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キジは、日本の国鳥である。それにもかかわらず狩猟鳥に指定されている。それは、美味であるからなのだろうか。田んぼで見かける機会の多いキジだが、稲刈りが済み、見通しが良くなったころから、その姿を見かける機会がめっきり少なくなった。やはり身を隠すところがないからであろう。
数日前、久しぶりに訪れた公園でキジに出会った。秋の日差しをいっぱい浴びて羽の光沢が、一際輝いて見えた。散歩の人もいない静かな公園で、のんびりくつろいでいるように見えたキジ。あまりに近すぎて全身を写すのに苦労した。時には、こんな出会いも嬉しいものである。
ここのところ暖かいお天気が続いている。今日は、近くの公園と田んぼを回ってみた。田んぼで出会ったのは、ノスリ、チョウゲンボウ、カワラヒワ、スズメ、モズ、ハクセキレイ、ヒバリ、セッカであった。チョウゲンボウは、畑におりてバッタをとり電柱にとまった。ノスリは、悠々と大空を飛び、スズメは、群れでワァーと飛んで電線にとまったり、畑におりて採餌していた。
公園は2か所回ってみた。最初の公園に着くと、アオジらしい群れが木立の暗いところに入っていった。あっという間に姿が見えなくなり、近くにはメジロ、シジュウカラが飛び交っていた。少し離れたところで何やら鳥の飛ぶ気配。良く見るとアオジのようだ。とにかく今シーズン初めてなので、レンズを向けた。アオジと思って撮影したのだが、どうもクロジのようだ。一瞬の出会いであったが、今日も嬉しい出会いであった。
久しぶりに訪れた公園は、実にひっそりしていた。駐車場の近くでコゲラの声を聞いたが、あとは、アオジの声を聞いたのみ。もっともヒヨドリとカラスは、元気いっぱいの姿を見せてくれた。
あまりに寂しい公園を後にして、田んぼを目指した。田んぼが、近づくとスズメの賑やかな声が聞こえてくる。ワァーと飛び立っては、また戻ってくる。カワラヒワの声も聞こえてくる。モズもあたりに響き渡るような声で鳴いている。田んぼは良いな。やっぱり心が落ち着く。そう思って前方を見るとチョウゲンボウが飛んでいるのが見えた。残念ながらちょっと遠い。
チョウゲンボウは諦めて、もと来た道を戻りかけたとき、急ぎ足で遠のいていく鳥がいる。慌ててレンズを向けるとクイナだった。しばらく様子を見ていると、クイナの動きは実に速い。まるで運動会で走っているランナーのようだ。遠くに行ったと思ったら、またこちらの方に戻ってくる。何だかクイナの動きを見ているだけで楽しい。思いがけず出会えたクイナに元気をもらった一日だった。
今日も暖かなお天気だった。カメラに慣れるために、今日も公園と田んぼを回ってみた。公園で最初に出会ったのは、ジョウビタキ。オレンジ色と黒色のコントラストが鮮やかなジョウビタキは、一瞬姿を見せ、すぐに木立の中に姿を消してしまった。メジロは、ずいぶん群れで姿を見かける機会があった。エナガにも出会ったが、なかなか思うような位置にとまってくれず撮影困難であった。
公園の後、田んぼに回ってみた。昨日、出会ったムナグロやタヒバリ、ノビタキなどに会えればと願ったのだが、今日は、全く姿を見かけることがなかった。しかし、田んぼで少し休憩していると、♪チュィと可愛い声がして目の前に何やら飛んできた。慌ててレンズを向け、数カット何とか撮影出来た。それは、今シーズン初めての出会いのオオジュリンであった。
今日は、ベニマシコの声も聞いた。鳥の声を聞き、季節の移ろいを感じる幸せ。鳥たちとの出会いのひととき、ひとときを大切に過ごしていきたいと思う。
