2018/7/1 アオバズク Brown Hawk-Owl
早いもので、今日は、もう7月。七夕も、もうすぐである。6月の末には、飛びきり暑い日もあり、戸惑うことも多かった。鳥との出会いの少ない時季であるにもかかわらず、ごくごく身近な鳥たちであるが、それなりの出会いがあり、楽しい思い出を残すことが出来た6月であった。
青葉の頃に飛来するというアオバズク。暑さの中で、緑陰を求めて出かけてみると、程よい位置に姿を見せてくれた。待つほどのこともなく、エンゼルポーズ。今まで、このようなシーンに出会ったことがなく、少々あせってシャッターを押し続けた。今月の半ば過ぎには、元気な雛の姿が見られるだろうか。無事に巣立ちの日を迎えられるよう願っている。
2018/7/2 ツバメ Barn Swallow
田んぼ回りをしていると、颯爽と飛ぶツバメの姿を見かけることが多い。しかし、以前に比べるとずいぶん数が少ないように感じるのだが、地域によって違うのだろうか。元気よく飛び回るツバメの姿を写真に撮りたいと思うこともあるが、多分、無理であろうとレンズを向けることは、ほとんどない。
田んぼ回りの途中で立ち寄った、小さな公園で、思いがけずツバメが飛んで来て、目の前にとまった。何とも嬉しい出会いである。すぐに飛び立ってしまうと思ったのだが、実にゆったりとしている。まだ若いツバメのようであったが、たった1羽で、寂しくないのだろうか。元気に逞しく過ごして欲しいものである。
2018/7/3 シジュウカラ Japanese Tit
田んぼでは、相変わらず、♪ギョギョシ♪ギョギョシの声が賑やかである。他に出会うのは、カルガモ、アオサギ、スズメ、ヒバリなどだろうか。蝶や蜻蛉にも目を向けると田んぼ回りが、一層楽しい。
車を降りて、少し歩いてみると、青々と桜の葉の生い茂るところに、1羽の鳥が飛んできた。シジュウカラの幼鳥のようである。近隣を散歩するとき、何度か見かけたシジュウカラの幼鳥だが、いずれも、葉かぶりだったり、高い高い木の上で、良く見えない位置だったりで、写真を撮れる状況ではなかった。不慣れなコンデジであったが、急いでレンズを向け、何とか撮ることが出来た。幼鳥は、可愛らしくて出会うと、心が和んで来る。
2018/7/4 オオヨシキリ Oriental Reed Wabler
田んぼや葦原で、元気いっぱい囀っていたオオヨシキリも、最盛期に比べると、その声を聞く機会が、ずいぶん少なくなって来た。しかし、まだ、時々、♪ギョギョシ♪ギョギョシの声を耳にする。
葦原の中にある1本の木。どうやら、その中にオオヨシキリは、いるらしい。双眼鏡で覗いてみると、「いた!いた!」葉の陰に隠れたり、真っ赤な口を見せて力一杯囀ったりしている。複数回、繁殖することがあると教えて頂いたので、もしかすると、今回は、第三回募集であろうか。葦原からは、♪ギョギョシ♪ギョギョシの声が、響き渡って来る。
2018/7/5 散歩道
田んぼの緑は、夏の日差しを浴びて、日々色濃くなっていく。まだ暑くならない朝のうちに、馴染みの田んぼをゆっくり回ってみる。ヒラヒラ、ヒラヒラ舞うモンシロチョウが、至る所で、出迎えてくれる。こんなにたくさんのモンシロチョウを今までに見たことがあったろうか。
シロツメクサのところを見ると、見慣れない蝶の姿が、目に入った。帰宅後、図鑑を調べてみるとヒメアカタテハのようである。少し離れたヒメジョオンのところでは、ベニシジミが2頭飛んでいる。まだ、蝶に足を踏み入れたばかりで知らないことばかりだが、花がらみで撮影出来ると嬉しさが増す。
朝のひととき、蝶散歩は、実に楽しい。
2018/7/6 アマサギ Cattle Egret
今季は、どうしたことか、ほとんど姿を見かけることがなかったアマサギ。かなり遠くに一度見かけたことがあるだけであった。いつものように田んぼを回って、カメラを片付けた途端、何と目の前にアマサギの姿。順光で良い位置にいたのだが、カメラを準備している間に、逆光側に飛ばれてしまった。
