タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

Home > とりどり日記(2010年4月)             >> 過去のとりどり日記

写真はクリックすると大きくなります

最新版はここをクリックしてください

2010/4/30 トウネン

トウネン

「トウネン」私の好きなシギのひとつである。春と秋の渡りのとき、田んぼや干潟で、私は、トウネンを探す。あの小さな体で、長い長い旅をする。様々な危険が待ち受けているであろう長い旅路。その健気な姿に、私は、胸が熱くなる。

先日、田んぼで夏羽のトウネンに出会った。冬羽のトウネンも好きだが、夏羽のトウネンは、赤味を帯びて美しかった。メダイチドリと一緒に、一心に採餌する姿は、何とも愛おしい。羽の色をじっと見つめる。日本の伝統工芸のような何とも言えない奥深い色合い。「トウネン」何時出会っても嬉しいシギである。

2010/4/29 メダイチドリ

メダイチドリ

♪キューイ♪田んぼめぐりをしているとき、上空を飛んでいるムナグロの群れを見かけるようになってきた。ムナグロの声にしても、あの寂しげなアオアシシギの声にしても、シギの声を聞くと、「春の渡り」を実感する。

まだまだシギの姿は、少ないが、先日、久しぶりに蓮田や田んぼを回ってみた。そのとき、田んぼで、メダイチドリに出会った。メダイチドリは、三番瀬や谷津干潟で見かける機会は多いが、田んぼで出会ったのは、初めてである。決して珍しい鳥ではないが、田んぼでの出会いが、何かとても新鮮で嬉しかった。

2010/4/28 シメ

シメ

今日は、朝から雨が降り続き、空もずいぶん暗い。もうすぐ若葉かおる五月を迎えるというのに、寒かったり、雨でどんよりしていたり、何ともすっきりしない気分である。流石に今日は、鳥見は、お休みして、画像を見直している。

昨日、桜並木でシメに出会った。嘴が鉛色になり、旅立ちの日が近いように思われた。今シーズンは、比較的、出会いの少なかったシメだが、今頃になって、シメに出会う機会が多い。昨年のように群れで飛来すれば、目につく機会も多いのだが、静かに1羽だけとまっていると、見落としているのかもしれない。♪チッという地鳴きが、聞こえたとき、すっかり緑の葉で覆われた桜の木を見上げて、シメの存在に気づく。良く降る雨。シメは、どうしているだろう?

2010/4/27 ヤマガラ

ヤマガラ

今日は、午後から雨予報。雨が降りだす前に、近くの公園に渡りの鳥を探しに出かけることにした。今年は、四月と言っても寒い日が続き、ずいぶん長い間、桜の花を楽しむことが出来た。しかし、流石に、その桜の花も終わり、公園の木々は、新緑で覆われていた。数本の八重桜は、今が見頃。新緑の中に、八重桜のピンクが、彩りを添え、どんよりした曇り空を、明るいものにしてくれている。

♪ニーニーニー♪あの甘えたようなヤマガラの声が、聞こえてきた。桜の葉が、重なりあって、ヤマガラの姿が、なかなか見えない。♪ニーニーニー♪桜の葉の間から、ようやくヤマガラの姿が見えた。良く見ると、口元に虫をたくさん咥えている。それでも、さらに虫を探している様子。「ヤマガラさん、今、子育て中なのね。あんなに一生懸命、虫を集めて。」親の苦労を思い、胸が熱くなった。

2010/4/26 ツルシギ

ツルシギ

今日も、青空。気持ち良く晴れ渡った空を仰ぎながら、久しぶりに蓮田に向かった。途中、水の入った田んぼは、たくさん見かけたが、シギの姿は、全く見かけず、何とも寂しい気持ちで蓮田に到着。

蓮田にも、水がたっぷり入っている。あまりに水が多くてシギたちが、立ち寄るには、どうなのかしらと思いつつ、蓮田を見渡す。いる!いる!ツルシギ3羽。さらにじっくりと蓮田を見渡すと、離れたところに別のツルシギが3羽いる。全部で6羽。かなり換羽が進んで、黒くなってきている個体が2羽。春のお彼岸の頃に飛来し、徐々に変化していくツルシギの姿を観察出来るのは、何とも嬉しいことである。