台風一過、青空が広がり久しぶりに心地よいお天気。どこに行こうか迷った末、まずは近くの公園へ。公園で出会ったのは、サクラの木に飛んで来たシジュウカラ、2羽で青空を飛び交うメジロ、マユミのところには、コゲラ。強い風に流されるように飛んできたのはトビ。
田んぼの様子も気になって久しぶりに回ってみた。最初に出会ったのは、5羽のムナグロ。強い風を避けるためであろう、田んぼの土の中に身を伏せるような格好をしている。その近くに現れたのは、タヒバリ。いつの間にかタヒバリが見られる季節になってきたのだ。ひとつ隣の田んぼには、かなり胸の赤いノビタキ。
前方の青空に飛んでいるのは、チョウゲンボウ。そのすぐ近くの電柱には、ノスリがとまっている。少しずつ近づいていくと青空を背景にふんわり飛んだ。猛禽の中でもノスリの顔立ちは優しい感じがする。今シーズン初めての出会い。久しぶりの出会いは、やはり嬉しい。
急に寒くなってきたので、窓をほんの少しだけ開けている。外は結構、雨脚が強そうな気配。その雨の音にまじって小鳥の声が聞こえてくる。それは、シジュウカラ、メジロ、コゲラの声だ。こんな雨の日に、ずいぶん元気な小鳥たちの声。雨の日は、気が滅入りがちだが、小鳥の声に励まされ、ずいぶん気分が晴れてきた。
先日、公園で出会ったヤマガラ。ニーニーニーのあの甘えた声が、何とも言えず愛らしい。あの愛嬌のある独特の顔も大好きだ。ヤマガラの好きなエゴの実は、ベランダから見える手の届きそうなところにあるのだが、ヤマガラは、来てくれない。3年前の今頃、ヤマガラが、このエゴノキに飛来してくれたときは、本当に嬉しかった。春に真っ白な花をつけるエゴノキ。雨の中でエゴの実が揺れている。
雨の予報通り、暗い空模様。一日ゆっくり休養のつもりであったが、午後、ほんのひととき、公園と田んぼを回ってみた。公園では、コゲラの声を聞いたのみ。あまりにも寂しい公園の昼下がりであった。そのあと、田んぼを回ってみたものの、こちらも実に静かである。見かけたのは、カラス、スズメ、カルガモ、バン、ヒバリ。とうとう撮影のチャンスがなかった。
田んぼを回っているとススキとセイタカアワダチソウが、暗い空模様の中で、明るさを添えてくれるような気がする。こんなところにノビタキでも来てくれないかしらと思ったけれど、こちらの願いは通じず、スズメでさえ、とまってくれなかった。少し前のことだが、ノビタキが結構、愛想よくモデルになってくれたことがあった。あのノビタキは、無事に目的地にたどりつけたのだろうか。旅の途中に立ち寄ってくれた鳥たちの姿が見えなくなり、秋は日に日に深まっていく。
公園で出会う機会の多い鳥のひとつがエナガである。エナガは、群れで飛んで来て、あっという間にワァーと飛び去ってしまう。何故かカエデの木で見かけることが多いような気がするのだが、それは公園にカエデの木が多いためなのだろうか。それとも甘い樹液を求めてカエデの木に集まるのだろうか。
昨日、公園でエナガに出会った。高い木の上で、その上、前方をふさぐ様にもう1本の木があり、エナガの撮影は困難であった。見え隠れするようなエナガの動きを見ていると、何とも微笑ましくて嬉しくなる。思うような撮影は出来なかったが、エナガに出会えたことに感謝したい。
今日もCANON EOS 7Dの試し撮りに公園に向かった。何と言っても賑やかなのは、ヒヨドリ。しかしヒヨドリの他には、2羽のシジュウカラの姿を見たのみ。これでは試し撮りもままならない。
