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[舳倉島の鳥たち(その1)]

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2012年5月13日輪島港を9:00に出港し渡り鳥の楽園、舳倉島へ向かった。ちょうどバードウォッチングに好適なシーズンとあって定期船「ニューへぐら」は、バードウォッチャーで溢れていた。以前、飛島を訪れたとき、ひどい船酔いを経験しているので、知人の勧めもあり、1時間半の航路を甲板で過ごすことにした。その航路では、アカエリヒレアシシギの群れ、また群れ。その数は、一体どれほどになっただろう。何とかレンズを向けたが、どれも酷いブレ写真ばかり。航路での撮影は、なかなか難しい。

七ッ島をゆっくり見ながら、いよいよ舳倉島入り。今回、初めて訪れる舳倉島であったが、舳倉島に精通された方とご一緒させていただき心強い限りであった。民宿つかさに荷物を置き、早めの昼食を済ませた後、いよいよ探鳥開始。

初日、島の半周を案内して頂いたが、最初に見た野鳥観察舎で、観察窓を覗くとハチジョウツグミが目の前に迫るような感じで姿を見せてくれた。この冬、姿を見ることのなかったアトリも。そしてムギマキが、ひらりと姿を見せてくれた時の感激は、何と表現すれば良いのだろう。ムギマキは、舳倉島では当たり前なのだと聞いて、さらにびっくり!

野鳥観察舎から海岸に向かう道は、チャバラアカゲラを待つ人でいっぱいだった。そこを素通りしてシマノジコのポイントに向かった。運良く2羽のシマノジコ♂を観察。赤褐色と黄色のコントラストの綺麗な鳥である。シマノジコのポイントで今日、帰られるという方から、チャバラアカゲラの動向、ムジセッカの声を聞いたということ、竜神池付近でヤマショウビンを見たとの情報があることなどを教えていただいた。

その方の言葉を頼りに野鳥観察舎で待機。近くにいた女性にチャバラアカゲラの撮れたて画像を見せて頂き、イメージを膨らませて待った。諦めかけた午後4時半過ぎ、目の前の松の木にチャバラアカゲラは、姿を見せてくれた。

今回、舳倉島の大スターであるチャバラアカゲラを見て大満足。宿へ戻る足取りの何と軽かったこと。そこでは、初めての出会いのチフチャフ、タイワンハクセキレイも待っていてくれた。

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