久しぶりの蓮田で出会ったツルシギ6羽。今日の出会いに心から感謝。

2010/4/25 ウグイス

ウグイス

青空が広がり、すっきり爽やか気持ちが良い。しかし、木陰に入るとひんやりと肌寒いくらいである。四月も残り少なくなって、ようやく春の渡りの鳥たちが、動き始めたようである。都市公園に立ち寄るオオルリ、キビタキ、サンショウクイ、コマドリ、ツツドリ、クロツグミ。そんな便りを耳にしながら、なかなか出会いの機会に恵まれず、何ともすっきりしない気分である。

今日訪れた公園では、オナガが賑やかに鳴き、♪ホーホケキョ♪とウグイスがさえずる。新芽の美しいカエデには、ヤマガラ。芝生のところに現れたのは、嘴が鉛色になったシメ。八重桜には、エナガとシジュウカラ。シロハラも姿を見せ、すぐに木立の中に姿が消えた。新緑と八重桜を楽しめただけでも感謝なのだが、やはり夏鳥に一目会いたい。

2010/4/24 エナガ

エナガ

昨日、一昨日と雨模様のお天気だったので、今日の太陽は、嬉しかった。朝のひととき、川に沿って歩いてみると、コガモ、ハシビロガモ、バン、カイツブリが、春の日差しを浴びて嬉しそうに泳いでいる。ヒバリ、ホオジロ、ウグイスの鳴き声も聞こえてくる。のんびり、ゆったりした光景だ。カワラヒワも菜の花畑の奥の方に群れで飛んで来て、また、ワァーと飛び去っていく。

久しぶりに公園にも立ち寄ってみた。カエデの新芽が、何とも美しい。名残りの桜に、メジロが数羽飛んで来た。シジュウカラもカエデのところを動きまわっている。コゲラも飛んで来た。♪ジュリジュリジュリ♪エナガの声がする。名残りの桜を忙しく動き回り、しきりに虫を集めている。きっと子育て中なのだろう。ずいぶんやつれて見える。エナガさん、お疲れ様。

2010/4/23 ご案内

「野川フォトクラブ」写真展のご案内

お世話になっている先輩の方々の恒例の写真展が、この春も開催されます。

日時: 4月29日(木)〜5月12 19日(水)
開催期間は5月19日まで延長になりました。
9:00〜16:30 (最終日は15:00まで)
場所:東京都立野川公園

サービスセンター・イベントホール(地図

野川公園の北側に沿って、昔、多摩川が武蔵野の台地を削ってできた河岸段丘「国分寺崖線」があります。この崖下からは地下水が湧き出していて、四季折々の野草や野鳥、昆虫などが見られ自然の宝庫となっています。是非、野川公園の春を楽しみながら、お出かけになってみては、いかがでしょうか。

2010/4/22 チュウシャクシギ

チュウシャクシギ

昨日、夏日を記録したというのに、今日は、また冷雨の降る肌寒い日となった。あまりにも寒暖の差が激しく、田植えを済んだばかりの早苗も、戸惑っていることだろう。

そんな雨の中、田んぼを一回りしてきた。春には、キジに出会う機会が多いのだが、今日も雨に濡れたキジに出会った。♂が3羽、♀が1羽である。それぞれ別々の場所で、畦で休んだり、柔らかい草の芽を啄ばんだり、ゆったりした姿を観察することが出来た。農道で採餌しているヒバリ2羽にも出会った。

水の入った田んぼのところで、今シーズン初めてチュウシャクシギに出会った。たった1羽で、どこから飛んできたのだろう。まだ飛来したてのようで、かなり空腹なのか、一心に採餌していた。雨降る中で見る、その姿は、心に残るものであった。

2010/4/21 アオサギ

アオサギ

すっきり晴れ渡った青空。木々の新芽がまばゆい。寒かったり雪が降ったり季節を間違えたかと思うような四月を過ごしていたが、今日は、かなり汗ばむほどの陽気であった。ニュースでは、夏日であったと報じている。その陽気に誘われてずっと気になっていた谷津干潟に向かった。

驚いたことに、谷津干潟で出迎えてくれたのは、キビタキのさえずりであった。しかし、葉の陰になって、姿は、ほんの一部しか見えない。それでも、今シーズン初めての出会いなのだから、感謝しなければ。潮見表を見ないで、出て来てしまったので、干潟が出るまでには、まだまだ時間がかかりそう。サルハマシギに会えれば、嬉しいのだが、持ち時間内には、無理かもしれない。

