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昨晩は、かなり雨が降ったが、今朝は、雲が多いもののお天気は回復したようだ。所用を済ませてから今日も田んぼに向かった。
実り豊かな稲穂が一面に広がる様が、私には何よりの清涼剤。緑の中で、アマサギ、チュウサギが、採餌している姿が、心和ませてくれる。カワラヒワが1羽、畦道に降りた。
いつものコースを一回りしてみる。トウネンが2羽、一心に採餌中。ちょっと距離があったが、しばらくトウネンの可愛らしい動きを観察する。左手の方から現れたのは、メダイチドリ。右に行ったり左に行ったり熱心に採餌している。しばらくすると、かなり離れた水溜りで水浴びを始めた。近くにコチドリがやって来て、チョッカイを出したが、メダイチドリに追い払われた。
もうひとつの田んぼでは、緑の柔らかそうな草のところにヒバリシギの姿があった。
あまり人のいない田んぼをゆっくり一回り。今日も、心やすらぐひとときを過ごすことが出来た。
今日も、はっきりしないお天気だった。時折、雷がなり、ぱらぱらと降り出したり、お天気がめまぐるしく変わってくる。今、また凄い勢いで雨が降り出した。豪雨で被害に会われた方々は、本当にお気の毒で言葉もない。
今日は、1時間ほど田んぼを回ってきた。セイタカシギが2羽、緑のある水辺で優雅に歩いている。1羽は、赤くて長い足の目立つ成鳥。もう1羽は、幼い感じの幼鳥である。
少し水のある休耕田では、コチドリとハクセキレイを見かけた。草むらの中では、カワラヒワが3羽、熱心に採餌中。ごくごく普通に見られるカワラヒワだが、動きを見ていると愛おしくなってくる。
昨日、ジシギに出会ったところに行ってみたが、今日は姿が見られなかった。昨日出会ったジシギは、水のないところで休息し、水の無いところを、しきりにつついていた。嘴の長さと顔つき、行動を観察しチュウジシギと判断した。野外観察を続けるうちに、次第に自分で識別できるようになってくると嬉しいものである。
28日から29日にかけての豪雨で、関東地方は、大荒れ。渡り途中の鳥たちは、こんな雨をどのように凌いで過ごすのだろうか。田んぼや干潟で見られる鳥たち、そして東京近郊の公園や屋敷林などに立ち寄る鳥たち。
今日は、久しぶりに公園に出かけたが、蚊にさされるばかりで、早々に切り上げ、田んぼを回ってみた。土手の上から見ると、黄金色に実った稲穂が、一面に広がり、美しく輝いているように見える。こんな景色を見ているときが、一番、心やすらぐ。
たわわに実った稲穂のすぐそばの草むらで、キジの雌が、頸を伸ばして辺りの様子を伺っている。稲穂に目を移すと、そこにセッカがとまっている。まるで稲穂を啄ばんでいるように見える。思わずカメラを向けてシャッターを押す。偶然の出会い。セッカに会いたい会いたいと思っていたが、こんなに近くでセッカに会えるとは。
今日の出会いに感謝。
今日は、蒸し暑い一日だった。雨の予報であったが、お昼近くまで、何とかもってくれた。これなら田んぼ回りも出来るかもしれないと昼食後、田んぼに向かった。田んぼに向かう途中で、ポツポツと降り出し、急に雨脚が強くなってきた。圧倒されそうな雨の勢いである。この夏、このような勢いの強い雨が、何度もあった。
気象条件が、いろいろ変わり、鳥たちの飛来も少なくなっているのだろうか。そんなことを考えながら、田んぼに着いた。いくつか田んぼを回ってみると、コアオアシシギ、エリマキシギ、タカブシギ、アオアシシギ、イソシギ、コチドリなどの姿を確認することが出来た。
もうひとつの田んぼでは、緑の中で、トウネンが1羽、熱心に採餌している。ハクセキレイやセグロセキレイ、カワラヒワ、ヒバリの姿もある。ツバメもたくさん飛んでいる。ふと左手の方を見ると、セイタカシギが、1羽。何だかスラリと脚の長い少女のような雰囲気で、緑の中で採餌中。なかなか良い雰囲気だ。 私は、こんな出会いが大好きだ。今日の出会いに感謝。
