2014/8/31 クサシギ
シギに関心を持ち始めたのは、何時頃からだろう。初めてシギと名のつくものに出会ったのは、鳥に関心を持つようになって、まだ日も浅い頃。オオキアシシギとの出会いが初めてであった。あの頃の気持ちを正直に申せば、興味のわかない鳥のひとつでしかなかった。
今は、淡水系のシギ・チとの出会いを求めて田んぼに足繁く通う。初期の頃、クサシギかイソシギかタカブシギか。それすら分からなかった。違いが分かる。それが、シギ・チに関心を持つきっかけだったのかもしれない。
雨降る日に出会ったクサシギを見ながら、シギたちとの出会いを懐かしく思う。
2014/8/30 アカアシシギ
8月とは、思えないような涼しい日が続いている。前線が停滞し、雨模様の日が続く。8月も終わりになって降る雨は、秋雨というのだろう。何とも寂しい響きである。
雨降る中で出会ったのは、アカアシシギ。ずいぶん前から見られている個体のようだが、この日の出会いは、久しぶりであった。赤い脚と特徴である翼の幅広い白色帯が、そぼ降る雨の中で、際立って見えた。
2014/8/29 タシギ
秋の渡りのシギ・チやジシギに会いたくて、足繁く田んぼに通う。7月の声を聞くとオオジシギの飛来が気になり、稲田の畦を丹念に探す。しかし、今季、とうとうオオジシギとの出会いは、叶わなかった。もう、そろそろチュウジシギの時期を迎えたと思いつつ、回った田んぼでチュウジシギに出会った。
同じ日に、蓮田近くで2羽のタシギに出会った。水の多いところで食事をし、嘴も長い。肩羽もまさにタシギのそれである。ジシギの識別は、難しい。しかし、それだからこそ楽しみが増すのかもしれない。
2014/8/28 チュウジシギ
黄金色に輝き、日毎に頭を垂れる稲穂。以前のような休耕田は、見られなくなり、辺り一面金色のじゅうたんを敷き詰めたようだ。その稲田も収穫の時期を迎え、あちこちにコンバインが入り収穫作業が進んでいく。
刈田の一角で出会ったのは、チュウジシギ。今季、オオジシギに出会う機会がなかったので、この出会いは、特に鮮烈であった。体色の黒っぽさから、すぐにチュウジシギと思ったが、嘴も太いし、肩羽も間違いなさそうだ。オオジシギが去り、チュウジシギの姿が見られる田んぼ。秋の到来を実感するひとこまである。
2014/8/27 キョウジョシギ
暑さの中で、久しぶりに向かった海辺。ウミネコが1羽休んでいるだけで実に寂しい光景だ。防波堤を少し歩いてみるとテトラポットの影から、わずかに顔を見せたのが、キョウジョシギである。びっしりと生えた海藻を熱心に啄んでいる。いつの間にか、もう1羽のキョウジョシギが姿を見せた。時折、ドボーンと波しぶきがあがる。2羽のキョウジョシギは、その波しぶきに動じることもなく、夏の海辺を満喫しているようだった。
2014/8/26 オグロシギ
秋の渡りが、本格的になるのを、首を長くして待っていた。オグロシギが入って来ると、田んぼは、いよいよシーズンの感がある。雨の予報を気にしながら向かった田んぼで、今季初めてオグロシギに出会った。たった1羽で熱心に食事中。蓮の葉に隠れて見えなくなることもあるが、右に左にせっせと動きまわるので、ゆっくり観察出来る。
田んぼは、秋の気配が、いよいよ深まっていく。
2014/8/25 ミユビシギ
いつしか蝉の声も、ひと頃の賑やかさは遠のき、そこかしこに秋の気配を感じるようになってきた。ベランダのムラサキシキブが、ほんのり色づき始め、散歩道で見かける民家の柿の木には、青い実が目に付くようになってきた。
