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暑いとは言え、ここ2〜3日、少しは過ごしやすいような気がする。昨日、海辺には、キョウジョシギの群れ、ミユビシギの群れが入っていたので、そろそろ秋の渡りが、楽しめる頃になってきたのかもしれない。
田んぼの様子も気になるところだ。緑の風が心地よい田んぼを回ってみると、ツバメが、元気良く飛びまわっている。時折、さっと一瞬、水路に降りているのは、採餌しているのだろうか。田園風景は、いつ見ても心和ませてくれる。
その田園風景の中に、思いがけない姿が見えた。ホオジロカンムリヅル。もともとアフリカの鳥だそうで、篭脱けは、間違いないようなのだが、緑の草むらの中で、カンムリが美しく光っているように見えた。
昨日、家で一日過ごし、ずいぶん風が通り涼しかったので、今朝は、早起きして海辺に向かった。海岸は、紫外線が、かなり強いようで、前回、目と頭が痛くなり、しばらく見合わせていたのだが、ミユビシギの群れが見られるかもしれないというので、思い切って出かけることにした。
海岸に着くと、風が吹いていて、思ったほど暑くない。コアジサシの姿が、予想以上にたくさん見られたのに、少々驚き、砂浜を歩く。コアジサシを飛ばさないようにと、それにばかり気をとられていたが、波打ち際にミユビシギがたくさんいるのが見えた。ミユビシギは、好きな鳥のひとつなので、これだけまとまって見られると嬉しい。
しかし、この群れをどのように撮れば良いのかしらと、悩みながら撮影した。いつの間にか、1羽だけ近づいて来る。ぐんぐん近づいてくるので、嬉しさで大いに慌てながらシャッターを切った。
海辺は、やはり紫外線が強いようだ。目が痛くなってきたので、2時間ほどで切り上げた。
街中でよく見かけたツバメたちの姿が、最近は、あまり見られなくなった。いつも利用する駅のホームで、電車を待っている間に、素早く飛びまわるツバメたちの姿を当たり前の光景のように見ていたのだが、ふと気がつくと、ツバメたちは、姿を消していた。
数日前、草原が広々と広がる公園でツバメたちが、たくさん集まって元気良く飛び交っている場面に出会った。あまりにたくさんのツバメたちが、緑の草原の上を一斉に飛ぶ姿は、美しく見事であった。良く観察してみると、親鳥と幼鳥がいるようで、これは、飛翔訓練の場でもあるのだと思った。
昨日は、2箇所で、営巣中のツバメに出会った。巣の中の雛は、産毛がたくさん生えていて、巣立ちまでには、まだ少し時間がかかりそうだ。親鳥が、産毛で覆われたような雛に与えていたのは、ナツアカネのようだった。
ツバメは、とても身近な鳥だ。元気に飛びまわっている姿を見られる環境が、いつまでも保たれるよう心から願っている。
今日も暑い一日だった。昨日に引き続き、田んぼの様子を見ようと出かけたのだが、昨晩、かなり雨が降ったようで、田んぼに、すいぶん水が増えている。コチドリが、たくさんいた田んぼは、水量が増したため、すっかり様変わりしてしまった。
田んぼは、早目に切り上げて久しぶりに葦原に向かった。コジュリン、セッカ、オオセッカの声が聞こえる。オオセッカを何とか撮影しようと、目を凝らして葦原の中を見るのだが、声ばかりで、とうとう姿を見ることが出来なかった。
シーズンには、シギ・チで賑わい、楽しませてもらったハス田に回ってみた。ハスの葉が、青々と一面に広がり、白いハスの花が、ギラギラ照りつける真夏の太陽のもとで、とても清楚な印象を受けた。ハスの葉の下で、何やら黒いものが動いた。バンの雛だ。近くには、親鳥がいて、その赤い嘴が、一際、鮮やかに見えた。
緑と白と黒と赤。真夏のハス田での出会いは、色鮮やかで、くっきり目に焼きつき、心に残るものだった。
今朝は、少々、早起きし、シギ・チの動向が気になる田んぼへ向かった。先日、たくさんいたアマサギたちの姿が少なく、今日は、あまり期待できないなと思いながら、田んぼを見て回る。霧のような雨が降って草がしっとり濡れている。
最初の出会いは、キジの親子。ずいぶん大きくなったキジの幼鳥が3羽と、その両親。幼鳥は、草の中に隠れて、なかなか写真が撮れなかったが、ほのぼのムードの仲良し家族を、じっくり観察することが出来た。続いての出会いは、田んぼの畦に舞い降りたホシゴイ。