今日も田んぼめぐり。ずいぶん過ごしやすくなって探鳥するのも楽になってきた。最初に出会ったのは、オグロシギ。ちょっと遠かったけれど出会った記念にシャッターを押す。
次に出会ったのは、ヒバリシギ。すぐに草むらの中に入って姿が見えなくなってしまった。近くにいるコチドリは、ゆったりとあまり動かずにいる。ハス田の方を回ってみると、タカブシギが8羽。いつの間にか、ずいぶんタカブシギの姿が増えた。もう少しすると他のシギたちの姿も見えるかもしれない。
もうひとつの田んぼでは、ヒバリシギが2羽。熱心に採餌している。2羽の色が違っていて、ちょっと不思議な感じがした。稲穂の垂れる畦道では、キジの雌が、静かに佇んでいた。
秋の色が、日に日に濃くなる田んぼ。明日は、どんな出会いがあるだろう。
今日も雨模様の一日だった。雨の日の探鳥もまた楽しいのだが、画像の整理も滞りがちで、まずは、昨日の画像から整理を始めた。
昨日、田んぼで出会ったトウネン。ちょこちょこと良く動き、背景を考えて撮影する余裕がなかった。トウネンの動きを見ていると、微笑ましくて心が和んでくる。良い位置に来たと思ったら、後姿。撮影となると、なかなか難しい。
今まで、横向きを撮影する機会は、多かったのだが、今回、正面の姿を撮影できた。この可愛らしい表情が大好きだ。
今度は、オジロトウネンやヨーロッパトウネンとの出会いを期待しよう。
雨が降ったりやんだり、でも傘をさすほどではなくて、今日も田んぼを回ってきた。
今日の最初の出会いは、トウネン。可愛らしいトウネンが4羽、近くまでやってきて一心に採餌している。ちょこちょこと動く様が、何とも言えず微笑ましくて、私の大好きな鳥のひとつである。少し離れたところでは、ヒバリシギの姿が見える。タカブシギも1羽、やってきた。草の陰に見え隠れしている鳥は、何だろう?気になるなあ。ようやく全身見えた。ウズラシギだった。
水溜りの奥の草のところで、何かが動いた。ちょこちょことよく動くシギたちに比べて、じっとしている。ジシギだ。オオジシギだと嬉しいのだが。じっくり観察すると嘴がずいぶん長い。どうもタシギのようだ。
いよいよ秋の到来。季節を感じさせる鳥との出会いだった。
今日は、一日中、はっきりしないお天気だった。田んぼまわりにも出かけたが、雨が降り出し、早々に帰宅した。
先日、今の時期にしては、珍しいアオバズクに出会うことが出来た。私が、そのアオバズクに出会った日は、8月も半ばを過ぎていたが、雛達は、洞の中にいて、まだ巣立ちしていないという。雌のアオバズクは、逆光の位置にいて、私の腕では、なかなか撮影が難しかった。それにかなり暗い。
雄のアオバズクは、やや明るい位置にとまっていた。右の目の金色は、よく見えるのだが、左の目は、どうも様子がおかしい。地元の方のお話では、昨年から怪我をしているとのことだった。それでも、遠い遠いところから飛来してくるのだから、その力強さに大いに心を動かされた。
私が、あのアオバズクに出会った数日後、雛達は、無事に巣立ったという。
来年もまた、元気な姿が見られると良いのだけれど。
今日も涼しい一日だった。所用で鳥見に出かけられなかったので、ずっと気になっていた画像を整理することにした。ちょっと撮りすぎ、シャッターの押し過ぎと反省するものの、なかなか、これがやめられない。
鳥に会えると嬉しいし、鳥たちの何気ない仕草や表情をカメラに収めようと、ついついシャッターを切っている。田んぼ回りをしていると、良く出会うのが、稲を啄ばんでいるスズメ、水が少し入っている田んぼでは、ハクセキレイ、カワラヒワやヒバリも良く見かける。
今の時期は、ツバメにも良く出会う。道路に黒い点のように見えるのは、大抵ツバメたちが休息している姿だ。ツバメの画像を整理していて、おや?と思ったのが、今日の画像である。ショウドウツバメ。初めての出会いだ。情けないことに撮影していたとき、気がつかなかった。
やはりシャッターは、たくさん押すことになりそうだ。
