を目一杯拡げてくれて、それが何とも美しかった。散歩道は、のどかである。

2023/3/7 のどかなひととき

春の訪れを感じる光景をあちこちで見かけるようになった。近くの公園では、紅梅を背景に白梅の写真を撮ることが出来た。日本画風で、自画自賛になるが、大いに気に入っている。近くの河津桜のところでは、ヤマガラに出会った。正面からでは、枝かぶりになってしまうので、背後からの撮影になり、証拠写真になってしまったが、それでも嬉しかった。

これから日に日に暖かさを増していくことであろう。春は、心がほっこりしてくる。

2023/3/8 アカハラ

例年、アカハラを良く見かける公園を昨年末ごろから数回訪ねてみたが、なかなか出会いが叶わない。今季は、出会いは無理かな?と諦めかけた時、ひょっこり目の前に姿を見せてくれたのがアカハラだった。詳しい方のお話しでは、どうやらオオアカハラらしい。こちらの気配に気がついていると思うのだが、大胆に採餌を繰り返していた。

一瞬、木にとまったこともあったのだが、枝かぶりで断念せざるを得なかった。もう少しの間、滞在してくれるだろうか。また、公園を訪ねてみたいものである。

2023/3/9 ツグミ

今季、ツグミの飛来は、遅かったのだが、年が明けてからポツポツ出会いの機会が巡って来て、近頃、良く出会う。田んぼを回っていても、ツグミが姿を見せてくれる。ツグミは、地味だがなかなか美しい鳥だと思っている。時折、出掛ける公園では、数羽のツグミが飛んだりはねたり、大サービスであった。ツグミは、かなり遅くまで滞在するので、桜の木に止まった姿を見せて欲しいものである。

2023/3/10 メジロ

毎年、楽しみにしている河津桜。自宅からすぐのところにあって、何度も何度も足を運んでいる。一分咲きの頃から、足を運んでいたので、メジロとの出会いの機会も多く、今年は、存分に楽しませてもらった。もうそろそろ終わりに近づいているが、まだもう少し楽しめそうである。

七分咲きくらいの頃が、メジロが見やすくて、ずいぶん楽しませてもらった。色々な姿を見せてくれたメジロに感謝である。来季も河津桜とメジロのシーンを撮影出来るだろうか。今から楽しみである。

2023/3/11 シロハラ

時折、訪ねる静かな公園。暖かい日を選んで久しぶりに出掛けてみた。いつものようにゆっくり歩を進めていると、一羽の鳥が飛び立ってすぐ近くの木に飛び移った。良く良く見るとシロハラのようである。今季、シロハラとの出会いの機会は少なかったので、慎重にレンズを向けた。やや警戒気味であるので、じっと動かずに待った。ほどなく木から地上に降りて、採餌をするような姿勢をとった。これで一安心。目の前をゆっくり移動するシロハラを存分に観察することが出来た。嬉しい嬉しい出会いであった。

2023/3/12 ヒヨドリ

時折出掛ける散歩道。近隣の河津桜にばかり気を取られていて、梅の時期であることを見落としていた。紅梅と白梅が庭一面にあるスポットがあり、思いがけずお花見を楽しむことが出来たのだった。その紅梅、白梅を見るだけではなく、美味しい蜜を求めて姿を見せたのがヒヨドリである。あまり人気のない鳥であるが、良く見ると何とも可愛い顔をしている。小さなメジロや他の鳥たちを蹴散らして、我が物顔で吸蜜するので、嫌われてしまう。のどかな長閑な散歩道。ヒヨドリもたまには、良いものである。

2023/3/13 エナガ

紅梅、白梅に感激してたくさんシャッターを押し、そろそろ帰ろうと思ったとき、遠くにエナガの声が聞えて来た。♬ジュリジュリジュリ。だんだん段々近づいて来る。♬ジュリジュリジュリ。梅の木の高いところに一瞬とまったが、撮影困難。諦めたが、一瞬、茂みに入るのが見えた。そっと近づいてエナガの動向を見守る。込み入った植え込みの中に入り込んでしまった。辛抱強くチャンスを待って、何とか数枚撮ることが出来た。嬉しい嬉しい出会いであった。