調整水田をいくつか見て回ると、カルガモの群れの中に、アオアシシギ2羽の姿が見えた。かなり距離があったので、しばらく様子を見ながら、近づいてくるのを待った。
別の水田では、コチドリ8羽、タカブシギ7羽を確認。いつの間にか、アマサギたちの姿が増えて、ひとつの田んぼに100羽近く集まっている。近くの草むらを見ると、オオジシギ2羽の顔が見えた。
田んぼも、だんだん賑わってくることだろう。朝のうちは、暗かった空も、明るくなり、じりじりと暑くなってきたので、今日の出会いに感謝しつつ帰路に着いた。
今日は、いくぶん過ごしやすい一日だった。しかし、昨日、猛暑の中で、3箇所の田んぼめぐりをしたので、少々バテ気味。やはり鳥見は、朝早くにするべきと、痛感した。
今日の画像は、昨日、フィールドで出会ったカイツブリの親子。母鳥とやんちゃ坊主という印象だった。他の兄弟は、すでに自立しているのか、それとも、事故にあったのか、カイツブリの雛は、1羽だけだった。親鳥が、潜水してエビや魚をとってくる度に、親鳥の姿を、いち早く見つけて全速力で近づいて行く。
普通、鳥の給餌風景というのは、親鳥から雛あるいは幼鳥に、「さあ、ごはんよ。」という雰囲気で、優しく微笑ましく感じるものなのだが、昨日、出会ったカイツブリの給餌風景は、ちょっと違っていた。雛が、親鳥に近づいて、魚やエビをひったくるというように見えた。今の世相を反映してか、どうも世知辛い。一人っ子なので、甘やかしすぎなのかもしれない。
鳥の世界も、時代と共に変わってきているのかもしれない。ちょっと考えさせられる光景だった。
今日は、この夏、一番の暑さだったとか。本当に暑かった。三番瀬に、そろそろシギ・チの姿が、見られるようになってきたとのことなので、田んぼの様子が、気になり、暑さの中、出かけてみることにした。
3箇所の田んぼを回ってみたが、水の入っている休耕田を探すのに一苦労。あちらの田んぼも、こちらの田んぼも、稲が元気よく伸び、清々しい緑色が、一面に広がっている。場所によって、ずいぶん生育状況が違い、稲穂が揺れているところもあった。
ようやく水の入った休耕田を見つけた。そこには、アマサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギの姿があったが、アマサギの数が、断然多い。サギの手前の方で、小さな鳥が動いている。コチドリだった。すぐに飛び立ってしまったが、その数、7羽。道路を挟んで、反対側の田んぼを見ると、ここにも、シギの姿が見えた。こちらは、キアシシギ、タカブシギ、コチドリ。
もうひとつ、別の田んぼを見ると、ヒバリと並んでクサシギが休んでいる。田んぼで見るヒバリは、結構大きく見えるのだが、今日のヒバリは、ずいぶん小さく見えた。クサシギが堂々としていたからかもしれない。
もう少しすれば、シギたちの姿で、田んぼが賑わうことだろう。久しぶりに田んぼで出会ったシギたち。いつの間にか、暑さを忘れるほどの新鮮な出会いだった。
連日の猛暑。少しでも涼しく過ごすには、木陰が一番。こんもりした森や林に入って、鳥たちに出会えれば、こんなに嬉しいことはない。
今日は、巣立ちして、まだ日の浅いアオバズクに会えた。でも、ずいぶん高い木の上。頸が痛くなるほどの位置だ。その上、葉が覆いかぶさり、写真を撮るには、辛い姿勢。でも、出会えた記念に何とか、カメラに収めようとしたのだが、ご覧いただいている画像が、精一杯。
まだ洞に残っている雛もいるようで、巣立ちは、一度にするものとばかり思っていたけれど、一羽ずつ、ゆっくり時間をかけて巣立ちする場合もあるのだと初めて知った。4羽の可愛い雛が勢揃いする日は、いつになるのだろうか。無事に成長することを願いつつ、アオバズクの住む森を後にした。
今の時期は、鳥との出会いが少ないと言いながらも、何故か今シーズン、雛や幼鳥あるいは、親子の姿を観察する機会に恵まれ、感謝している。
6月の北海道で出会ったのが、ノビタキの親子、ノゴマの母鳥と雛、アカハラの親子。東京近郊で出会ったのが、アオバズクの巣立ち雛、親鳥が巣立った後の雛に給餌する場面にも出会った。サンコウチョウの巣立ち直前の雛を見る機会にも恵まれた。ツミにも出会ったが、時期が少々遅く、若鳥というにふさわしいほどに成長していた。コアジサシの雛や幼鳥にも出会い、給餌の場面を観察することも出来た。
