タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ カラフトムジセッカ ]

カラフトムジセッカの画像

2014/6/5 舳倉島の鳥たち

5月19日の早朝、民宿の前に出てみると、聞きなれない小鳥の声が聞こえてくる。それは、地鳴きではなく、明らかに囀りと思えるものであった。白い花の咲くグミの木立から聞こえてくるその声にしばし耳を傾けていたが、突然、目の前にアカマシコが姿を見せると、その声は、中断したように思われた。それは、自分の観察する姿勢が、正体不明の囀りより、目の前のアカマシコに心を奪われたからかもしれない。

アカマシコは、すぐに姿を消し、今度は、距離はあるが、グミの木の見える位置に、1羽の小鳥が姿を見せた。これが、あの囀りを披露していた鳥の正体である。その鳥の名は、カラフトムジセッカ。これもまた、私にとって初めての出会いの鳥であった。

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