場所を変えて林の中を歩いてみた。林の中は暗くて、今までだったら撮影は諦めていたのだが、ISOを上げて試してみることにした。ちょうどメジロが群れで飛んできたので、ISO3200で撮影してみた。この写真は、絞りF5.6 シャッタースピード1/256 である。最初は、かなり暗かったが、途中から木漏れ日が林の中に降り注ぎ、試し撮りするには、ちょうど良い具合になった。50Dでは、ISO1600までで、ISO3200は、緊急時のみという感じで使っていたので、この違いには、少なからず驚いている。ノイズリダクション機能は使っていない。また、いろいろ試してみたいと思う。
ヤマガラ飛来のニュースは、大分前に聞いたのだが、あちらの公園、こちらの公園と回ってみても、なかなか出会えない。都内の有名な庭園を訪ねれば、間違いなくヤマガラに会えるのだが、そこまでしなくてもという気持ちもあって、近場の公園を回っている。
今日は、昨日届いたばかりの CANON EOS 7Dの試し撮りをしようと近くの公園に向かった。ヤマガラに会えれば吉。会えなければ・・・・・などとつまらないことを真剣に考えながら公園内を歩く。♪ニーニーニー懐かしいあの甘えたようなヤマガラの声が聞こえてきた。う〜ん幸先良し!しかし声はすれども姿が見えず。しばらくするとエナガの群れが飛んできた。なかなか良い感じ。急いでレンズを向ける。しかし、ああ、何ということか。どうやら設定ミスをしてしまったようだ。折角のチャンスをふいにしてしまった。
しかし、がっかりして程なく、ヤマガラが松ぼっくりのところに飛んできた。松の実をくわえたヤマガラ。新しいカメラで撮ったヤマガラは、ちょっと澄まし顔にも見えた。
ここのところ、鳥たちとの出会いの機会が少ない。近くの公園で出会うのは、シジュウカラ、メジロ、コゲラ、時には、エナガ。キビタキ♀は、まだ姿を見せてくれるのだが、撮影するとなると、なかなか思うような位置にはとまってくれない。
例年、今の時期に出会える鳥のひとつにケリがいる。今日は、田んぼにケリを探しに出かけてみた。田んぼに着くと数人の人が作業をしていたので、ずっと遠回りしていると、2羽のケリが飛んだ。ケリの飛ぶ姿は、いつ見ても美しい。その2羽が着地した付近にそっと近づく。田んぼの奥の方に2羽、3羽と固まっている。ケリがいると思って見ないと見落としてしまいそう。田んぼの土色と同化して本当に見つけにくい。全部で12羽を確認。今年もケリに会えた。
久しぶりに訪ねた公園は、実に静かだった。散歩の人の姿も少ない。しばらくすると女性が3人、何やら楽しそうに相談している様子。良く見れば、スケッチブックを持っているようだ。公園の秋色を描写するのかもしれない。
私も秋色を探してみよう。そう考えたとき、ギィーという聞きなれた声が、すぐ近くで聞こえた。コゲラの姿は、すぐに見つかった。コゲラのとまっているところは、まさに秋色。しかし、雲が出てきて、あたりはかなり暗い。慌ててISOをあげたが、ブレブレばかり。メジロもたくさん飛んできたが、木の上の方で、姿はほとんど見えない状態。そのメジロもあっという間に飛び去り静けさだけが残った。公園の静けさが秋の色なのかもしれない。
昨日の公園では、エナガの群れにも出会った。ジュリジュリジュリ。可愛い声がカエデの木の奥から聞こえてきたと思ったら、ワァーと飛んで、あっという間に姿が見えなくなった。まるで鬼ごっこをしている子供たちが走り去るかのように。シジュウカラもカエデとサクラの木の間を鳴きながら元気よく飛び回っていた。
サクラの木からサクラの木へ飛んでいったのは、コゲラ。♪コンコンコンコン ♪コンコンコンコン リズミカルに秋の公園で大工仕事。下から上へ下から上へ。♪コンコンコンコン忙しそう。嘴の動きが速くて、ブレブレ写真になってしまう。それでもやっと何とか撮影できたのが、この写真。秋が深まりゆく公園でコゲラとの出会いは、多くなりそうだ。