しかし、かなり近い。こんな機会は、なかなかないと思い、ドキドキしながら、カメラを向ける。アマサギとの出会いの機会が、こんなに少なくなる日が来るとは、思ってもみなかった。アマサギは、稲田の中に入り、一心に食事をしている。しかし、散歩の人が、通りかかったので、ぐんぐん奥に入ってしまったので、それを潮時に引き上げることにした。
ささやかであるが、嬉しい出会いのひとときであった。
2018/7/7 アオサギ Grey Heron
田んぼで、一番良く出会うのが、アオサギだろうか。ひとつの田んぼに、6羽も7羽もアオサギの姿を見かけたこともある。そのアオサギが、公園の木の上で、ゆったりと休んでいた。ずっと後ろ向きであったが、一面に睡蓮の咲く池を眺めていると、ようやくこちらに向きを変え、伸びをしてくれた。その姿が、何とも楽しくて、心和む光景であった。
もう少し離れたところでは、青空を背景に木の天辺に佇んでいるアオサギもいて、田んぼで見るアオサギとは、また違った雰囲気を楽しむことが出来た。見慣れたアオサギも場所が変わると、ひと味違ったものに見えて来る。
2018/7/8 イチモンジセセリ
野鳥以外の自然にも目を向けるようになって、ずいぶん見方が変わってきたように思う。蝶や蜻蛉、昆虫、植物などにも関心を持つことで、見えて来るものが、自ずと違って来る。
昨年の今頃、紫色の花の咲き乱れるところで、オオヨシキリに出会った。もしかすると今年も出会えるかもしれないと出かけてみると、モンシロチョウが、たくさん舞っている。ずいぶんたくさんのモンシロチョウで、見ていて飽きることがない。しかし、良く良く見てみると、茶系の小さな蝶の姿が見える。イチモンジセセリかもしれない。そう思いながら、レンズを向け、数枚、写真に収めた。
帰宅後、調べてみると、やはりイチモンジセセリのようである。蜜を吸うシーンが、克明に写っていて、楽しくなってくる。セセリチョウの目は、黒くて実に可愛らしい。今度は、他のセセリチョウにも会いたいものである。
2018/7/9 スズメ Eurasian Tree Sparrow
鳥との出会いの少ない昨今であるが、スズメの姿は、時々見かけることがあり、嬉しくなってくる。それは、田んぼであったり、街中であったり、公園であったり、場所は、色々であるが、スズメの姿に癒やされる思いがする。
何カ所か回って、鳥との出会いのなかった日、最後に出会ったのが、嘴の黄色いスズメと親スズメであった。親スズメは、すぐに飛び去ってしまったのだが、嘴の黄色い子スズメは、木陰が、お気に入りのようで、ゆったりとしていた。その姿が、何とも微笑ましくて、レンズを向けた次第である。暑さを避けて、木陰で涼を楽しんでいたのかもしれない。
2018/7/10 サギ
稲の緑が、日々、色濃くなっていく田んぼ。しかし、今の時期に、田植えが済んだばかりのところもあって、少々驚く。暑い時期なので、朝早い時間帯に、少し田んぼを回ってみる。
田んぼで一番良く出会うのは、アオサギだろうか。田んぼ回りをして、アオサギに出会わないことは、まずないのでは、ないだろうか。一時期、チュウサギも良く見かけたが、今は、見る機会が少なくなったように思う。思いがけず出会ったのが、ゴイサギである。突然、姿が見えたので、なかなか良いシーンは、撮れなかったが、久しぶりにゴイサギの姿を見て嬉しかった。
夏の田んぼでは、サギたちとの出会いが、一番多いかもしれない。
2018/7/11 ハクセキレイ White Wagtail
今の時期は、幼鳥に出会う機会が多い。薄い色のネクタイをしめたシジュウカラや嘴の黄色いスズメ、時には、ホオジロの幼鳥に出会うこともある。田んぼで良く出会うハクセキレイだが、幼鳥には、あまり出会う機会がなかった。
田んぼを一通り回って、そろそろ引き上げようと思った時、目に入ったのが、ハクセキレイである。ちょっと距離があり、すぐには分からなかったが、良く良く見るとハクセキレイの幼鳥のようである。口元を見ると、スズメと同じく嘴が黄色く何とも愛らしい。ささやかな出会いであったが、ひととき心和むことが出来た。田んぼでは、色々な出会いが待っている。