2023/3/14 ハジロカイツブリ

久しく足を運ぶことのなかった海辺に出掛ける機会があり、漁港をいくつか回ってみた。最初の漁港で出会ったのは、ハジロカイツブリの群れ。全部で50羽くらいの群れであったろうか。半数ほどが、夏羽に換羽していて、金色の耳飾りをつけている。もう少し近くで姿を見たかったが、まずまずの距離で見ることが出来て嬉しかった。潜水を繰り返しながら、あっという間に、沖の方に姿が見えなくなってしまったので、少々残念な思いが残っている。出来ることなら、今シーズンの間に、もう一度会いたいものである。

2023/3/15 カンムリカイツブリ

久しぶりに出掛けた海辺でハジロカイツブリの群れに出会った後、夏羽のカンムリカイツブリにも出会った。少々距離があり、あっという間に姿が見えなくなってしまったので、数枚のカットがせいぜいであった。冬の装いに比べれば、夏の装いのカンムリカイツブリは、重厚感があり、見応えがあるように思う。なかなか海辺に出掛ける機会がないので、今度、カンムリカイツブリに出会えるのは、いつになるだろうか。

2023/3/16 アカエリカイツブリ

ハジロカイツブリの群れとカンムリカイツブリに出会った漁港で、アカエリカイツブリにも出会った。冬から春にかけて、海辺に出掛けると良く出会ったのが、アカエリカイツブリだった。もうずいぶん長いこと、海辺に足を運ぶことがなかったので、何とも懐かしい思いがこみ上げてきた。夏羽になる頃まで滞在してくれたら嬉しいのだが、そろそろお別れの時期だろうか。今度は、ミミカイツブリにも会いたいものである。

2023/3/17 ヒヨドリ

毎年早春の気配を感じる頃からソワソワして出会いを期待しているのが、河津桜に姿を見せるメジロである。その河津桜に我が物顔で姿を見せるヒヨドリもモデル役として、忘れてはならない存在かもしれない。

今年の河津桜は、例年より、長い間、可愛い花を楽しませてくれた。それ故、何度も何度も足を運び、メジロやヒヨドリとの出会いの機会も多く嬉しい限りである。来週くらいには、ソメイヨシノも開花するであろうか。少々ご紹介するのが遅くなってしまったが、河津桜に来るヒヨドリとメジロ。今季は、これが最後である。

2023/3/18 チョウ

ずっと気になっていた川沿いの道。3月半ば頃になると、ベニマシコの姿を良く見かけたのは、かなり以前のことである。おそらく10数年前になるだろうか。淡い期待で出掛けてみたが、以前のような面影は、全くなく、鳥の気配が、あまりしない。スズメだけは、多数見かけたが、他は、ウグイスの囀りだけであった。

そのような中で、今季初めてのチョウとの出会いは、嬉しかった。キタテハ、ベニシジミ、モンキチョウ。モンシロチョウも飛んでいたが、残念ながら撮影叶わずであった。また、お天気の良い日に出掛けてみたいと思う。

2023/3/19 アオジ

久しぶりに訪れた公園。程良い大きさの公園で、自然がたっぷり残っている。以前は、フクロウやアカゲラなど色々見られたのだが、近頃は、すっかり静かになってしまったようだ。カメラマンの姿もほとんど見かけず、たまに見かけても手持ち無沙汰のようである。

茂みの中から姿を見せたのは、2羽のキジバト。それに続くように姿を見せたのがアオジであった。雄と雌。久しぶりの出会いである。ほとんど日の当らない暗いところで一心に採餌を始めた。ほんのひとときであったが、嬉しい出会いであった。