すぐ近くのフィールドでは、スズメの給餌風景、ツバメの飛行訓練や給餌の場面、オオヨシキリやヨシゴイの幼鳥などを観察することが出来た。今日は、近くの公園で、ムクドリの幼鳥に出会った。どちらが親鳥かしらと思うほど、大きくなっているが、まだ甘えて親鳥から、餌をもらっていた。
親子の愛を感じる場面に、ずいぶん出会う機会に恵まれ、鳥への関心が、ますます深まっていく今日この頃である。
身近な鳥の代表と言えるのが、スズメではないだろうか。鳥との出会いの少ないこの時期でも、一番出会いの多い鳥である。スズメは、人家のあるところに住む。離村して人がいなくなると、スズメもいなくなるという。数年前、御岳を訪れたとき、かつて中西悟堂氏が定宿とした宿坊に泊った。そのとき、宿の主から、御岳にはスズメがいないという話を聞いた。御岳に人家はあっても、御岳に至るまでの環境が、スズメが住むには、適していないのだという。
「すずめの子 そこのけそこのけ お馬が通る」
「われと来て 遊べや親の ないすずめ」
小林 一茶のこの二つの句は、スズメを一層、身近な鳥として親しみを感じさせてくれる。
昨日、水辺公園で、たくさんのスズメに出会った。まだ嘴の黄色い幼い感じのスズメの姿も、ずいぶん見かけた。スズメは、人里近くに住みながら、人間が近づくと、すぐに飛び立ってしまう。昨日も、散歩の人が通る度に、スズメが飛び立ってしまい、なかなか思うような撮影が出来なかった。それでも、運良く、親子の姿をカメラに収めることができた。
雀は、子孫繁栄、難を啄ばむ吉鳥とされているという。今度は、「竹に雀」の絵になる出会いがあると嬉しいのだが。
今日も暑い一日だった。先日、出会ったカナダガンとガチョウの子供の様子が、気になって、暑さの中、水辺公園に出かけてみた。数日の間に、一段と大きくなった幼鳥が、カナダガンと一緒に、一生懸命、採餌していた。どうもシロツメクサが大好物のようだ。これは、コブハクチョウも同じで、コブハクチョウの幼鳥も、近くの水辺で、シロツメクサを、美味しそうに啄ばんでいた。
公園の草地では、ツバメ、スズメ、ヒバリの姿が見られた。暑いのは、人間だけではないらしい。草むらにいたヒバリを観察していると、口を開けて、いかにも「あついよ〜」と言っているようで、ますます暑さを感じる光景だった。
連日の猛暑。熱中症に気をつけましょう。鳥見にお出かけの折には、水分の補給をお忘れなく。
真夏の探鳥会。暑さを気にしながら、久しぶりに探鳥会に参加した。集合場所の公園には、時間になると暑さの中でも、たくさんのメンバーが集まった。今日は、車に分乗して周辺の田んぼを回るという。
いつの間に伸びたのか、稲の緑が、あたり一面を覆うように、爽やかな光景が続いている。稲の緑の間からチュウサギの顔の部分だけが見えた。続いてダイサギ、コサギ、アマサギ、アオサギなど次々、サギの姿が見えてくる。何より驚いたのは、チュウサギの数の多さである。これほどたくさんのチュウサギを見られるとは。
ツユクサの近くでは、コジュリンが鳴いていた。夏を感じる風景に嬉しくなる。ケリが見られるというところで、全員、車を降りて観察。距離はあるけれど、ケリ5羽を確認。赤い目が印象的だ。続いてオオジシギが見られるという。スコープを見せていただくと草の間から、あの長い嘴、あのオオジ顔が見える。 田んぼで、オオジシギが見られる季節になったのだと感慨深い。
暑さを忘れて過ごした充実した探鳥会。皆様、たいへんお世話になりました。
梅雨明け。この言葉を聞いただけで、じりじりと照りつける真夏の太陽が、目に浮かんでくる。
今日の暑さは、格別だった。所用で出かけ、バスを待っている間の暑かったこと。アスファルトの上に陽炎がたち、ゆらゆらしているのを見ながら、待っている時間が、ずいぶん長く感じられた。
数日前に、出かけた田んぼも暑かった。遮るものが、何もないので、暑さは、耐え難いものがある。しかし、鳥の声を聞き、鳥の姿を見ると、不思議に暑さを忘れるものである。あの日、出会ったのは、コジュリン、コヨシキリ、オオヨシキリ。そして田んぼの緑の上を、すれすれに飛ぶヨシゴイの姿であった。
コジュリンは、あたり一面に良く通る声で、鳴いていた。しかし、後姿ばかり。一向にこちらを向く気配がない。ずいぶん待ったけれど、ずっと背を向けたまま、鳴いていた。横顔は、見せてくれたけれど、歌う姿を見られるのは、恥ずかしかったのかもしれない。