先日、久しぶりに訪れた浜辺で、ミユビシギに出会った。波と戯れるミユビシギの姿を見ていると、心癒される思いがする。サーファーが、すぐ近くを通っても、幼子のような足取りで浜辺を平然と歩いている。ひと度、カメラマンが近づけば、遠くへ遠くへ行ってしまうのだが。
浜辺のミユビシギの姿は、いつ見ても、ほのぼのとして心やすらぐ。
2014/8/24 キリアイ
暑さの中で、田んぼ回りを続けているが、会いたいと願っているキリアイには、なかなか縁がない。干潟に出掛ける機会が巡って来たので、淡い期待を抱きながら、干潟に向かった。
潮の具合は、ちょうど良さそうだ。遠くから見ると、わずかにシギたちの姿が見える。それにしても、ずいぶん寂しい干潟の光景である。数羽のキアシシギ、ソリハシシギ、トウネン、ミユビシギその中に、何とキリアイがいたのである。念ずれば通ず。思いは、届いたようだ。久しぶりに見るキリアイが輝いて見えた。
2014/8/23 ショウドウツバメ
田んぼにコンバインが入り、収穫作業が順調に進められていく。黄金色に輝いていた稲田も、見る見るうちに殺風景な刈田へと変身する。コンバインの入っている田んぼで、良く見掛けるのが、ツバメである。
そのツバメが、稲田のそばを走る道路に何羽も何羽も降り立っていた。よくよく見ると、その中に1羽。ショウドウツバメが交じっている。田んぼは、日毎に、秋の気配が、深まっていく。
2014/8/22 キアシシギ
相変わらず、暑い日が続いている。その暑さの中で、飽きもせず田んぼ通いを続けている。稲穂は、日毎に、その重さを増しているようだ。稲田は、今、まさに黄金色。その稲田に、サギの姿が、ずいぶん見られるようになってきた。黄金色のじゅうたんの上を真っ白な衣装で身を包んだサギが飛ぶシーンは、優雅で美しい。
1枚の水の入った休耕田で、キアシシギに出会った。田んぼでも干潟でも見られるキアシシギだが、田んぼで見るキアシシギの方が、おとなしい印象を受ける。♪ピピピピ♪田んぼに秋を告げる声だ。
2014/8/21 ムナグロ
渡りの時期に一番出会いの機会が多いのは、ムナグロであろうか。チドリの仲間であるムナグロは、長い旅をすることで知られている。地味で目立たず、黒々とした耕作地に降り立ったムナグロは、ひと目では、分かりにくい。それは、長い旅の間、身を守る上で、必要不可欠のことなのだろう。
ムナグロの群れが、稲田の上空を飛び、元気よく旅立って行く。暑い暑いと言いながらも、田んぼは、そこかしこに秋の気配が漂い始めている。
2014/8/20 ヒバリシギ
あの涼しさは、何だったのだろう。また、焼けつくような暑さが戻って来た。その暑さの中で、飽きもせず田んぼめぐり。ひと頃、姿を見ることがあまりにも少なかったサギ類が、収穫を控えた稲田の上を優雅に舞う。そのシーンは、涼し気で、ひととき暑さを忘れさせてくれる。
蓮田は、青々とした葉を大きく広げ、ごく一部で収穫作業が進んでいる。その蓮田の近くの草むらに背筋をピーンと伸ばした鳥の姿が見えた。ヒバリシギだ!それは、一瞬の出会いであったが、体に熱いものが走った。
2014/8/19 コアオアシシギ
秋を感じさせる涼しさは、あっという間に過ぎ去り、また、暑さが戻って来た。アブラゼミとツクツクボウシ、ミンミンゼミの鳴き声が入り混じって、何とも賑やかだ。遠くでは、ヒグラシが鳴いている。暑い夏の間に、精一杯の声を張り上げているのだろう。
今季、田んぼで、コアオアシシギに何回か出会っている。距離があり過ぎて観察だけのこともあるが、運良く至近距離で出会えた日もあり、胸弾む思いを味わった。今日の画像のコアオアシシギは、ずいぶん可愛い印象で、特に心に残った個体である。