久しぶりに公園に向かった。秋の渡りで、ひととき賑わった公園は、今は、ずいぶん静かだ。時折、散歩の人の姿が見える。十月桜のところにメジロが飛んできたのだが、見とれていて撮影し損ねてしまった。以前の私だったら、こんなことはなかったのに、今は鳥の表情を見るのが楽しい。
こんもりした大きな木の下に行くと、2羽の鳥が飛び交っている。1羽は、キビタキ♀、もう1羽は、コサメビタキのようだ。こんもりした木の中は、暗くて撮影は、なかなか難しい。それでも根気よく、鳥の動きを見ていると、キビタキが、太い枝にとまった。しばらくじっとしていたので、何とか撮影できた。近くでは、ムシクイの姿も見え隠れしていたし、オオルリ♀の姿を見た人もいるという。
朝早くには、アトリも見られたとか。公園によっては、ジョウビタキが見られたりトラツグミが見られたりしているという。オオハクチョウ飛来のニュースも聞いた。いよいよ冬鳥。楽しみな季節が、すぐそこまで来ている。
所用で外出ままならず、昨年の今頃、どうしていただろう?とふと思って2008年10月17日の画像を見なおしてみた。そう、思いだした。サメビタキが馴染みの公園に長逗留して、ずいぶん楽しませてもらったことを。あのサメビタキは、ずいぶん愛想が良く、お気に入りの枝にとまって、たくさんの人たちを楽しませてくれたことを。
コサメビタキやエゾビタキに出会う機会は多いのだけれど、サメビタキに出会う機会は少ない。秋の渡りでひととき賑わった公園は、また静けさを取り戻していることだろう。
秋の田園風景。のどかでほっとするような光景だ。相変わらず多いのは、スズメ。セイタカアワダチソウのところにとまっているのは、モズ。ノビタキを探してみたけれど、とうとう会えなかった。
スズメの群れの中に1羽、眉斑のはっきりした鳥がいた。何とか撮影したいと思ったけれど、ぼやぼやの写真。どうやらホオジロの幼鳥のようだ。ワァーと飛び立つスズメの群れを撮ろうと思ったけれど、なかなか難しい。結局、群れているスズメを眺めているだけで、時間が過ぎていく。よくよく見れば、嘴の黄色い幼いスズメが、たくさんいることに気がついた。
秋の田園風景。のどかでほっとするような光景だ。
曇りがちの空模様。もう秋の渡りもひと段落かもしれない。それでも淡い期待で公園に向かう。自宅近くの桜通りは、紅葉が始まったばかり。赤く色づき始めた桜の葉は、これから日毎に赤味を増していくことだろう。しかし、公園の桜は、すっかり葉を落とし、曇り空の下では、何とも寒々しい光景だ。
白とピンクの交じったサザンカのところにメジロとシジュウカラが飛んできた。なかなか良い位置には、姿を現してくれず、撮影には不向きであったが、しばらくメジロとシジュウカラの動きを楽しませてもらった。キビタキの♀が良く姿を見せてくれたサワフタギのところに行ってみると、すぐ近くの植え込みの中で何やら鳥の動く気配。動き方からすると、ムシクイのようだ。しばらく様子を見ていると、ようやく一瞬、姿を見せてくれた。ファインダーに全身すっきり入ったのに、何故かシャッターが下りない。ムシクイは、動きが速い。ああ!残念無念。撮り損ね。
オオハシシギに初めて出会ったのは、鳥に関心を持つようになって初めての冬であった。シギというものが、何であるのかわからなかったあの頃、オオキアシシギという珍しい鳥が蓮田にいるというので、出かけていったのだった。あのとき、オオハシシギにも出会った。何羽いたのだろうか。ずいぶんたくさんいたような気がする。狩猟期間であったので、犠牲になったオオハシシギもいたと記憶する。当時、シギに関心を持つ日が巡ってくるとは、考えてもみないことであった。それほどシギは、私にとって遠い存在の鳥であった。