アオバズクは、青葉の頃に飛来するので、アオバズクと呼ばれるという。そのアオバズクが、巣立ちの時期を迎えた。今朝、念願叶って、そのアオバズクの巣立ち雛に会うことが出来た。
到着すると、すでに、たくさんの方が、カメラやスコープを構えていた。一番、入り口に近いところの方に、ご挨拶し、「どこにいるのですか?」とお尋ねした。「そこですよ。」と教えてくださったところは、あまりに近いところで、驚いてしまった。少し後ずさりし、遠慮がちに撮影していると、「もっと前へ行って、お撮りなさい。」と言ってくださる方が、数名いらして、さらに驚いた。
何て素敵なフィールド。何て素敵な方たち。会いたい、会いたいと願っていたアオバズク。そして巣立ち雛。感謝でいっぱいの心に残る撮影となった。
今日も暑い一日だった。今日も涼を求めて森の中へ。深緑も、若緑も、柔らかい緑の色も、強さを感じる緑の色も森の中では、仲良く交じり合い、溶け合って、涼やかさを演出してくれている。
2羽のオナガの雛が、チョンチョンチョンとスキップするように太い松の木の根元を飛び跳ねている。親鳥が、高い木の上から、心配そうに、ギャーギャーと鳴きたてている。この森の中では、ここのところ、良く見られる光景のようだ。
少し離れたところからツミの鳴き声が聞こえた。木々を見上げるように森の中を歩く。ツミの声が聞こえた方角を丹念に探してみるのだが、なかなか見つけることが出来ない。ようやく、道路を隔てた木の中にいるツミの若鳥の姿を見つけることが出来た。たくましく成長した若鳥の姿だ。
しかし、木の中は、目で見る以上に、薄暗かったようだ。もう少し光があればと、残念な画像であるが、これもまた、思い出の1ページとして、とりどり日記に書き留めることにした。
「緑陰」何と涼しさを感じる言葉だろう。言葉の力は、大きい。「緑陰」は、夏の季語とされる言葉だが、青葉、夏木立、風鈴、籐椅子、草笛、水遊びなど、他にも夏の季語の中で、涼しさを感じさせてくれる言葉は多い。
今、巣立ちを間近に控えた雛たちを見守るアオバズクの両親の姿が、あちこちの神社や寺院の境内で見られているようだ。それは、ここのところ続いている暑さを忘れさせてくれる緑陰で見られているようだ。アオバズクも夏の季語であり、緑陰と合わせて、夏らしさを感じる言葉である。
「夏」という言葉自体、開放感があり、躍動感に溢れ、生命力を感じる言葉だと私は思っている。悲しい出来事も、ひととき、忘れさせてくれるような、大きな力を、「夏」という言葉の響きに感じるのは、私だけであろうか。
森の中は、7月とは思えない涼しさ。心地よい風が、吹きぬける。木々と木々が織り成す緑のハーモニー。静かけさの中で、木々を見上げる。一体、何種類の緑が、ここにはあるのだろう?
オナガのギャーギャーという騒がしい声が、聞こえているのだが、重なり合った葉の間から、時折、見え隠れする程度で、撮影は難しそう。今が夏ということを忘れるくらいの涼しさを満喫し、しばし佇む。
何回かお会いしたことのある地元の方が、手招きして呼んでくださった。オナガの幼鳥がいるという。教えていただかなければ、絶対、私には、わからないところに、オナガの幼鳥は、とまっていた。ずいぶん暗いし、葉の影で見えにくい。親鳥と幼鳥では、声が違うので、どこか近くに幼鳥がいると思って探されたという。私には、親鳥と幼鳥の声の区別は、出来ず、同じようにギャーギャーと聞こえるのだが。
親鳥が近くに来ると、羽をバタバタさせて、餌を催促する。2回ほど給餌のシーンもあったが、暗くてブレブレ。数年前、オナガの幼鳥を初めて見たとき、尾の長い親鳥とは、全然違うので、珍鳥に出会ったと思い、胸をときめかせたことがあった。あの日の出会いが、鮮やかによみがえり、懐かしさでいっぱいになった。今日の出会いに感謝。
葦原から聞こえてくるのは、オオヨシキリの雛たちの声。葦の葉が、覆いかぶさるようになっていて、雛の姿が見えない。昨年は、少し大きくなった雛たちが、葦の上に上がってきて、3羽、仲良く、親鳥から給餌してもらう場面を観察することが出来た。
今シーズン、何回か、通っているのだが、声だけで、なかなか姿が見えない。数日前、ようやくオオヨシキリの雛の姿を見ることが出来た。それは、雛というより幼鳥といった方が、適切かもしれない。まだ、全体に白っぽいという印象で、ほんの短い間、葦の間から、姿を見せてくれた。