2014/8/18 タカブシギ
少し肌寒いくらいの夜を過ごし、朝露に濡れた草を踏みながら、久しぶりに探鳥会に参加した。シギ・チは、いつも車からの観察なので、昨日は、ちょっと勝手が違った。
蓮の葉越しに遠くに見えるシギをじっくり観察する。蓮田で出会いの多いのは、タカブシギである。3箇所の蓮田を回って、ずいぶんたくさんのタカブシギに出会った。注意深く接近しないと、すぐに飛ばれてしまう。タカブシギの声が響き渡る蓮田にも秋が確実に近づいている。
(画像は、8月12日撮影のものです。)
2014/8/17 ケリ
猛暑続きであったが、思いがけず涼しさが訪れた。天気予報では、晴れのち曇りのはずであったが、厚い雲で覆われている。雨が降り出すかもしれないと気になりながら、また、田んぼに足を運んだ。
何箇所かの稲田に、トラクターが入り、収穫が進んでいる。そのトラクターの後を追ってサギが群がっている。久しぶりに見る嬉しい光景だ。その稲田のすぐ近くの草地に少し大きめの鳥の姿が見えた。ケリだ!2羽のケリは、何に驚いたか、すぐに飛び立ってしまったが、久しぶりに嬉しい出会いのひとときであった。
2014/8/16 ツバメチドリ
頭を垂れた稲穂が、田風に揺れている。すっかり黄金色に色づいた稲田は、まばゆいほどの輝きを放ち、収穫の時期を待っている。お盆を境に風が変わり、秋の気配を感じるようになってきた。
渡り途中のシギ・チとの出会いを楽しみに、毎日のように田んぼめぐりを続けている。数少ない休耕田を探し、あまり代わり映えしないと思いつつ、それでも田んぼに足を運んでしまう。
嬉しいことに長逗留しているツバメチドリには、良く出会う。時間帯に寄っては、全く見られない日もあるのだから、出会えた日は、幸運ということになるのだろう。この日、5羽のツバメチドリが、水際の小高い土盛の上に立って、こちらを観察しているようであった。
2014/8/15 イソシギ
8月も半ばを迎え、稲田は、日毎に黄金色が広がっていく。頭を垂れた稲穂は、収穫の時期を心待ちにしているかのようだ。
数少ない休耕田に、渡りのシギたちが、立ち寄っていないか心に掛かり、いつものように足を運んでみた。休耕田の奥の方に、ムナグロ、アオアシシギ、コアオアシシギの姿が見える。すぐ近くに姿を見せたのは、イソシギ。イソシギは、あまり見向きもされないシギだが、案外、可愛い顔をしている。「眠いよ~。」とでも言っているかのような表情が、何とも微笑ましかった。
2014/8/14 オジロトウネン
田んぼ回りの醍醐味は、渡りのシギ・チに出会うことであろう。春の渡り、秋の渡り。そのシーズンになると、そわそわして何度となく田んぼに足を運ぶことになる。
以前は、休耕田がたくさんあって、シギたちとの出会いの機会に恵まれていたが、今は、なかなか難しい。そのような中で、思いがけずオジロトウネンに出会った。たった1羽で、脇目もふらず、せっせと食事中。久しぶりに見るオジロトウネンは、とても愛おしく思われた。
2014/8/13 ウズラシギ
台風の余波で、かなり強い風が吹きまくったが、少し落ち着いて来たようだ。どんよりと雲が厚く、今にも降りそうな気配だが、昨日、遠くに見たウズラシギが気になり、また、田んぼに足を運んでみた。
現地に着くと、どなたの姿もなく、ひっそりとしている。しばらく双眼鏡で探索するが、遠くにコチドリの姿が見えるだけである。諦めて周辺の蓮田を回り、再度、ポイントに戻ってみると、ツバメチドリの姿が目に入った。さらに目を凝らすとウズラシギらしい個体がいる。