先日、オオハシシギの幼鳥に初めて出会った。背や肩羽の羽縁の赤褐色が特徴であるという。そのオオハシシギ幼羽とは、また違った個体に出会う機会があった。蓮田で出会ったのは、成鳥と幼鳥のようである。今回も、なかなか顔をあげてくれず、撮影に苦労した。こちらの意を察してか「いやぁ!照れちゃうなあ。」とでも言っているかのようにも見えた。
久しぶりに都市公園を訪れた。広い広い園内は、たくさんの人で賑わっていた。釣りを楽しむ人、レンタサイクルに乗る人、散歩する人、家族でお弁当を広げ楽しむ人、カワセミの写真を撮る人、金木犀の花を熱心に撮影する人。皆、思い思いに公園の秋を楽しんでいる。
私の今日の一番の目的は、野鳥の写真展を見ることであった。力作がずらり。毎年、この時期に開催される写真展をいつも楽しみにしている。「写真は、見て学ぶ。」手賀沼のコブハクチョウが縁で始めた野鳥撮影であるが、初期の右も左もわからなかった頃に、先輩から教えていただいた言葉である。
写真展を見たあと、ベンチに座ってお弁当を広げると、ルルルルルーと小さな声が聞こえた。どうもカワラヒワのようだ。木の名前がわからないが、緑の葉の間からカワラヒワの動いている姿が見えた。少し離れた位置から写真を撮ろうとカメラを構えたとき、1羽の鳥が目線よりちょっと上の位置に飛んできた。キビタキ♀だった。今日もまたキビタキに出会え、心和むひとときを過ごすことが出来た。
秋晴れ。すっきりと気持ちよく晴れ渡った空を見上げると、ふとその青さに吸い込まれそうな気持になる。こんな気持ちの良い日には、森を訪ねてみよう。森の中では、どんな秋色が待っていてくれるだろうか。
森の入口近くでは、赤く熟した実が割れて黒い種が顔を出したゴンズイが出迎えてくれた。森の中をゆっくり歩く。車を使って田んぼめぐりをしていたので、久しく歩いていなかった。こんなに柔らかな緑の空気に包まれて森の中を歩けるとは、何と幸せなことだろう。そう感謝しつつ花や木々を眺める。ウメモドキの赤い実も秋の色。ノコンギクの薄紫色。オミナエシの黄色。ミズヒキも秋を演出。
カラスザンショウの熟した実のところに行くと、ヒタキ特有の地鳴きが聞こえてきた。キビタキだ。今シーズンなかなか出会いの機会が巡ってこなかったキビタキ♂の姿が、ちらちらと見え隠れしている。しばらく待って何とか姿を見せてくれた。嬉しい嬉しい出会いだった。
渡り途中、公園に立ち寄る鳥たち。しばらく様子を見ていなかったので、今朝、ほんのひととき、公園を訪ねてみた。すっかり葉を落とした桜の木が、曇り空の中で妙に寒々しく見えた。鳥の姿は、見られなかったが、遠くにエナガの声、垣根の奥の方からシジュウカラ、メジロの声が聞こえてきた。桜の木肌にとまったカマキリが、じっと動かず、静かな秋を感じさせた。
昨日、出かけた田んぼでコアオアシシギにも出会った。コアオアシシギは、華奢なイメージで私の好きなシギのひとつである。シギを撮影していていつも思うのだが、なかなか静止してくれない。忙しく採餌している姿が多いのが現実である。もし静止しているとしても眠っていることが多い。昨日、思いがけず、かなり近い距離でコアオアシシギが、とまった姿勢をしてくれた。その中に水鏡と言える画像が1枚あった。好きなシギのこのような姿は嬉しいものである。秋の田んぼ。また近いうちに訪れてみたいと思う。
台風一過。青空が広がり、心地よい。あれほど吹き荒れた後の海辺には、何か台風の置き土産でもないかしら?ちょっと気になりながらも海辺ではなく田んぼに向かった。