近くでは、真っ赤な口を、大きく開いて、「ギョギョシ ギョギョシ」と元気良く、さえずっているオオヨシキリの姿も見られた。
いつもながら、夏を感じる風景だ。
鳥たちとの出会いの少ない、今の時期は、身近な、スズメ、ムクドリ、ヒバリ、キジなどを、背景を考えて、より美しく、より可愛く、撮りたいと思いながら、散歩することが多い。
身近な鳥だけでなく、この時期、会いたいのが、富士山五合目の鳥たちである。今年もグループの方々とご一緒させていただき、昨日、出かけてきた。途中、首都高の渋滞に会い、現地到着は、11時を回っていた。
1年ぶりの水場では、天候もよく、土曜日ということもあって、すでにカメラを構えた方たちで、いっぱいであった。それでも、快く、撮影場所を、融通してくださり、気持ちよく撮影させていただけたことは、鳥たちとの出会い以上に、心に残ることであった。
キクイタダキは、何度も姿を見せてくれたが、相変わらず動きが速い。カヤクグリも何回か姿を現してくれた。一番多く登場してくれたのが、ヒガラ。ウソは、フィッ フィッの声と共に姿を現してくれた。水場では、ウソの姿が、とても大きく見える。メボソムシクイの声は、よく聞こえ、何度も姿を見せてくれた。ルリビタキ(♂)が2羽、同時に姿を現したこともあった。
1時を回った頃から、水場は、大盛況。鳥たちは、順番待ちしている。水浴びしてグショグショになる前に、撮影したいのだが、いきなりパッと飛び込んでしまう鳥も多く、なかなかタイミングが難しい。キクイタダキが水浴びした後、近くの木にとまったところを撮影した画像を見ると、「私は誰でしょう?」というクイズでも作れそうな、すごい格好をしている。
ホシガラスには、会えなかったけれど、涼しさとたくさんの鳥たちとの出会いを楽しんだ一日だった。
サンカノゴイのポイントに、今まで何回か出かけたことはあるが、葦原から飛び立つ瞬間は、なかなか気がつかないことが多い。いつも飛び立ってから慌てて、「アッ!しまった。」と思いながらレンズを向ける。
今月初めに、ポイントを訪れたとき、この日は、タイミング良く、すぐ目の前の葦原から、バサバサと音を立てて、サンカノゴイが飛び立った。すぐ目の前だったので、飛び立つ瞬間の音が聞こえ、サンカノゴイの大きさにも、改めて驚いた。
この日は、運良く、2回、そのチャンスが巡ってきた。地元の方のお話では、葦原に入る瞬間の方が、撮影しやすく、その機会も多いとのことであったが、何故か、この日、私は、ピン甘ばかりであった。
今の時期、いろいろな幼鳥に出会う機会が多いが、サンカノゴイの幼鳥にも出会えれば、嬉しいのだが。
数日前からカラシラサギが観察されているという三番瀬。ずっと気になっていたのだが、今日、出かけてみた。カラフトアオアシシギ以来の三番瀬。人もいないが、鳥もいないという状況だった。
コアジサシも1羽飛んだのを見ただけ。でもシロチドリが4羽いた。浜辺のシロチドリは、可愛くて大好きだ。「ワシカモメがいますよ。」と声をかけてくださった方がいる。カモメ類は、苦手で最初から諦めて、いつもレンズを向けないのだけれど、今日は、数枚、ウミネコやカモメたちの姿をカメラに収めた。カモメの識別についても詳しく教えてくださった。しかし、やはり難しい。ウミネコはわかるのだけれど、その他については、お手上げ。もっと図鑑で勉強しなければ。
防波堤の方で、遠くにハジロカイツブリ3羽の姿を確認。カモメの識別を教えてくださった方が、遠くの遠くの鳥をミヤコドリかもしれないと撮影され見せてくださった。私には、何も見えないくらい遠い世界なのに、どうしてわかるのだろう?私は、すぐ近くのスズガモが、水飛沫をあげている姿を撮影して今日の鳥見は、終了した。
コブハクチョウは、渡り鳥であるオオハクチョウやコハクチョウと異なり定住型である。5年前の春、手賀沼湖畔で出会うまで、コブハクチョウという名前すら知らなかった。
今日、久しぶりにコブハクチョウに出会った。湖面に浮かぶ3羽のコブハクチョウの姿は、実に優雅である。お堀で見かけるコブハクチョウとは、また違った趣だ。もともと、この地のコブハクチョウは、皇居から譲り受けたものと聞いている。
