2014/5/26 舳倉島の鳥たち
2014年5月18日の朝、輪島港を9:00に出港し、渡り鳥の楽園、舳倉島に向かった。鳥に関心を持つようになって以来、長い間、一度は、訪れてみたいと願っていた舳倉島。その夢が実現したのが、2012年5月であった。ご一緒させていただいた皆様の温かいご配慮で、今回、3回目の舳倉島入りである。
民宿に荷物を置き、まずは、野鳥観察舎に向かった。そこでは、ヨタカが初夏の日差しを浴びて気持ち良さそうに休んでいた。埼玉や東京の公園でヨタカを見たことはあったが、距離があり、その姿を細部にわたり観察するのは、今回が初めてである。
宮沢賢治の「よだかの星」の冒頭にある「よだかは、実にみにくい鳥です。顔は、、味噌(みそ)をつけたようにまだらで、くちばしは、ひらたくて、耳までさけています。」その一節が、脳裏をよぎるほど余裕を持ってヨタカの姿を見ることが出来たのである。