干潟は諦めて、センターでセイタカシギの抱卵の様子を観察。アメリカコガモがいると言うので、スコープを見せていただく。杭の奥の葦原の中で眠っている。杭の上で休んでいたアオサギが、水浴びを始めた。今日の暑さを忘れさせてくれるような涼しげな光景であった。

2010/4/20 キジのディスプレイ

キジのディスプレイ

曇りがちのお天気ながら、数日前までの寒さを忘れさせてくれるような暖かさ。風は、結構吹いていても、寒くはない。沼のほとりの桜も、この風で、ハラハラハラハラと名残りの花を舞い散らしている。その花びらが、田植えを終えたばかりの田んぼで、花筏となっている。まだ頼りなげな早苗に、淡いピンクの花びら。日本の春の風情である。

今日は、久しぶりに田んぼを回った。ヒバリが、空高く舞い上がり、♪チュルリ ピチュリ チュリ チュリリリ♪と鳴いている。タヒバリは、胸のところが、ほんのり赤味を帯び、夏の装いになっている。カワラヒワは、農道にたくさん生えているタンポポを美味しそうに啄んでいる。

♀のキジが3羽、柔らかい春の草を啄ばみ、田んぼの奥の方に入って行き、姿が見えなくなった。畦の上にいた♂のキジのところに、1羽の♀のキジが、ぐんぐん近づいてくる。♂と♀が、かなり接近したところで、♂が、尾羽を広げ、ディスプレイ。しきりに♀にアピールしている。ホロ打ちを見る機会は、多いが、ディスプレイは、なかなか見る機会がない。今日は、思いがけず嬉しい出会いとなった。

2010/4/19 コムクドリ

コムクドリ

渡り途中の鳥たちとの出会いを期待して、今日も公園に向かった。しかし、桜並木から聞こえてくるのは、あの賑やかなヒヨドリの声。芝生に群れるムクドリ。オオシマザクラにとまったスズメ。カサカサと落ち葉の中の虫を探すアカハラ。ほんの一瞬、姿を見せたアオジ。ギュイギュイとうるさいほどに鳴くオナガ。これが、今日の出会いの顔ぶれである。

オオルリやキビタキなど、いつもの年なら見られている時期なのだが、寒さが続いたためか、鳥たちの移動の時期がずれこんでいるようだ。それでも数日前には、コムクドリが旅の途中に立ち寄ってくれた。コムクドリを初めて見たのは、飛島であった。あの時、かなり距離があったが、初めて見たあの日のことを、今でも鮮明に覚えている。その後、裏磐梯で何度か見ているが、住まいの近くで、見る機会には、なかなか恵まれなかったので、この日の出会いは嬉しかった。

2010/4/18 アカハラ

アカハラ

異常気象が続いて、農作物に被害が出ているようである。四月も半ばを過ぎたというのに、雪が降ったり、寒い日が続いたり戸惑っている。それでも今日は、久しぶりに春らしい日差しになり、公園に出かけてきた。八重桜が、ちょうど見頃で見事な花をつけている。春は、やはり桜の花が欠かせないような気がする。

渡り途中の夏鳥との出会いを期待したのだが、残念ながら、まだのようであった。忙しく動き回るエナガ、賑やかに鳴き叫ぶオナガ、鉛色の嘴のシメ、餌さがしに余念がないツグミ、桜がお気に入りのようなシジュウカラ、ヤマブキのところに現れたメジロ、まだ残っていてくれたアオジなど、それなりの出会いを楽しんできた。しかし写真は、いまひとつ。

昨日、沼のほとりで出会ったアカハラは、いつ頃旅立つのだろうか。冬鳥も異常気象で戸惑っているようだ。夏鳥に会えるのは、何時だろう?