今日は、ずいぶん涼しい一日だった。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」田んぼの稲は、まさにそのような雰囲気である。休耕田が少なくなり、シギ・チの飛来を待つ人間には、寂しい限りであるが、稲田が一面に広がる中を、涼風が吹きぬけ、早くも秋の気配を感じるようになってきた。
その実り豊かな稲穂が重なり合うようになった畦道に、キジの兄弟の姿があった。草の中に身を隠すようにしたり、2羽で顔を見合わせたりしていたが、突然、1羽が飛び上がった。まるでオリンピックの競技でも見ているような光景だった。それは、ほんの一瞬のことだったが、今まで一度も見たことのない鮮烈な印象を受けた。
秋の気配を感じる田んぼで出会った、心に残る一こまである。
久しぶりに近くの公園に出かけようと思ったけれど、曇りがちで、シギ・チの撮影向きと思ったので、やはり今日も田んぼに向かった。しかし、田んぼに到着する頃には、太陽が顔を出し、相変わらず暑い日差しの中、田んぼめぐりをすることとなった。
早くも稲刈りが始まっているところもあり、昨日、スズメが新米の試食会をしていたタイミングの良さに驚いている。今日の最初の出会いは、ヒバリシギ。動きの速いこと速いこと。続いてコアオアシシギ、アオアシシギ、タカブシギ、キアシシギ。コチドリ。
最初、草の影でよく見えなかったシギが、大分近づいてきた。キアシシギと思っていたが、全然違う。脚が赤いのでアカアシシギかなあ?与那国島で遠い遠いアカアシシギを田んぼで見たが、ずいぶん印象が違う。自信がないので帰宅後、図鑑を見ながら、画像を確認。やっぱりアカアシシギのようだ。フラッグがついていて重そうな雰囲気。本当は重くないそうだが、脚を痛めているのか、歩きにくそうだった。
昨日、1羽だったエリマキシギが、今日は2羽になっていた。最後にセイタカシギにも出会え、今日の鳥見は終了した。今日の出会いに感謝。
今日も田んぼを回った。一時期の猛暑に比べれば、ずいぶん楽になったが、まだまだ暑い。稲穂は、日一日と重そうになり、スズメが美味しそうに、新米の試食会を開いているようだった。
いつものように、一通り見て回ると、水辺にコアオアシシギ、アオアシシギ、そしてエリマキシギの姿が見えた。そのシーズンごとに、やっぱりエリマキシギには、会いたい。ちょっと遠いけれど、車の中から撮影する。平和な水辺の風景だ。
しばらく田んぼを回っていると道路をふさぐように横一列に30羽ほどのアマサギが並んでくつろいでいる。そっとそっと車で近づいていく。ふんわりと優しくアマサギの群れが一斉に飛び、車を先導しているかのようだ。まるでアマサギと一緒になって空を飛んでいる気分だ。映画WATARIDORIのシーンを思い出すような光景だった。
田んぼめぐりは、素敵なドラマがいっぱいだ。
大森駅からバスに乗り、久しぶりに東京港野鳥公園に向かった。何回か行ったことはあるのだが、記憶があやふやで、素直に東京港野鳥公園で下車すれば良いのに、とうとう終点の大田市場まで行ってしまった。
そのような訳で、余分な時間をとり、現地に到着したのが、1時を回っていた。シベリアオオハシシギ。まだ出会ったことのない鳥である。図鑑は見てきたものの、心細い。スコープを見せていただき、ようやく特徴を捉えることが出来た。今まで、こんなに長い時間スコープを見たことがない。それほど、じっくりシベリアオオハシシギ幼鳥の姿を観察した。
私の400mmレンズで、何とか捉えることが出来る距離に来たとき、スコープで観察したのが、大いに役立った。距離が近づいたとは言え、かなり距離があり、その上、ガラス越しの撮影なので、何とか特徴を捉えることが出来る程度の写真であるが、初見初撮りの嬉しい記念となった。
ご一緒させていただいた皆様、たいへんお世話になりました。
今日も、田んぼに向かった。シギ・チの探鳥は、車からが主となるが、昨日、雨が降ってから、暑さが峠を越し、あの猛暑の中、田んぼめぐりをしていた頃と比べると、しのぎやすく、ずいぶん楽になった。エノコログサの揺れる水辺では、秋の気配すら感じる。