いつも良く行く水のたくさん入った田んぼには、コアオアシシギ2羽とアオアシシギの姿が見えるのみ。ちょっとがっかりして蓮田の方を回ってみる。ひとつの田んぼに、オグロシギ、オオハシシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、クサシギ、タカブシギ、ツルシギが勢ぞろいしているところがあった。
ツルシギは、全部で5羽。水がかなり入った田んぼなので、餌取りをするとき、体の半分以上が水につかり、何の鳥だかわからない。オオハシシギとツルシギが並んだとき、ツルシギって結構大きいということに初めて気がついた。いつも遠くから眺めているツルシギだったが、今日は、思いがけず近くで観察でき久しぶりに心が弾んだ。
千葉県、茨城県の鳥見に縁のある地域に台風の被害が発生したようで、胸痛む思いがする。大自然は、美しく心を癒してくれるのだが、時には、形相を変えて、その美しさは、ひとたまりもない。今日は、終日、家の中で、風の音を聞きながら過ごした。台風の被害が最小限であることを祈りながら。
秋の渡りも終盤であろうか。先日、出会ったウズラシギ。7月、8月に出会ったウズラシギとは、ずいぶん印象を異にしていた。幼鳥が、後から渡っていくと知ったのは、最近のことである。先日出会ったオオハシシギも幼羽であったし、シマアジも幼鳥であった。コアオアシシギの群れの中で成鳥は、ごくわずかであった。親と離れて厳しい大自然の中を渡っていく鳥たちが、いとおしい。無事の旅路を心から願わずにはいられない。
予報通り、雨となった。晴天が続き、カラカラ状態のときに降れば、まさしく恵みの雨となり、大歓迎される雨だが、何日も続くと、うんざり。明日は、台風接近とのこと、被害がないことを祈るのみである。
今朝、雨が小降りのときに、30分ほどであったが、久しぶりに田んぼを回ってみた。車の後部座席に座り、右を見たり、左を見たりラクチン鳥見である。稲刈りの済んだ田んぼに、早くも二番穂が出ているところもあった。スズメがワァーッと100羽ほど飛び立ったところがあり、その数の多さに圧倒されて少々萎えていた気分が急に晴れやかになった。セイタカアワダチソウにとまっているスズメもいたが、空抜けなのが残念。
チュウサギの姿もずいぶん見かけた。引き上げようと思ったときに、キジ♂3羽の姿が、あぜ道に見えた。2羽は、警戒心が強く、1羽は、悠然としていた。雨の日の田んぼのひとこまである。
秋雨。言葉のイメージは、詩情を掻き立てるものがあるが、現実に目を向けると、ちょっと憂鬱。何ともうっとうしい。これでは、あまりに夢がない。雨の一日、ふと考えたことは「こころ」についてである。漢字では、たった一文字「心」。私のイメージする「心」とは、思いやり、まごころ、配慮、おもむき、風情などであり、いずれも良性でやわらかく温かみのあるものである。しかし、誰もが、「心」という文字を見てイメージするもの、あるいは「こころ」という言葉を耳にして思い描くことが、私と同じであるとは、到底思えない。人の心とは、なかなか難しく計り知れないものがあるとも思う。
自宅にいて出会える可能性の高い鳥のひとつがメジロである。夏の間は、どこにいるのか、ほとんど出会う機会がないのだが、秋になってずいぶんメジロの声を聞くようになってきた。ベランダから見える夾竹桃のところにメジロは、よく飛んで来て、しばらく楽しませてくれることがある。春には、梅や桜の花のところに蜜を求めて飛んでくるメジロ。秋になると柿の実を啄ばみにやってくる。公園の柿の実は、甘いのだろうか?