2023/3/20 夕暮れの散歩道

いつもふたりで歩く散歩道。ゆっくりゆっくり歩くので、いつの間にか日暮れの時間になってしまった。夕陽に染まる光景は、いつも見慣れた世界とは、また別の不思議な世界を見せてくれた。それは、まるで藤城清治の影絵の作品を見るようで、実に美しく心に残るものであった。

振り向くと月がおぼろに霞んで、これは、またお伽話の世界であった。「むか~し むかし あるところに」語り部の声が聞えてくるようであった。夕暮れ時の散歩道。いつもとは違う世界を味わうことが出来たのだった。

2023/3/21 公園のひとこま

何年ぶりになるだろうか。鳥に関心を持ち、探鳥会などに参加するようになって、今まで知らなかったスポットにも足を運ぶようになったが、ここ数年、探鳥会に出掛けることも皆無に等しくなっている。コロナの影響もあるが、何分にも歩くことが困難で、車から観察出来るようなところへ出掛けることが多かったからである。

この公園は、10数年前、探鳥会で訪れて知った場所である。久しぶりに公園の一角だけ歩いてみると前方にシロハラが姿を見せてくれた。あまり警戒することもなく、良いモデルになってくれた。以前は、ミヤマホオジロなども姿を見せてくれたのだがと昔を懐かしんで公園を後にした。

2023/3/22 散歩道のひとこま

アオジに出会った公園で、ジョウビタキにも出会った。込み入った茂みの中から、ひょいと姿を見せたのがジョウビタキの雌であった。雄の姿も一瞬見えたのだが、すぐに姿を隠してしまって、とうとう写真を撮ることは出来なかった。鳥との出会いの少ないときに、このジョウビタキは、ゆっくりモデルになってくれて感謝、感謝である。

自然がたっぷりの静かな公園。また、ゆっくり出掛けてみたいと思っている。

2023/3/23 沼のほとり

昨シーズンも長い間、沼のほとりに滞在したアカガシラサギ。今季も飛来していると大分前に教えて頂いたのだが、なかなか重い腰があがらない。昨シーズン6~7回足を運んで結局、飛び立った瞬間を見ただけで写真が撮れなかった。その無念さもあって、出掛ける気力が失せてしまっていたのだった。

通りがかりに立ち寄ってみたところ、何とアカガシラサギが逆光ながらもいるではないか。保護色で見落としそうになったが、やっと会えた。数年前に沼のほとりで出会ってはいるのだが、今回は、独り占めで何とも嬉しかった。夏羽になるまで、滞在してくれるだろうか。また、立ち寄ってみたいと思っている。

2023/3/24 カタクリの里

スプリング・エフェメラルとも言われるカタクリの花。以前、信州で見たことがあるが、近郊では、ほとんど見る機会がなかった。FBで紹介されていたので、出掛けてみることにした。初めての場所で、少々戸惑ったが、現地の方の親切な案内で、カタクリの花を久しぶりに見ることが出来たのだった。

残念だったのは、花が少々傷み始めていたのと、地面にへばりつくように咲いていたので、撮影がなかなか難しかったことである。いつか機会があったら、また別の場所でカタクリの花を見たいものである。

2023/3/25 メジロ

久しぶりに出掛けた沼のほとり。ゆっくり歩いてみるとすでに花が終わってしまった梅の木に動く鳥影がある。メジロであった。どうやら2羽いるようで、一心に餌取をしている。梅の花は、すでに終わっているので、小さな虫をとっているようであった。蛋白源は、大いに必要としていることだろう。二羽は、おそらく番で、これから繁殖のため、たっぷり栄養をつけなければならない。それにしても、全く警戒心がなく、目の前まで姿を見せてくれたのには、驚いて、こちらが後ずさりするほどであった。生きるということは、こんなにも真剣なものなのだと思った次第である。

2023/3/26 スズメ

久しぶりに足を運んで見た川沿いの道。鳥たちとの出会いにも淡い期待があったのだが、菜の花が川沿いに咲いていることを大いに期待していた。予想通りというか期待通りと言えば良いのか、菜の花が実に見事に咲いていた。