昨日、一昨日と、元気良く飛び交っていたツバメの若鳥たちは、場所を変えたようで、2〜3羽飛んでいる姿が見られただけである。広々とした水辺では、アオアシシギが1羽、ゆったりと採餌している。昨日、見かけたコアオアシシギやウズラシギなどの姿が見られないのは、ちょっと残念。
今日は、サギたちの姿も少なかった。田んぼの畦を見ると大きな鳥の姿。何とオオタカだった。先日、白い羽がたくさん落ちているのを見かけたが、あれは、サギの羽だったのだろうか。
いつの間にか、稲穂がずいぶん重そうになってきている。秋が確実に近づいているようだ。
ずっと暑い日が続いていたが、昨夜からの雨で、ずいぶん涼しくなった。今日は、久しぶりに探鳥会に参加した。小雨が降ったりやんだりする中を、シギ・チを探しながら、車でゆっくり田んぼを回った。
一番嬉しかったのは、コアオアシシギ5羽の姿を観察出来たことである。そのコアオアシシギが、ウズラシギとアオアシシギと一緒に採餌している場面もゆっくり観察することが出来た。別の田んぼでは、セイタカシギ2羽の姿も、近くで観察することが出来た。
探鳥会の後、もう一度、田んぼを回ってみると、ウズラシギとイソシギが、仲良く並んで休んでいる。別のイソシギは、アスファルトの道路に出てきて、雨の風景を楽しんでいるようだった。コアオアシシギ5羽が、鳴きながら飛んでいる姿も見られた。アオアシシギは、かなり近くで観察できた。タカブシギは、すぐ目の前の田んぼに舞い降りて、しばらく楽しませてくれた。
雨の日もまた楽し、と思わせてくれるシギたちとの出会い。田んぼめぐりは、飽きることが無い。
身近な鳥のひとつであるツバメ。今日、鳥との出会いが少なくがっかりして帰る途中、ツバメが水辺でたくさん飛び交っている場面に出会った。近くの電線を見ると、そこには、巣立ったばかりと思われるツバメが、たくさんとまっていた。
つい先日、巣立ち間近と思われるツバメの雛たちを、3箇所で見る機会があった。ツバメの巣は、何回か見たことはあるのだが、今まで、撮影したことがなかった。それに近くでじっくり観察したこともなかった。よくよく観察してみると、ツバメの雛の頭には、髪飾りのような産毛があり、ふわふわとしてとても可愛らしく見えた。
ツバメの雛が、黄色い口を大きく開けて、親鳥の給餌を待つ場面は、あちこちのブログで、何回か見たことはあるのだが、実際に、自分の目でしっかりと観察することが出来たのは、数日前のことである。
今日は、飛翔訓練と思われる場面に遭遇し、巣立ってまだ日の浅いツバメたちが、元気良く飛び交っている姿を、ゆっくり観察することが出来た。
ツバメたちの無事の成長を心から願い、暑い日差しの中、帰路についた。
今日も暑い一日だった。2日ほど所用で、鳥見に出かけられなかったので、今朝は、少し早起きして、田んぼに向かった。朝日の中、少し靄がかかって幻想的な雰囲気。ここに鳥が現れてくれれば、言うことなしなのだが、何故か今朝は、鳥影薄しの状態。
ぐるぐる田んぼを回っている間に、だんだん日が昇り、じりじりと暑くなってきた。ようやくコチドリの姿が見えた。見え始めると、あちらの田んぼでも、こちらの田んぼでもという具合に、コチドリの姿が、目に付き始めた。
コチドリの姿を、目で追っていると、可愛らしいシギの姿が、草の間に見えた。ヒバリシギだ。ちょっと遠くて厳しい撮影。でも記念写真をパチリ、パチリと数枚撮った。
もうひとつ、別の田んぼを見渡すと、今度は、オバシギの姿が見える。田んぼで、オバシギを見るのは、初めてかもしれない。結構、動きがゆっくりで、動きの速いシギに比べれば、撮影しやすかった。
汗を流しながら、今日も、田んぼの鳥達との出会いを楽しむことが出来た。今日の出会いに感謝。
真夏の暑い日差しの中、緑の稲穂が揺れる中を、田んぼめぐり。7月から、ずいぶん休耕田を捜し歩いた。昨年、シギ・チを楽しませてもらった田んぼが、すっかり干上がり、もしかしての思いで、何度か訪ねてみるものの、相変わらず、水の気配は、感じられない。