待つことしばし。ようやくこちらに向かって歩き出してくれた。やはりウズラシギだ!胸弾む瞬間である。
2014/8/12 コアオアシシギ
台風の影響でずいぶん風が吹き、木々が右に左に揺れている。その風に乗って、何か鳥が飛んで来てくれないかしらと淡い期待を持って、田んぼをゆっくり回ってみた。
心配していた収穫前の稲田は、何事もなかったようで一安心。数カ所の心当たりを回ってみたが、いつもより低調。それでも遠くにウズラシギを今季、初認。トウネン3羽の姿も嬉しかった。
今までタカブシギとコチドリのみを観察していた蓮田で、コアオアシシギに出会ったのも、嬉しい出会いである。風の落ち着いた頃に、また、改めて出掛けてみたいと思う。
2014/8/11 クサシギ
台風の影響で、一時、雨風が強まったが、それも落ち着いて来たようだ。稲刈りを控えた田んぼは、何事もなかっただろうか。稲の収穫時期と台風の発生は、重なることが多く、農家の方の心配は、いかばかりであろうか。
数日前に出会ったクサシギ。この日、蓮田には、タカブシギ、コチドリの姿が多く、どのタカブシギをモデルにしようか迷っていると、黒っぽい個体が、目に入った。よくよく見ると、それは、クサシギであった。そのクサシギが、思いがけず、羽を広げてくれた。ほんのひととき、このような出会いを楽しみに田んぼ回りを続けている。
2014/8/10 ツバメチドリ
ここしばらく晴天続きだったが、雲が厚く、雨もぽつりぽつりと落ち始めた。田んぼや蓮田を回っても、さしたる変化もないと思いながら、それでもいつの間にか田んぼに足が向いている。
6月から滞在しているツバメチドリ。気になって、いつもの水溜りに向かった。到着と同時に飛び立ったのは、2羽のツバメチドリ。しばらく様子を見ていると、水溜りの中にも手前の土の上にも対岸にも ツバメチドリがいる。
1羽のツバメチドリが、何やら身構えた。近くを飛ぶトンボをとらえる姿勢だ。雨がポツポツ降っている。そんなことには、お構いなく、ツバメチドリは、元気いっぱいだ。
2014/8/9 アオアシシギ
立秋を過ぎても、まだまだ暑い。とは言え、田んぼは、そろそろ収穫の時期を迎えているようだ。一面の緑の絨毯が、今では、黄色味を帯び、稲穂が重そうに垂れている。蓮田もごくわずかながら、収穫作業を進めているところもある。
暑さの中で出掛けた田んぼで、アオアシシギに出会った。車中からの観察とは言え、アオアシシギが、ぐんぐんこちらに近づいて来るのには驚いた。あまりの近さに、画面いっぱいとなった次第である。
2014/8/8 タカブシギ
猛暑が続いているが、暦の上では、立秋を過ぎ、わずかに秋の気配を感じ始めている。遠くでなくヒグラシの声が、侘びしげで、夏の終わりを告げているようにも聞こえてくる。
暑さの中で、回った蓮田や田んぼ。蓮の葉は、青々と生い茂り、白とピンクの花が、ところどころに見える。稲田は、いつしか緑から黄色の世界に変わり、早いところでは、収穫の済んだ田んぼも見受けられるようになってきた。
今の時期、良く見掛けるのは、タカブシギ。この日、蓮田と水の入った休耕田で出会った。地味なシギだが、好きなシギのひとつである。
2014/8/7 コチドリ
連日の猛暑に戸惑い気味だが、今日は、もう立秋。さわさわと吹く風が、リビングの窓辺から入って来ると、そこには、わずかながら秋の気配が漂っているようだ。