そのコブハクチョウを眺めていると、手前の草むらに何やら幼鳥がいることに気がついた。傍らには、カナダガンとガチョウがいる。どうやら、これはファミリーのようだ。カナダガンとガチョウの間に生まれた子供は、どのように成長するのだろうか。もっと早く雛のうちに会えれば良かったのだが。近いうちに、成長ぶりを見に、また、出かけてみよう。
ずっと行ってみたかった九十九里浜。海水浴で賑わう前に是非と思って、今日、思い切って出かけた。車を降りた途端に聞こえてくるのは、「キリッ キリッ」というコアジサシの声。浜辺に向かって歩くと、たくさんのコアジサシの飛ぶ姿が見えてきた。
今日は、ちょっと雲が多くて、青空に舞うコアジサシというわけには、いかないが、早速、コアジサシの飛翔を撮影。少し歩くとシロチドリが忙しそうに波打ち際を歩いている姿が見えてきた。距離はあるし、速いしで、なかなか思うように撮影できない。
砂浜で歩きにくそうにしているシロチドリがいた。はっとした。偽傷行動だ。羽を広げて、怪我でもしているような姿だ。何とも痛々しい。子育てのための親の愛情の現われ。何だか胸がキューンとなった。
浜辺のコアジサシを見ていると、コアジサシの幼鳥の姿が、すぐ近くに2羽見えた。コアジサシの雛を見たことはあるが、幼鳥を見るのは初めてである。しばらく観察していると急に羽をバタバタさせ始めた。「おなかすいたよ〜。」といっておねだりしているような仕草だ。ほどなく親鳥が、魚を運んできた。コアジサシの幼鳥は、嬉しそうに、甘えた仕草で、その魚をほおばった。
暑い日差しの中で見る、浜辺のドラマは、微笑ましく心和む風景だ。
雨の予報だったが、時折、薄日が差したり、2〜3日続いた蒸し暑さもなく、過ごしやすい一日だった。空模様を気にして、出足が遅れたが、カモの雛が見られるというので、近くの公園に出かけることにした。
池のほとりから道路を横切るように、8羽の雛が母鳥の後をついていく。いつ出会っても、カモの雛は、可愛くて、ほっとした安らぎを感じさせてくれる。8羽の雛は、道路脇の側溝に入り、夢中で採餌していた。雛達が、食事をしている間、母鳥は、我が子を外敵から守るため、ずっと監視している。
しばらくすると、今度は、池のほとりに戻っていった。そこには、2羽の別の雛と、もう1グループ6羽の雛がいて、ひととき、賑やかにカモの雛まつりといったところだ。この雛達の親鳥を良く見るとマガモでもないしカルガモでもないし、どうも交雑種のように思えた。
何はともあれ、可愛い雛たちに出会えて、久しぶりにほのぼのとした気持ちで、ひととき過ごすことが出来た。雛たちの無事の成長を心から願っている。
今朝の雨は、凄い勢いだった。梅雨とは思えない雨の降り方で、さすがに出かける気持ちにはなれず、ご無沙汰している友人に手紙を書いたり、本を読んだり、私としては珍しく、鳥とは離れた時間を過ごした。
気になっていた画像の整理にも、少しだけ時間を費やした。その中で、思いがけず、葦原で囀るオオヨシキリを見つけた。真っ赤な口と葦原の緑が、ひととき蒸し暑さを忘れさせてくれる。今日の画像は、このオオヨシキリにしよう。
雨の日には、何となく気分が滅入ってくる。葦原で元気いっぱい囀るオオヨシキリを思い浮かべると、雨のうっとおしさも去り、暑い日差しの中で「ギョギョシ ギョギョシ」の声を聞いている気分になってきた。
雨があがったら、沼のほとりの葦原に出かけてみよう。そろそろ雛の姿も見られるかもしれない。
「フィチィー ホイホイホイ」いわずと知れたサンコウチョウのさえずりである。これは、「月・日・星・ホイホイホイ」と聞きなされ、漢字では、三光鳥と書く。鳥のさえずりを、月と太陽と星の三つの光になぞらえるとは、誠に情緒豊かで、日本古来のしっとりとした伝統美を感じさせてくれる。
暗い杉林の樹間から聞こえてくるのは、「フィチィー ホイホイホイ」。このホイホイホイの声は、暗い杉林の中では、とても明るく聞こえてくる。時折、「ギイッ」という地鳴きも聞こえる。サンコウチョウの動きは、誠に優雅で、あの長い尾をひらひらさせて杉林を飛ぶ姿は、まさに天女の舞と言えるのではないだろうか。
そのサンコウチョウが、何と目の前。私の手の届くほどの距離に、舞い降りた。あまりにも劇的なシーンで、目の奥、心の奥にまで、くっきりとその場面が焼きついている。ウラギンシジミを追いかけてきたサンコウチョウが、ほんの一瞬、舞い降りてくれたのだが、天女が、三つの光を運んでくれたような思いがしている。