そんな中、水をたたえた田んぼを見つけると、ほっとして、鳥たちの姿がなくとも、嬉しくなってくる。その水をたたえた田んぼに、アカエリヒレアシシギが1羽、ゆったりと静かに泳いでいた。手の届くほどの位置にいて、「さあ、思う存分、お撮りなさい。」とでも言っているかのようだった。
この幸せなひとときに感謝。今頃、次の中継地でゆっくりしていることだろう。
今朝、住まいの入り口の壁面に、アブラゼミがとまり、すぐ左上にセミの抜け殻があった。夏休みとセミ時雨。今、アブラゼミの声を聞きながら、とりどり日記を書いているが、セミの声を聞くと、淡い郷愁を感じる。真夜中、セミが羽化するのを、じっと観察した日もあった。
そのセミだが、寿命が短いことは、良く知られている。その上、鳥たちに狙われる。私が、何度か見たことがあるのは、ツミの幼鳥が、セミを捕食する場面である。ブッポウソウもセミを捕食すると言う話を聞いたことはあったが、一度も見たことがなかった。ところが、先日、思いがけずブッポウソウに会い、その上、アブラゼミを捕食する場面に遭遇した。
短い命に、さらに追い討ちをかけるかのように、鳥たちに狙われ、何ともはかないセミの生涯である。しかし、鳥たちにとっては、生きるための有難い存在なのではないだろうか。
あのうだるような暑さの日、思いがけず出会えたブッポウソウ。あの特有の「ゲゲッ」の声を一言も聞かせてくれなかったが、今頃、どうしているのだろう。
今日は、太陽が顔を出したり、にわかに雨が降り出したり、天候の変化に戸惑いながらの鳥見であった。最初に出会ったのが、タカブシギ。水田の中にポツンと1羽。次に出会ったのは、アオアシシギ2羽とイソシギ。
空が暗くなり雨が勢い良く降り出した。雨の中、双眼鏡で田んぼを見渡す。ムナグロは、わかったが、どうも見えにくい。そのとき、たくさんのシギたちが、一斉に飛び立った。シギたちが、慌てふためく。黒い鳥が1羽、低空飛翔。やっとわかった。オオタカの出現だ。雨の中の一瞬の出来事だった。
いつの間にか雨が上がり、次に葦原に回った。ジュクジュクジュク。オオセッカの声が、よく聞こえる。前回、声だけで姿を確認できなかったのだが、今日は、スコープを見せていただいた。はっきり、くっきりオオセッカの姿が見えた。
ハス田も見て回ったが、これといった出会いもなく、久しぶりに干拓地に回ってみると、アオサギが、こんもり土の盛り上がったところに、礼儀正しい姿勢で立っている。まるでネクタイでも締めているかのように。「今日は、出会いが少なくて残念ね。お疲れ様。」アオサギに慰められて、太陽が傾きかけた中を帰路についた。
私の好きな田園風景。緑の稲穂が一面に広がる。最近、一番多く見かけるのは、サギたちの姿だ。特にアマサギの群れを見かけることが多い。トラクターが入っている田んぼに、アマサギの姿がたくさん見える。トラクターの後を追いかけている姿は、まるで幼子が、母親の後を、一心についていくようだ。
コサギに会う機会は、比較的、少ないのだが、一昨日、1羽のコサギを比較的近くで観察することが出来た。すぐに飛んでしまったが、コサギの黄色いソックスを、はっきり確認することが出来、嬉しい1枚が撮れた。
今の時期、田園風景に欠かすことの出来ないサギたち。アマサギやコサギだけでなくチュウサギ、ダイサギ、アオサギ、ゴイサギも田園風景を引き立ててくれる。私が好きなのは、心和む風景だ。
今年は、休耕田が少なく、シギ・チとの出会いは、例年より少ないのかもしれない。昨日、かなり広範囲に田んぼを回ってみたが、1週間前に比べると、期待に反して、鳥たちとの出会いが少なかった。もちろん時間の関係や諸々の条件で、出会いが少なかったのかもしれないのだが。
昨日、一番良い状況で観察出来たのが、タカブシギである。タカブシギには、今まで、何度か出会っているのだが、昨日は、採餌風景、すっかり足が見えない状況での休息、足を折ったような状況での休息、そして、すっくと立ち上がった姿を、かなり近い距離で観察することが出来た。