2018/7/12 ヒバリ Eurasian Skylark
田んぼの緑が色濃くなって、すっかり夏らしい光景になってきた。いつものように、ゆっくり田んぼを回ってみると、青々としたヨモギの上に、ヒバリの姿が見えた。最初、見かけたヒバリは、雌であろうか。何か落ち着かない止まり方をしていたが、すぐに飛び立ってしまった。
さらに田んぼを回ってみると、また、別のところで、ヨモギの上にいるヒバリの姿を発見。今度は、どうやら雄らしい。堂々とした止まり方で、余裕をもって辺りを見渡している。春には、揚げひばりを良く見かけたが、今の時季は、田んぼや畑で見かけることが多い。暑さをひととき忘れる出会いであった。
2018/7/13 田んぼのひとこま
決まって足を運ぶのは、田んぼである。見慣れた田んぼの表情は、稲の生育状況が良く、緑の絨毯を敷き詰めたようで美しい。6月の末になって田植えをしたところもあり、少々驚いているが、逞しく育っている早苗を見ると、こちらも元気になってくる。
鳥との出会いの少ない時季だが、カルガモには、良く出会う。稲と稲の間から、ひょっこり顔を見せることもある。キジも姿を見かけるが、一頃よりは、出会いの機会が少なくなったように思う。スズメも見かけるが、案外、警戒心が強く、飛ばれることが多い。身近な鳥たちばかりだが、会えると心が和み、元気が湧いて来る。
2018/7/14 散歩道のひとこま
暑さを避けて、朝露が、まだ降りている頃、ゆっくりのんびり散歩を楽しむ。薄紫のイヌゴマが、咲いているところでは、モンシロチョウを良く見かけるが、真っ先に目に飛び込んできたのは、キタテハ。イチモンジセセリも数頭、見受けられる。ヒラヒラと飛んで来たのは、モンキチョウ。白い個体と黄色い個体。ヒラヒラと仲良く舞う姿が、美しい。
ハスの花のあるところに回ってみると、イトトンボの姿が、見えた。会いたかったイトトンボ。これは、アジアイトトンボだろうか?アオモンイトトンボだろうか?空を仰ぐと夏の雲が、ムクムクとわき上がり、何とも楽しくなってくる。途中で見かけたアメリカザリガニも郷愁を感じさせるような懐かしさがあった。
2018/7/15 キジ Common Pheasant
春、早い頃から田んぼで見かける機会が多くなるのが、キジである。その色彩の豊かさからか、キジの♂の姿を多く見かけるように思う。♀を見かけるときは、大抵すぐ近くに♂が姿を見せるようである。
しかし、暑さを感じるようになる頃、キジの♀の姿を見かけたときは、要注意。雛が、一緒にいることが結構あるのだ。例年、もっと早くから、キジの雛の姿を見かけるのだが、今季は、なかなか出会いの機会に恵まれなかった。田んぼを回って特段の出会いもなく、引き上げようと思った時、稲田に身を隠すようにしているキジの♀の姿が目に入った。もしやと思い、目をこらすと、草陰に小さな目が、光っている。今季、初めての雛との出会い。嬉しいひとときであった。
2018/7/16 オオヨシキリ Oriental Reed Wabler
田んぼや葦原で、元気いっぱい囀りを披露していたオオヨシキリだが、流石に、今の時期になると、ずいぶん静かになってしまい、ちょっぴり寂しい。時折、♪ギョギョシ♪ギョギョシの声を聞くと、懐かしいような気分になってしまう。
蝶の姿を良く見かける草地で、イチモンジセセリを見ていると、突然、バサッと鳥が飛んで来た。オオヨシキリである。すぐそばの葦原のところで、辺りの様子をうかがっているようだ。次の瞬間、何かを嘴で、つかまえた。良く見るとイチモンジセセリのようである。子育て真っ最中なのであろうか。何とも複雑な心境であった。
2018/7/17 オオジシギ Latham's Snipe
緑の稲田が広がる光景が大好きで、田んぼには、良く足を運ぶ。特に7月に入って、出会いを楽しみにしているのが、オオジシギである。しかし、今年の田んぼは、どうしたことか、鳥影が、実に薄い。スズメやカワラヒワなどでも、なかなか出会わない。それでも、諦めずに時折、田んぼに足を運ぶ。
