鳥との出会いは、不思議なものだと常々思う。今回が、三度目の訪問である舳倉島。野鳥観察舎やその周辺、ハイウェイと呼ばれる通りなどで行き交う人との会話は、「鳥が少ないですね。」と何とも寂しいものであった。
しかし、鳥が少ないと言われる中で、私にとっては、心に残る出会いがいくつかあった。その一つがアカマシコ♀である。今までに、オオマシコやギンザンマシコに出会ったことは、何度かあるが、アカマシコとの出会いは、初めてである。図鑑でしか見たことのないアカマシコ。真っ赤な♂であったら、嬉しさは、さらに増したことであろうが、目の前に姿を見せてくれたアカマシコ♀との出会いに心から感謝している。
そして、ほぼ同じ場所に姿を見せてくれたチョウセンメジロやカラフトムジセッカ。久しぶりのベニヒワやブッポウソウとの出会いもまた、嬉しく心に残るものである。