2010/4/17 ミヤマホオジロ

ミヤマホオジロ

朝、カーテンを開け、窓の外を見ると、芝生のところが一面に真っ白。思わずカレンダーを見てしまった。今日は、4月17日。例年なら、春を告げる小鳥の声に耳を傾け、柔らかな陽光の降り注ぐ草花を愛でている時期である。昨日、真冬のような寒さであったが、この時期に雪が降るとは。

例年なら、そろそろ近郊の公園にオオルリやキビタキ、ムシクイなどの姿を見かけるのだが、まだまだのようである。この寒さで、鳥たちも戸惑っていることだろう。アカハラやシメなど冬鳥が、まだまだ残っている。旅の途中で、寄り道をしている冬鳥に思いがけず出会う機会に恵まれた。ミヤマホオジロ。今シーズンは、出会いの機会が少なかっただけに嬉しさは、一入であった。

2010/4/16 モズ

モズ

桜が、長い間楽しめるのは、喜ぶべきか、憂えるべきか。例年なら、とうに花が散っているはずのソメイヨシノが、葉桜になっても、まだ、淡いピンクの花をいじらしくもつけている。それは、雨にあっても寒さにあっても、じっと耐えているという風情である。明日は、さらに寒くなるとの予報で、一体、どうなることだろう。

朝のひととき、小雨があがったので、沼のほとりを歩いてきた。湖面から吹きつける風に、思わず、コートの襟を立てる。ダウンのコートの上に、さらに、もう1枚羽織ったけれど、体が、しんしんと冷えてくるようであった。真冬と同じように手袋をつけ、それでも、指先が痛い。

湖面を泳いでいたコガモが、群れで飛んできて、水の入った田んぼに降りた。1陣、2陣、3陣。合わせて18羽。嘴に泥をいっぱいつけて、熱心に採餌している。コガモの旅立ちは、いつも遅いけれど、まだ、こんなにたくさん残っていたのだ。近くには、コサギ、ハクセキレイ、セグロセキレイもいる。

ツグミが飛んで来て、一瞬、桜にとまり、すぐにまた飛び立った。続いてモズが飛んで来た。沼のほとりは、寒いけれど、鳥たちとのささやかな出会いに、元気づけられる思いがする。

2010/4/15 キジ

キジ

今日は、また冷たい風が吹き、雨も本格的。何とも冷え冷えとした一日だった。「寒いですね。」これが、ご近所の方とお会いした時の、挨拶。四月も半ばと言うのに、一体、地球は、どうなっているのだろう。

雨が小降りになってきたのを見はからって、久しぶりに田んぼめぐりをしてきた。寒い日が、続いているが、畦道には、ツクシがいっぱい。何時の間に、こんなに可愛い顔を出していたのだろう。ほっとして嬉しくなる光景である。ツクシに見とれていると、ホオジロが飛んで来た。続いて、もう1羽飛んで来たのは、ホオアカ。久しぶりの出会いで、心が弾む。

雨に濡れたキジ♂も現れた。暖かい春の日差しを浴びていたら、このキジの羽が光沢を帯び、さぞ綺麗に輝いて見えたことだろう。しかし、冷雨に濡れた羽の色は、何とも寂しい色合いである。近くには、♀のキジもいて、ほのぼのとした春の野の光景なのだが。こんなに寒いと、暖かい春の光が待ち遠しい。

2010/4/14 夏羽のオオジュリン

夏羽のオオジュリン

今日は、また風の冷たい一日だった。花冷えという言葉があるが、四月とは思えないような肌寒い日があり、戸惑っている。その故か、桜がそろそろ終盤戦と言われながら、まだ名残りの花を、ちらほら見かける。

私の好きな葦原では、ひところ、たくさんのオオジュリンで賑わっていた。入れ替わり立ち替わり、次々にオオジュリンが現れて、枯れた葦をパキパキ音立てて、葦の中の虫を啄ばむ。その姿を間近に見ることが出来るので、ずいぶん足を運んだ。しかし、そのオオジュリンも旅立ち、静かな静かな葦原になってしまった。

そのオオジュリンに水路で出会った。もう旅立ってしまったと思っていたオオジュリン。すっかり夏の衣装に衣替えして、見違えるような姿。北海道では、出会ったことはあるが、近くのフィールドで出会えたことが、新鮮で、心弾む思いがした。夏羽のオオジュリン。その新鮮な出会いに感謝。

2010/4/13 シマアジ

シマアジ♂♀

昨日は、雨模様で肌寒い一日だったが、今日は、太陽が顔を出し、清々しい朝を迎えた。昨日、雨の中、出かけた水路が、少々気になり、今朝も早めに自宅を出た。水路の対岸には、菜の花が朝の光を浴びて美しい。♪チチ ♪チチチ この声は、ホオジロ。♪チャチャ ♪チャチャ 今度は、セッカの声がする。♪ピチュリ チュリ チュリリ ヒバリの声も響き渡って、春の気配が、そこここにいっぱいだ。