三光鳥は、三幸鳥に通じるのではないかと、かねがね思ってきた。サンコウチョウとの劇的な出会いは、まさに幸運で、サンコウチョウは、三幸鳥であるとの思いを、強くした。鳥好きの人なら、少なからず関心のある鳥、サンコウチョウ。この嬉しい出会いに心から感謝。
ワッカ原生花園に着いたのは、6月28日の午後である。ワッカとは、アイヌ語で「真水」のことだそうで「ワッカの聖水」と呼ばれる湧き水がある。北海道最大の湖、サロマ湖と、冬期、流氷の押し寄せるオホーツク海を隔てる細長い砂州で、森・草原・砂丘・湿地があり多様な生態系を形成している。
ワッカ原生花園では、花と鳥を楽しみにしていたが、寒さのためであろうか、エゾスカシユリもハマナスもセンダイハギなども少なかった。ここでも、ノゴマが元気良く、さえずり、何箇所かで姿を見せてくれた。ノビタキのファミリーにも2箇所で出会い、可愛い姿をたっぷり見せてくれた。
翌朝、訪れたときは、コヨシキリが盛んにさえずり、カッコウもよく通る声で、鳴いていた。マキノセンニュウもわずかに姿が見え隠れしていたが、ようやく全身が見える位置に、一瞬、とまってくれた。こんもりした木立にとまった鳥をファインダーで追うとベニマシコだった。
草原の鳥たちとの出会いを楽しんだ後、網走湖周辺の林で出会ったのが、ハシブトガラやヒガラ、ゴジュウカラ、シジュウカラである。キビタキやベニマシコ、コムクドリなども見かけた。ヤマゲラと思われる声も聞いた。
4泊5日のオホーツクに沿っての旅は、たくさんの思い出と共に終わった。鳥たちとのたくさんの出会い、きめ細かなアドバイスを絶えずしてくださったN氏、ご一緒させていただいた心温かい方々、現地でお会いし、ご親切にしていただいた方々に心から感謝し、厚くお礼申し上げます。
オホーツク海に沿っての旅は、今まで夢見ていた鳥たちとの出会いの場であった。ノゴマは、初夏の北海道を訪れれば、必ず会えると信じていた。しかし、2年前の6月に訪れたときは、はるかかなたのノゴマを見ただけ。渡り途中のノゴマではなく、北の大地で会いたいと願っていた。その願いが通じ、今回、ずいぶんノゴマに出会う機会が多かった。
もうひとつ会いたかったのが、オオジシギだ。オオジシギのディスプレイが見たくて、何度か出かけた裏磐梯で、日没まで待っても会えなかった。今回、その願いも叶った。
真っ黒な頭の、夏羽のオオジュリン。今回、ずいぶん出会う機会に恵まれ、エゾノシシウドの上にとまった姿も見ることが出来た。残念だったのは、後ろ向きで、とうとうこちらに顔を向けてくれなかったことだ。
ノビタキにもずいぶん出会った。なかなか高原に行くことの出来ない私にとって、夏羽のノビタキに出会えたことは、深く心に残る思い出となっている。この時期、雛との出会いが多いが、ノビタキの雛にも出会うことが出来た。
次の目的地に向かっての車中で、素晴らしい出会いに感謝しつつ、慣れない早朝出発が続き、まどろみながら、出会った鳥たちのことを思い出していた。
サロベツ原野を後に、メグマ原生花園へと向かった。ここは、ひっそりとしていて、ツメナガセキレイに出会ったくらいであった。次に向かったのが、宗谷岬。初めて訪れる日本の最北端。さすがに寒い。大型バスが何台もとまり観光客でいっぱいだった。ここで昼食。その名も最北端ラーメンという海の幸がいっぱいのラーメンを頼んだ。
ベニヤ原生花園に到着したとき、あまりの寒さに季節を間違えたかと思うほどであった。しかし、到着早々、目の前の草むらにノゴマの赤いエプロンが見えたとき、嬉しさで寒さもすっかり忘れてしまった。ここでは、バイケイソウやエゾノシシウドにとまったツメナガセキレイの姿をゆっくり見ることが出来た。コヨシキリ2羽の姿も見たが、こちらは、動きがあまりに速くて撮影出来なかった。
ツメナガセキレイの撮影を十分楽しみ、オムサロ原生花園に向かった。ここでは、ノゴマが愛想良く出迎えてくれた。6月の北海道を訪れたいと願っていた理由のひとつが、エゾノシシウドの上にとまったノゴマを撮影することであった。枯れたシシウドであったが、その願いが実現した。渡りの途中、東京近郊の公園で見かけるノゴマと一味違った雰囲気だ。