残念ながら鳥たちとの出会いは、さっぱりで、これは、どこへ行っても同じことが言えるのかもしれない。ただスズメの姿だけは、良く見かけた。自宅周辺でスズメに出会うことは、皆無であるので、これは、これで嬉しかった。春がいっぱいの散歩道。また、ゆっくり歩いてみたいものである。

2023/3/27 ヒドリガモ

久しぶりに歩いてみた川沿いの道。一面に咲いている菜の花には、心癒やされ、目の保養になって嬉しかった。以前、訪れたとき、大分先の方にヒドリガモがたくさんいたことを思い出し、足を伸ばしてみると、嬉しいことにたくさんのヒドリガモの姿が見えて来た。あれからずいぶん年月が経つのに相変わらず、ヒドリガモがたくさん集まっていて、心が弾んだ。

良く見るとコガモも数羽いて、のどかな光景をしばし眺め心安まる思いがしたのだった。もうすぐ旅立ちであろう。また、来季の出会いを楽しみにしている。

2023/3/28 ヒレンジャク

今季、各地でヒレンジャク、時にはキレンジャクも交じり、かなり大きな群れが見られているという。久しぶりにレンジャクに会いたいものだと思っていたが、出かけないことには、出会いは成り立たない。数年前にレンジャクを見かけたところに出かけてみようと思っていた矢先、知人からレンジャク情報をいただいた。

早速、出かけてみると、すでにカメラマンがたくさん集まっていて、静かに待っている。そのお仲間に入れて頂き、久しぶりの鳥見らしい鳥見となった。待つほどもなく、ヒレンジャクが鳴きながら林の中を飛び回る。なかなか近くには、来てくれないが、これほどたくさんの群れが鳴きながら飛び交うシーンは、今までに見たことがなかったような気がする。

木の洞に水がたまっているところがあるようで、そこに入れ替わり立ち代わりヒレンジャクが姿を見せる。2羽で、言い合いをしているシーンもあって、見ごたえのある鳥見となった。

2023/3/29 ウグイス

鳥との出会いは、以前に比べれば、かなり少なくなってスズメでさえ、なかなか出会えなくなっている。いくつかの散歩コースを回ってみたが、やはり鳥影は、薄い。そのような中で、ウグイスのさえずりを耳にした。木々の込み入ったところを動き回っているのは、分かるのだが、なかなか撮影には、至らない。そのような時、やっと撮影できるような位置にウグイスが姿を見せてくれた。レンズを向けた瞬間、飛び立たれてしまい、何とか写っていた1枚がある。このような瞬間も珍しいかと思い、画像をアップすることにした。

2023/3/30 散歩道

ゆっくり歩く散歩道。植物にも関心を持つようになって、近隣の散歩が一層、楽しくなってきた。日に日に暖かさを増す今日この頃、少し見ない間に植物は、大きな変貌を遂げる、健康維持のためにも、散歩を継続したいと思っている。

ちょっと用事が立て込んでいて、久しぶりに近隣を歩いてみると、河津桜は、すっかり葉桜になっていた。目についたのは、馬酔木、ヒュウガミズキ、リョクガクバイなどである。気になっていたクロッカスは、見当たらなかった。少々、時季が遅かったのかもしれない。巣箱は、相変わらず、入居者が決まらないらしい。

のどかで心落ち着く散歩道。また、ゆっくり歩いてみたいものである。

2023/3/31 雪割草

昨年の今頃、雪割草を見に行ったことを思いだし、重い腰をあげて出掛けることにした。暖かい日が続いていたので、きっと可愛い花がたくさん見られるかもしれないとの思いがあったのだが。

かなりきつい勾配のあるところを登るので、今の私には、少々無理があり、手を引いてもらって、何とか目的地まで歩いた。到着した先には、可愛い可愛い雪割草が、笑顔で微笑んでくれて、足腰が痛いのをすっかり忘れていた。うつむき加減の雪割草には、一層、心惹かれ、立ち去りがたい思いがしたが、体力を考え、その場を後にしたのだった。