昨日、ハイイロヒレアシシギを見かけた水路を、丁寧に見て回ったが、どうも一日だけの滞在だったようだ。その水路に、コガモが数羽、羽を休めている。1羽のコガモが、泳ぎ始めたところに、3羽の小さいカモが泳いでくるのが見えた。昨日、飛ばれてしまって残念な思いをしたシマアジの♂1♀2である。シマアジに初めて出会ったのは、5年前の5月に、この水路である。思い出の水路で懐かしく嬉しい出会いであった。

2010/4/12 ハイイロヒレアシシギ

ハイイロヒレアシシギ

昨日、一昨日と汗ばむほどの暖かさだったが、今日は、また寒さが戻ってきたようだ。朝から冷たい雨が降り続き、桜通りの桜も、公園の桜も、何とも悲しそうに見える。それでも、今年は、ずいぶん長い間、楽しませてもらったのだから感謝しなければと思う。

そんな雨の中、鳥見に出かけた。雨の日には、散歩の人も通らないので、静かな落ち着いた鳥見となるのが魅力である。水路には、カルガモ、カイツブリ、バンが、ゆったりと泳いでいる。枯れた葦が倒れたところに、小鳥がたくさんいる。それを私は、スズメと思っていたのだが、すべてオオジュリンであった。こんな水路にオオジュリンが?と不思議な思いがした。しかし、よくよく考えてみれば、スズメと勘違いしたこと自体、何とも見識不足であった。

その水路でハイイロヒレアシシギに出会えたのは、何とも嬉しい出会いであった。雨の日の鳥見も、なかなか味わいのあるものである。

2010/4/11 エナガ

桜にエナガ

今年の桜は、ずいぶんゆっくり楽しむことが出来た。春というのに寒い日が続いていたので、昨日、今日の暖かさには、桜もほっとしていることだろう。

一昨日、満開の桜のところで、♪ジュリジュリジュリ♪と可愛い声が聞こえてきた。大好きなエナガの声である。声のする方角を見ると、かなり高いところにエナガの姿が見えた。しばらく様子を見ていると、メジロ、シジュウカラも一緒に忙しそうに動き回っている。エナガの動きには、いつも振り回されるが、それがまた可愛くて、エナガに会えると嬉しくなる。桜の花と一緒に撮影出来たらと願ったら、エナガが、その願いを叶えてくれた。

2010/4/10 ヒヨドリ

ヒヨドリ 肌寒い日が続いていたが、今日は、ぽかぽか陽気。その陽気に誘われて沼のほとりを歩いてみた。寒い頃には、見かけなかった釣り人が、たくさん釣り糸を垂れている。近くには、バン、オオバン、カイツブリの姿も見える。数は少なくなったが、コガモが、丸太の上にあがって、お昼寝モード。突然、♪ピピピピピ♪ピューピュー♪という声が間近で聞こえ、頭上をコチドリが3羽、飛んで行くのが、見えた。

沼のほとりの柳の木にとまっているのは、アオジ。胸が鮮やかな黄色で、とても綺麗だ。満開の桜の木には、スズメが4羽集まってきた。寒い頃、オオジュリンやアオジ、ジョウビタキなどで賑わっていた葦原は、ずいぶん静かになってしまった。桜の木のところで、賑やかな声を出しているのは、ヒヨドリ。嫌われ者のヒヨドリだが、案外、可愛い顔をしている。桜にヒヨドリ。こんな出会いも、時には良いものである。

2010/4/9 メジロ

メジロ 今年は、寒い日が続いたためか、桜の開花が遅れ、ここ数日が見頃。今日は、市内の小学校の入学式であったが、桜が、花を添えているようであった。川沿いの桜並木や、近くのいくつかの公園の桜も見頃で、花見の人で賑わっている。

その桜にメジロが数羽、鳴きながら飛んで来た。♪チーチーチー♪小さな嘴を桜の花に差し込んで、美味しそうに花の蜜を吸う。アクロバットのような姿勢で上手に蜜を吸っている。嘴には、花粉がついて黄色くなっている。ヒヨドリも時折、現れ、同じような姿勢で蜜を吸う。嘴は、メジロよりもっと黄色くなっている。シジュウカラも現れたが、すぐに他の木に移ってしまった。エナガも一瞬現れたが、♪ジュリジュリジュリ♪の声を残して、こんもりした木立に消えた。