逆光で草かぶりであったが、タシギのシルエットとは違うと思えるジシギの姿を確認出来たのは、少し前のことである。一瞬であったが、何とか撮影出来た画像をPCに取り込んで、細部を見ようと思ったが、思っていた以上に草かぶりがひどい。もう一度会いたいと足を運んでみたものの、全く気配さえない。わかりにくい画像であるが、嘴、顔、全体の印象からオオジシギであろう。またの出会いを楽しみにしている。
2018/7/18 コジュリン Japanese Reed Bunting
まれに見る豪雨が、各地をおそったり、格別の暑さが続いたり、自然現象とはいえ、何とも言葉がない。この暑さは、一体、いつまで続くのだろうか。
連日の暑さに閉口しているが、朝早く、時々田んぼに足を運ぶ。稲田を見ると、早くも稲穂が見え始めている。朝早いと朝露が、キラキラ光って、緑の稲田が、一層美しく見える。遠くから、かすかにコジュリンの声が聞こえたように思った。ヒバリの声も聞こえて来る。ゆっくりゆっくり田んぼを回ってみると、ちょうど良い位置にコジュリンの姿が見えた。お腹側なので、少々残念だが、とても綺麗な個体である。朝のひととき、嬉しい出会いであった。
2018/7/19 ホオジロ Meadow Bunting
田んぼで出会う鳥は、限られているが、それでも田んぼの風景と雰囲気が好きで、好んで田んぼに足を運ぶ。連日の暑さで、鳥たちは、どこかへ避難してしまったのだろうか。いつでも尾をふりふり出迎えてくれるハクセキレイの姿さえ、なかなか見当たらない。
稲田を見渡すと、田植えの時期によって、また、場所によって、生育状況が様々だが、すでに稲穂が顔を見せているところもあり、少々驚く。鳥には、なかなか出会わないが、コフキトンボとノシメトンボと思われるトンボが、ゆったり飛んでいた。
ふと気がつくと、ホオジロが、程よいところにとまっている。何だか全体が、ずいぶん黒ずんで見えたのだが、若い個体なのだろうか。それとも夏の日差しが強すぎて、黒ずんで見えたのだろうか。ともあれ、ホオジロに出会えてヤレヤレである。
2018/7/23 ヒクイナ Ruddy-breasted Crake
初めてヒクイナを見たのは、与那国島であった。リュウキュウヒクイナであるから、本土で見るヒクイナとは、少々違うのかもしれない。それでも初めての出会いで嬉しかった。10年前の2008年4月のことである。
あの頃、ヒクイナを見ることは、希であったのだが、ここ数年、ずいぶん観察されているようである。地球の温暖化で、繁殖率があがったのだろうか。いずれにしても、観察しやすくなって嬉しい限りである。
そのヒクイナに偶然、出会った。田んぼに響き渡るヒクイナの声に足をとめ、しばらく待ってみると、何と姿を見せてくれたのである。思いがけない嬉しい出会いであった。
2018/7/24 ヒバリ Eurasian Skylark
連日の暑さに閉口しているが、朝早く、短時間で田んぼを回ってみる。鳥たちとの出会いは、相変わらず少ないが、それでも、思いがけない出会いも時にあるので、できる限り、足を運んでみる。
この日の出会いは、ヒバリ。春の田んぼでは、良く揚げひばりに出会ったが、今は、あぜ道で、時々出会う。田んぼの中にある草地で、何かかすかに動く気配がしたのだが、良く見るとヒバリであった。ちょっとかくれんぼでもしているような雰囲気で、何とも微笑ましく嬉しくなって、レンズを向けてみた。見慣れたヒバリも場所によっては、新鮮で嬉しいものである。
2018/7/25 アブラゼミの羽化
植物や昆虫など、野鳥以外にも目を向けるようになって、楽しみが増えたように思う。こちらの気持ちが伝わるのか、単に、今まで気がつかなかっただけなのか、思いがけない新鮮な出会いが、時にある。
朝早く訪れた公園で、思いがけずアブラゼミの羽化を見ることが出来た。その様子は、あまりに神秘的で、一瞬、一瞬、ドキドキしながら、見守っていたのだった。辺りを見渡すと、たくさんの穴が開いている。おそらく、土の中にいたセミの幼虫は、ここから出て来たのであろう。セミの抜け殻は、至るところに見られ、中には、羽化に失敗したと思われる姿もある。