鳥との出会いは、その折々、違っていて、かなり距離があって、がっかりすることもあるが、近くでゆっくり観察できたときの嬉しさは、格別である。鳥たちとの出会いを楽しみに、近いうちに、また、田んぼを回ってみたいと思っている。
暑さの中、今日も田んぼに向かった。今年は、休耕田が少なく、水の入った田んぼを捜し歩いている。もう、そろそろシギたちで、賑わいを見せてくれる時期になったのではと、期待しながら。
今日、一番会いたいのは、ツバメチドリ。奄美大島や与那国島で出会ったことはあるのだが、身近なフィールドで是非とも会いたいとずっと願ってきた。8月は、出会う機会が、比較的多いと聞き、ますます、会いたいという願望が強くなってくる。
その願いが通じたのか、かなり距離はあるものの、ツバメチドリの姿を、見ることが出来た。乾ききった土のかたまりの中にいて、余程、注意して見ないと見失いそうである。レンズを向けるが、あまりにも遠い。でも出会えた記念にとシャッターを切った。運良く、飛び立ってくれ、何とか撮れた1枚である。
所用を手早く済ませて、猛暑の中、今日も田んぼに向かった。昨日も一昨日も、所用で田んぼに向かう時間がとれなかったので、何だか久しぶりという感じがする。この暑さの中、かんかん照りの田んぼに向かうとは、普通の人には考えられないことかもしれない。しかし、冷房の効いた部屋で一日過ごすより健康的と思っている。
言い訳は、さておき田んぼに到着した。やっぱり暑さのためか鳥は少ない。相変わらずコチドリとムナグロは、すぐ目に付いた。かなり近いところにタカブシギ。他にはアマサギ。
もうひとつの田んぼに回ってみると、やっぱりアマサギとコチドリ。そのコチドリの近くに小さなシギを発見。一瞬、胸が高鳴る。良く見ると、ヒバリシギのようだ。ヒバリシギは、かなりおとなしい性格のようで、ひっそりと畦に佇んでいるという感じがする。田んぼに降りるとコチドリがちょっかいを入れる。今までコチドリが好きだったけれど、案外、性格悪いのかなあ。ヒバリシギが撮影しやすい位置に来ると邪魔をする。
暑さの中で、短時間ながら楽しい鳥見だった。今日の出会いに感謝。
近くのフィールドで出会う機会の多い鳥のひとつがキジである。全く出会えない日も、もちろんあるが、かなり距離があっても、キジの姿を確認出来る日は多い。それでも、昨年に比べると、キジとの出会いは、ずいぶん減ったような気がする。
先日、少し離れたフィールドで、霧雨の中、キジのファミリーに出会った。今まで考えたこともなかったが、キジのファミリーに会ったのは、そのときが初めてだったように思う。キジの雛は、何度か見たことはあるが、側にいるのは、いつも雌のキジである。やはり子育ては、母鳥の仕事なのであろうか。
そのとき、キジの雌雄が、まさに記念写真でも撮って欲しいと言わんばかりのポーズをしてくれた。近くには3羽の少し成長した雛がいた。ゆっくりと家族で採餌している姿は、今まで出会ったキジとは、また違った印象を受けた。
今日は、所用で残念ながら鳥見は、お休みと思っていたのだが、朝起きると、可愛い声が聞こえてくる。それは、懐かしいメジロの声だった。春先まで楽しませてくれたメジロだったが、梅の花が咲き始めた頃から、姿が見えなくなっていた。
今朝は、メジロが5〜6羽、群れになって飛んできて、ベランダから見える植え込みの中にちらちらと姿が見え隠れしていた。まだ若いメジロたちのようだ。
かなり暗くて、その上、なかなか姿を現してくれなかったが、懐かしさのあまり何枚かシャッターを切った。ひどいブレ写真ばかり。もう少し、思い切ってISOを上げれば良かったのかなと、ちょっと残念。
でも思いがけない朝の出会い。ひととき幸せな気分にさせてくれたメジロたちに感謝。
昨晩、雷雨があり、少しは涼しくなるかと期待していたのだが、朝からすっきりしないお天気で、暑さも一向に変わらない。午前中は、所用があり、午後から急ぎ足の鳥見をしてきた。
一番気になっていたのは、ツバメの巣立ちであったが、間に合わず、巣は、当然ながら、もぬけの殻となり、あれほど飛び交っていたツバメの姿が1羽も見られなかった。