翌日も早朝、訪れてみるとノゴマが元気にさえずっている。草むらの近くに姿を現したのは、ノゴマの雌。その後を雛が、「おかあさ〜ん」というようについてくる。赤いエプロンのノゴマも素敵だが、しっとりした母鳥と雛の姿を見ることが出来たのは、本当に幸運であったと思う。
旭岳を後にして、一路、サロベツ原野を目指した。途中、休憩をとったり、アカエリカイツブリを遠くに見たりしながら、約4時間かけて到着したのが、下サロベツである。サロベツとは、アイヌ語のサロオベツつまりアシの生える川の意だそうである。
ビジターセンターのすぐ近くでノビタキの幼鳥の姿が見えた。到着早々の出会いで嬉しい。木道に沿って歩くとエゾカンゾウ、カキツバタ、コバイケイソウがちらほら見えてくる。今年は、寒さのため花の開花が遅れているという。それでもトキソウの可憐な姿を見つけたときは、嬉しさと安らぎを感じた。
少しずつ傾きかけてくる陽のひかりを浴びてヤマドりゼンマイの優しい緑が美しい。そこにキマユツメナガセキレイが飛んできた。与那国島の牧場で苦労して撮影したツメナガセキレイが、北国の草原で美しく輝くような姿で登場した。夕方のためか人も少なくゆっくり探鳥していると見慣れない鳥が飛んできた。真っ黒な頭。夏羽のオオジュリンだ。ずっと会いたいと願っていた夏羽のオオジュリン。
しばらく木道で花を観察したり、ツメナガセキレイの動きを観察していると、すぐ近くでツツドリの声がする。何と右手前方の木にとまって鳴いている。嬉しい出会いだった。
翌朝4時に出発し、今度は、上サロベツに向かった。ここでは憧れのシマアオジに出会えるかどうか、期待のうちにサロベツ原野に到着。すでにカメラを構えている人たちの姿が見える。利尻富士を前方に見ながら、しばし、鳥の出を待つ。
「フィョ フィョ フィー ピィチ」シマアオジのさえずりが聞こえてきた。かなり距離はあるが、出会えた嬉しさで何枚も何枚もシャッターを切る。そのシマアオジが飛んだ後、今度は、シマセンニュウに出会った。出会いたかった鳥たちが、次々に登場。次には、マキノセンニュウも姿を現してくれた。
朝日を受けて走る一頭のエゾシカ。壮大な原野を走る姿は、異国にいるような錯覚を覚える。そんな光景を見ていると、シマアオジの姿が見えた。「もう少し近かったらなあ」とちょっと残念だったけれど、念願のシマアオジとの出会いが叶い、次の目的地へと向かった。
北海道での2日目は、旭岳である。麓の旭岳温泉から6時発のロープウエイに乗り、標高1600mの姿見駅を目指した。前日まで3日間、旭岳を目指した知人の話では、あまり鳥の出は良くないという。しかし、6月26日は、雲ひとつ無い、晴天。気持ち良く晴れ渡った青空をカッコウが鳴きながら飛んで行く。何だか鳥運に恵まれそうな予感。アマツバメもたくさん飛んでいる。
遠くの岩にカッコウがとまっているのが見えた。足元に気をつけながら登山道を歩く。枯れたハイマツのところにノゴマがとまった。さえずりを一瞬、披露したあと、すぐにエゾノツガザクラの見えるところに降りた。2年前に訪れたときは、遠くの遠くのノゴマを見ただけだった。それだけに、この出会いの瞬間の嬉しさは、格別であった。
さらに登山道を歩く。第4展望台付近で、ギンザンマシコが見られたようだ。すでにギンザンマシコは、飛んでしまったというが、第4展望台を目指す。ハイマツの見える斜面を眺めながら、しばらく様子を見ることにした。ほどなく「いた!」という声が聞こえた。ハイマツの間から、わずかにギンザンマシコの赤い色が見える。赤い色が見え隠れしながら、ようやくギンザンマシコの全身が見えた。
ハイマツのところにいたギンザンマシコが、エゾノツガザクラのところに飛んできた。ぐんぐん近づいてくる。「ああ!お願い!これ以上こっちへ来ないで!」そう心の中で呼びかけた。400mmのレンズでは、はみ出しそうなくらいの距離だ。至近距離での撮影を楽しませてもらった後、あっという間に飛び去った。
第3展望台でも、たくさんの人が、ギンザンマシコを待っていた。しばらくすると遠くに雌のギンザンマシコが飛んできてハイマツにとまった。ずいぶん効率良くギンザンマシコに出会え、白くて可愛いチングルマを眺めながら姿見駅を11時のロープウエイに乗り次の目的地へと向かった。
Sakuさんのブログ「Sakuの野鳥フォトアルバム」と相互リンクさせていただきました。
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