緑色から白く透き通るような羽になり、やがて、アブラゼミ独特の色合いに変化していく。命を感じることが出来た朝の公園。素敵な朝のひとこまである。
2018/7/26 イソシギ Common Sandpiper
昨年の夏の田んぼでは、タカブシギ、クサシギ、イソシギに出会ったのだが、今年の夏の田んぼは、鳥影薄く、なかなかシギには、出会わない。3年ほど前には、バンなどにしても、たくさん見かけたのだが、本当に鳥との出会いが少なくなってしまった。
草地の中にある小さな木にとまったホオジロを見ていると、何かシギらしい鳥が飛ぶのが見えた。コチドリは、時に見かけることがあるが、どうもコチドリではないようだ。どこに飛んで行ったのか、辺りを探してみると、前方にイソシギの姿が見えた。少しずつ接近。久しぶりに見るシギの姿に胸が弾む。地味な鳥だが、イソシギも良く見れば、なかなか綺麗である。
2018/7/27 アオバズク Brown Hawk-Owl
木々の緑が美しくなってくる頃、繁殖のために飛来するアオバズク。今年もいつものところに、2羽のアオバズクが元気な姿を見せてくれた。雌のアオバズクは、洞の中に入り、その洞が見える位置に雄のアオバズクが一日中、じっとしている。
やがて、雛の巣立ちが近づいて来ると雌も洞から出て、我が子をじっと見守る。そろそろ巣立ちではないかと、何回か足を運んでみたものの、今日も外れの繰り返し。猛暑の中、やっと巣立ちした3羽の雛を見ることが出来た。全部で4羽とのことであったが、その後、どうなったのだろうか。また、来年、元気な姿を見せて欲しいものである。
2018/7/28 真夏の田んぼ
連日、猛暑が続き、鳥見もままならなかったが、やっと一息と思える涼しい朝を迎えている。猛暑の最中に、朝早く田んぼを回ってみた。稲や野の草に水滴がつき、ひととき爽やかさを感じることが出来た。
いつも見かけるカルガモが、2羽並んで何とも微笑ましい姿を見せてくれたのが、嬉しい朝でもあった。雄のキジも姿を見せてくれたが、こちらに向かって来る姿は、ちょっと怖い。逆光の中であったが、クサシギも姿を見せてくれた。少々距離があり、残念だったが、またの出会いを楽しみにしている。
2018/7/29 シジュウカラ Japanese Tit
朝早くと夕方近くになると、シジュウカラの声が聞こえて来る。ベランダに出てみるのだが、なかなか姿を見ることが出来ない。時には、数羽の群れで飛んで来て、あっという間に飛び去って行く。カメラがすぐに準備出来ず、残念な思いを何度も繰り返している。
真っ白なキョウチクトウが咲いているところの奥の方で、動く鳥影。やっとシジュウカラの姿をとらえることが出来た。どこでも、いつでも会えるシジュウカラだが、ベランダから見る姿は、何とも言えず嬉しいものである。
2018/7/30 スズメ Eurasian Tree Sparrow
鳥との出会いの少ない田んぼであるが、スズメの姿は、時々見かける。それも、6月から7月にかけて出会ったスズメの嘴は、ほとんどが黄色い。つまり巣立ってそれほど日数がたっていないスズメなのであろう。その表情が、何とも愛らしくて出会う度にレンズを向けている。
この日の出会いは、やや逆光気味であったが、可愛いスズメの姿を見て嬉しくなってしまった。街中でも出会えるスズメだが、いつ出会っても、癒やされる思いがする。
2018/7/31 散歩道
暑さが続く中、朝早く、散歩を楽しむ。木陰に入ると、ひんやりして気持ちが良い。ザクロが赤く色づいているのが、目に入った。すぐ近くでは、セミの声。アブラゼミが多いようだが、良く見るとニイニイゼミがとまっている。抜け殻もあって、羽化して間もないのだろうか。
水辺の方に移動してみると、チョウの姿がいくつか見える。青みがかった紫色が美しいのは、ツバメシジミだろうか。ベニシジミもとまっている。黄色い花には、ヤマトシジミ。見たことのないシジミチョウの姿、これは、ウラギンシジミらしい。朝のひととき、嬉しい出会いであった。