続いて回った田んぼでは、到着と同時に3羽のアオアシシギが飛んできた。タカブシギの姿も見えるが、いずれもかなり距離があったので、観察のみ。
もう1箇所回ってみた。ウズラシギが、比較的近くに3羽見えた。イソシギ、タカブシギ、ムナグロ、キアシシギ、コチドリなどを確認。奥の方で、アマサギと一緒に飛んだのは、ケリだった。
短時間の鳥見ながら、鳥たちとの出会いを十分、楽しむことが出来た。
今日も暑い一日だった。その暑さから逃れようと、緑陰を求めて出かけた。大抵、木陰に入ると、すっと空気が変わったように感じるのだが、今日は、あちらの木陰、こちらの木陰と試してみたが、なかなか手強い暑さであった。
昨日、田んぼで出会ったシギたちの中に、嬉しいことにオジロトウネンがいた。コチドリが数羽、飛んだとき、1羽だけ違う鳥がいることに気がついた。ファインダー越しにトウネンと思ったが、良く見ると足の色が違う。何だかとても嬉しい気分になった。
私が、鳥に関心を持つようになって一番最初に出会ったシギは、オオキアシシギだ。何もわけのわからないときに、ずいぶん大物に出会ったものだと思う。あの頃、シギ・チに関心を持つようになる日がくるとは、思ってもいなかった。
今年は、休耕田が少なく、見渡す限り、稲の緑が続いている。これから渡りが、本格的になろうとしているが、どんな出会いがあるのだろうか。
今日は、格別の暑さだったような気がする。その暑さの中、今日も田んぼに向かった。3箇所の田んぼを回ってみたが、田んぼによっては、そろそろ渡りが始まったのかなあと思わせるような鳥たちとの出会いもあった。
一番出会いの多かったのは、ムナグロ。かなりまとまった数のムナグロを見かけた。コチドリも、もちろん多い。タカブシギにもずいぶん出会った。嬉しかったのは、ウズラシギを2羽、見ることができたことである。そのウズラシギだが、動きが速くて、なかなかピントの合った画像が少ない。昨年、出会ったウズラシギは、もっとゆったりしていた記憶があるが、時期的にもう少し後だったような気がする。
他に出会ったのは、キアシシギ、クサシギ、オジロトウネン、ケリである。渡りの中継地が、比較的、近くにあるのは、恵まれていることと思い、また暑さの中、田んぼ通いが、続きそうである。
今日は、所用で、早朝のみの鳥見であった。ここのところ、汗でびっしょりという鳥見をしているので、朝の清々しい空気を肌に感じながら、あまり汗をかくこともなく、何だかちょっと物足りないような気がしないでもなかった。
短時間ながら、急ぎ足で近くの田んぼを回ってみると、キジの親子に会えた。かなり距離があったので、最初は、雛の姿に気がつかなかった。ずいぶん撮ったのだけれど、ブレ写真ばかり。何とか、キジの親子とわかる写真が1枚あった。稲が朝露で、しっとり濡れて水滴がつき、雰囲気は良いのだけれど、その情景を、うまく表現できる写真となると、なかなか難しい。
今日は、限られた時間の鳥見であったので、またの日に、ゆっくり早朝の鳥見を楽しみたいと思う。
暑さの中で、今日も田んぼめぐり。稲穂が風に揺れている風景も、ずいぶん見かけるようになってきた。あたり一面、緑、緑、緑。稲の緑があたり一面を覆いつくして、爽やかで清々しい田園風景を満喫出来るのは、とても幸せなことだと思う。
今日は、コチドリにたくさん出会った。ピピピピピ ピューピューと鳴きながら数羽で飛んでいる光景をずいぶん見かけた。ムナグロも9羽。逆光で写真は、諦めたが、結構、近くで姿を見ることが出来た。アオアシシギ、タカブシギ、キアシシギもそれぞれ1羽。熱心に採餌していた。
川沿いの草むらで、出会ったのは、イソシギ。アカツメクサの近くで、見え隠れしていたが、川の側に降りて顔だけが見え、その姿が、とても印象深かった。まだ幼さが残っているような顔立ち。暑さを忘れさせてくれるひとときだった。
◇◇ これまでの 『とりどり日記』 ◇◇ | ||||||||||||
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