暑さの中、田んぼで出会ったのは、コチドリ。数羽のコチドリが、鳴きながら、元気よく飛び回っている。コチドリも暑さに耐えかねたのだろう。水浴びを始めた。♪パシャパシャ♪パシャパシャと水しぶきを上げて、実に気持ち良さそうだ。コチドリの目が生き生きと輝いて見えた。
2014/8/6 ヒバリシギ
真夏とは言え、太陽の輝きの何とまばゆいことだろう。半袖で、外に出ると肌がヒリヒリしてくる。連日の猛暑で睡眠不足がちだが、田んぼの様子が気になり、また、出掛けてみた。
緑の稲田が、少しずつ黄色味を帯び、所によっては、稲穂が、ずっしりと重そうに頭を垂れている。一面に広がる稲田の一角に、わずかに水の入った田んぼがある。嬉しいことに、そこでヒバリシギに出会った。コチドリが多数いる中で、たった1羽のヒバリシギ。田んぼも秋の渡りが始まったようだ。
2014/8/5 カルガモ
カルガモの雛には、簡単に会えそうで、案外、機会が少ない。鳥に関心を持ち始めた年の春。近くの公園で、カルガモの雛を間近に見たのが初めてで、その後、数えるほどの出会いがあっただけである。
ササゴイに出会った公園で、3羽の雛と母鳥。5羽の雛と一緒の母鳥を見た。カルガモの雛が見られるのは、春とばかり思っていたので、この出会いは、意外に思われた。生まれてまだ、日数の浅い我が子を見つめる母の眼差しは、慈愛に満ち溢れているように思われた。
2014/8/4 キジの雛
緑の稲田は、いつしか稲穂が色づき始め、ほんのり黄色味を帯びてきた。早いところでは、今月中には、収穫が始まるかもしれない。今は、シギが見られる場所が限られているが、収穫が進めば、可能性が広がって来る。
暑いさなか、田んぼを回っても、なかなか鳥との出会いは、難しい。そのような時、慰めるように現れてくれたのが、キジの雛である。昨年は、何度も何度もキジの雛との出会いがあったが、今季は、全くなかった。
この日、午後の日差しを浴びて、くつろいでいるキジの母子に出会った。雛は、4羽。こちらの気配に気がついて、あっという間にと稲田に隠れてしまった。
2014/8/3 セイタカシギ・オオハシシギ
暑い暑いと言いながら、それでも気になる田んぼのシギ・チ。長逗留しているツバメチドリを遠くに見ていると、セイタカシギとオオハシシギが飛んで来た。逆光で撮りにくく、暑さも加わって、引き上げようとした時、その場が騒然となった。猛禽が飛んで来たようだ。
草に隠れていたツバメチドリが一斉に飛び、セイタカシギ、オオハシシギ、ムナグロ、イソシギ、コチドリなど、慌てふためいたように飛び回っている。やがて、シギたちの姿は、視界から消え、陽炎の立つ水溜りだけが残った。
2014/8/2 コアオアシシギ
連日の暑さに出掛けることもためらいがちだが、気になっているポイントをいくつか回ってみた。田んぼでは、稲の生育が良く、ずっしりと重そうに稲穂を垂れているところもある。
かつて、あちこちに見られた休耕田は、今は、皆無に等しい。豊かな穀倉地帯を走りながら、ようやく辿り着いた休耕田。嬉しいことに、そこでは、コアオアシシギが待っていてくれた。久しぶりに見るコアオアシシギ。華奢な少女のイメージのコアオアシシギが、私は、好きである。
2014/8/1 コジュリン
きょうは、もう葉月。小学校や中学校の夏休みは、もう四分の一過ぎたことになる。真夏の暑さだからこそ、楽しめることが色々あると思うのだが、なかなか行動が伴わない。
田んぼ回りで出会ったのは、コジュリン。♪チョッピィ チュリリリリ ピッ♪緑の稲田を回っていると、この声が、遠くから聞こえてくる。暑さをひととき忘れさせてくれる声だ。真っ黒頭のコジュリン。真夏の田んぼに♪チョッピィ チュリリリリ ピッ♪の声が響き渡る。