予報通り、雨になった。夕方近くになると結構本格的な降り方である。雨の日も、たまには良いのだが、今週は、どうも雨模様の日が続きそうである。
ここ数日、自宅の近くでエナガの声を聞くようになった。チイチイジュリジュリジュリ。あの声を聞くとそわそわしてくる。何故なら、エナガのあの可愛い姿をすぐに思い浮かべることが出来るからだ。しかし見上げるような位置にとまったり、暗い植え込みの中に入ったりされては、撮影どころか観察もままならない。
数日前、公園で出会ったエナガ。いつも忙しいエナガだが、この日は、結構、愛想よく、あの可愛い姿を楽しませてくれたものだった。お天気が回復したら、また公園に出かけてみよう。
はっきりしないお天気が続いているが、今日は、穏やかな一日だった。ベランダから見えるエゴの実は、はじけて黒くなっているのが見える。その奥の植え込みにメジロやシジュウカラが飛んできた。小鳥たちの声を聞くと鳥見に出かけたい気分になるが、少し体調を崩し、今日も休養日となった。
先日、公園で出会ったツツドリ。初めて出会ったときは、私の頭のすぐ上を飛んで来て、近くの桜の木にとまったのだが、もう1羽のツツドリに追われてすぐに姿を隠してしまった。次に出会ったときは、あまりに近すぎて撮影困難な状態。三度目に出会ったときは、枝かぶり。それでもしばらくすると、何とか撮影出来る位置に移動してくれた。このツツドリを可愛いと言う人もいれば、何だかね・・・という人もいる。自分の撮影した画像を改めて見直して見た。なるほど鳥の姿や表情は、角度によって、ずいぶん違うものなのだ。同じ鳥を撮影しても、鳥の表情は、違って見える。それは、撮影者の心を反映しているのかもしれない。
秋の長雨。昨日、午後から顔を出した太陽は、気まぐれだったのだろうか。雨の中、自宅を出て駐車場に向かって歩いていくと、ツィ ツィと鳥の声がして小鳥の群れが飛んできた。いつもシジュウカラやスズメが良くとまっている木にエナガ、メジロの姿が見えた。雨の日でも、元気に飛び回っているエナガやメジロの姿を観察することが出来、しばし心が和んだ。
先日、水のたくさん入った田んぼでオオハシシギの幼羽に出会った。今までに見たオオハシシギのイメージと異なり、オグロシギを小さくしたような感じを受けた。しかし、じっくり観察すれば、まず採餌方法が違う。オグロシギは、ゆったりと余裕があるが、オオハシシギ幼羽は、常に水の入った田んぼに嘴を入れて、忙しなくせっせと餌取りをしている。それ故、嘴を何とか撮影したいと思っても、なかなかその機会が巡って来ない。何とか撮影出来たのは、ほんの数枚だけである。雨の日であったが、背や肩羽の羽縁の赤褐色が、心に残った。
今朝は、曇り空であったが、ゆっくり家を出て、久しぶりに公園に向かった。キンモクセイの花が散り、あたりは、黄金色のじゅうたんを敷き詰めたよう。斜面のところには、アザミの花も咲いている。しかし鳥の声がしない。しばらく待つと、ようやくシジュウカラの声が聞こえてきた。エナガの声も聞いたのだが、姿を確認出来なかった。
公園を諦めて、田んぼに回ってみた。モンシロチョウが、まるで妖精のように舞っている。1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11。何と夢のある舞いだろう。こんなにたくさん、白くて小さな蝶が舞っている姿は、幻想的だ。そんな蝶の姿をうっとり眺めていると目の前を鳥が飛んで、草むらの中に入っていった。そっと草むらに近づいて様子を伺う。見つけた!ノビタキだ。草被りだったが、記念に1枚。モデルになってくれたノビタキに感謝。今日も嬉しい出会いであった。
◇◇ これまでの 『とりどり日記』 ◇◇ | ||||||||||||
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