お花見の季節は、小鳥たちにも楽しみな季節なのかもしれない。

2010/4/8 サシバ

サシバ

太陽が、顔を出し、青空も見える。里山の春を訪れるのは、こんな日がぴったりかもしれない。風は、冷たかったが、久しぶりの里山は、静かで懐かしい香りがする。♪チョッピィ チュチュ チュリチュー♪その静けさの中でホオジロの澄んだ声が響き渡る。♪チュリ チュリ チュリリ♪今度は、ハクセキレイが3羽、もつれ合うように乾いた田んぼの上を飛び回る。

畦道には、ヒメオドリコソウのしっとりした紫や、オオイヌノフグリの優しいブルー、ナズナの可愛い白い花、愛らしいピンクのホトケノザ、タネツケバナや菜の花もところどころに見え、春の訪れを告げている。カエルの声も賑やかだ。

里山の春をゆったりと味わっていると、サッと1羽の猛禽が飛んだ。それは、1年ぶりに会うサシバだった。繁殖のために南の島から渡ってくる鳥、サシバ。懐かしく嬉しい再会であった。

2010/4/7 コゲラ

コゲラ

雲が厚く、今にも泣き出しそうな空模様。沼のほとりに出かけようか散々迷ったが、久しぶりに近隣を散策することにした。小学校も中学校も授業が始まっているらしく、校庭はひっそりしている。校庭の桜は、今がちょうど見ごろ。時折、花びらが、はらはらと散り、まるで雪が舞っているようだ。駅前の桜も、桜通りの桜もあっという間に、もう葉桜。寒い頃から、桜の開花を待ちわび、花が咲いたと思ったら、もうお別れ。何ともあっけない花の命である。

沼のほとりの桜は、湖面から冷たい風が吹きつけるためか、開花がずいぶんゆっくりしていた。木によって開花がまちまちで、固い蕾の木もあり、そこにコゲラが飛んで来た。コゲラは、良く見かける鳥だが、案外、動きが速く、高い木の上に上ってしまうので、思うような位置では、なかなか撮影出来ない。今度は、桜の花のところで出会いたいものである。

2010/4/6 アリスイ

アリスイ

昨日一日降り続いた雨もあがり、今日は、暖かなお花見日和。気になっていた沼のほとりの桜を見に出かけることにした。かなりゆっくりのスタートであったので、気温も上がり、セーターも脱いで薄手のジャッケットで十分な陽気であった。

湖面には、今日もオオバン、バンの姿が見えた。沼のほとりの桜は、ほぼ満開。今日の暖かさで、一気に花開いたのかもしれない。噴水の近くの桜には、スズメが3羽ほど飛んで来て、1羽が、花をちぎって嘴にくわえた。桜の花でスズメの顔が隠れてしまったが、こんな楽しい光景が見られるのも、ここ数日かもしれない。

沼のほとりの枯れ草のところに、アリスイの姿が見えた。一昨年まで、近くの公園で至近距離で見ることの出来たアリスイだが、しばらく出会いの機会がなかった。この鳥がキツツキ科というのが、何とも不思議なことである。少し距離はあったが、懐かしさでレンズを向けた。

2010/4/5 アオゲラ

アオゲラ 予報通り、雨になった。外は、音立てて雨が降っている。見事に咲いた駅前の桜が、この雨で、何とも寂しげである。折角咲いた桜の花が、朝から降り続く雨で、色あせてしまうのではないかと少々気がかりである。河津桜、大寒桜、緋寒桜、枝垂れ桜、八重桜。桜には、ずいぶんたくさん種類がある。その中で、ソメイヨシノのほのかなピンク色が、一番、桜色と呼ぶにふさわしい気がする。そしてその淡いピンク色に、ひとときの夢を見る。

今の時期、桜に絡めて鳥の写真を撮りたいと願うのは、私だけではないであろう。昨年のちょうど今頃、桜の木にとまったアオゲラに出会った。桜が満開で、お花見の人で賑わっていたのだが、アオゲラは、そこに姿を見せてくれたのだった。今年も、同じような出会いを期待したのだが、どうも無理なようである。桜の木の近くでは、アオゲラの姿は、見かけないそうだ。

♪ピョーピョーピョー♪アオゲラの声がして、木の上に姿が見えた。アオゲラは、漢字で青啄木鳥または緑啄木鳥と書く。啄木鳥は、「木をつつく鳥」の意であるから、本当に良くその生態を現していると思う。アオゲラにしてもアカゲラにしても出会うと心が弾む鳥である。まだ見ぬクマゲラに一度会ってみたいのだが、願いが叶うのは、いつのことだろう。

2010/4/4 コイカル

コイカル

今日は、また寒い一日となった。沼のほとりの桜は、ようやく咲き始めたが、この寒さで、花びらが震えているように見える。住まいの近くの桜通りの桜は、ほぼ満開になっているのだが、沼のほとりは、まだまだ時間がかかりそう。

マフラーは、持参したものの、手袋を忘れたことを後悔しながら、厚い雲に覆われた空を仰ぐ。湖面には、バン、オオバン、カイツブリの姿が見える。茂みの方で動いているのは、モズ。♂と♀がいるのだが、なかなか並んでくれない。数日前までは、アオジの姿を良く見かけたのだが、今は、アオジの声も、ほとんど聞かれなくなった。

♪ピッ!と可愛い声がしてコイカルが飛んで来た。♪ピッ!♪ピッ!と鳴きながら枝から枝へと移動する。コイカルの大好物のイラガの繭が、枝先に見える。コイカルは、このイラガの繭を上手に見つけて、あちこちの木々を飛び回っている。緑の葉っぱの陰で、さえずりを披露してくれたこともある。イカルに似た美しい歌声だった。コイカルの動きを目で追っていると、いつの間にか寒さを忘れていた。今日も嬉しい出会いに感謝。

2010/4/3 スズメ

スズメ

今シーズンは、各地で桜の開花が遅れ、いささか戸惑い気味。小田原では、寒さのために梅の実が、乾いたような状態になり収穫の見込みが立たないとか。鳥に関心を持ち、自然に目を向け心癒される日々だが、時には、自然のはかなさに胸を痛めることもある。

私の好きな葦原に1本の桜の木がある。この桜に時々、スズメが飛んで来て、おしゃべりを楽しみ、三々五々散っていく。手前に垣根があり、その垣根に遮られてしまうので、写真撮影は、なかなか思うようには、いかないのだが、それでもレンズを向ける。先日、スズメに交じって1羽のオオジュリンが、飛んで来た。手前の枝が、オオジュリンの顔を横切り、写真は、没になったが、一瞬、「桜とオオジュリン」の夢を見ることが出来た。

葦原の桜に、スズメが、また飛んで来て、三々五々散っていく。 沼のほとりの、のどかなひとこまである。

2010/4/2 シメ

シメ

「春の嵐」散々吹き荒れた風がやみ、雨になった。沼のほとりの桜は、この風でどうなっただろうか。昨日見たとき、まだ蕾が固かったので、きっと強い風にも耐えてくれたことだろう。

♪チッと可愛い声がして、目の前の木から何か小鳥が飛んだ。その鳥が、すぐに近くの木に戻って来てとまった。声の主は、シメだった。もう、そろそろ帰る時期が来ているのだろうか。嘴の色も変わってきている。近くの公園で、カエデの実を啄んでいるのを、良く見かけたが、沼のほとりで、シメは、何を食べているのだろう。

近くでは、モズの♀が、羽を震わせて鳴いている。近くにいる♂は、知らん顔。のどかな沼のほとりのひとこまである。

2010/4/1 オオジュリン

オオジュリン

今日は、もう四月。寒い日が続き、桜の開花が遅れているので、四月を迎えたという印象が薄い。四月は、卯月と言われるが、その由来は、卯の花が咲く月「卯の花月」を略したものだという。卯の花と聞いて連想するのは、♪夏は来ぬ♪の歌である。

卯(う)の花の、匂う垣根に
時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ

(佐々木信綱 作詞)
(小山作之助 作曲)

肌寒い日が続き、夏を思い浮かべることは、難しいが、ホトトギスの鳴き声が聞かれる日も、そう遠いことではないのかもしれない。葦原のオオジュリンも少しづつ、夏色になりつつあるようだ。

◇◇ これまでの 『とりどり日記』 ◇◇

2005年 1 - 2 3 - 4 5 - 6 7 - 8 9 - 10 11 - 12
2006年 1 - 2 3 - 4 5 - 6 7 - 8 9 - 10 11 - 12
2007年 1 - 2 3 - 4 5 - 6 7 - 8 9 - 10 11 - 12
2008年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2009年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2010年 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12