2015/9/30 オグロシギ Black-tailed Godwit
秋の渡りのシギ・チとの出会いを期待して、蓮田や田んぼを回ってみる。黄金色に輝いていた稲田は、いつしか二番穂が勢い良く伸び、場所によっては、刈り取った後の切り株が一面に広がっている。蓮田の収穫もずいぶん進んで、シギたちとの出会いを期待出来そうだ。
蓮田の一角で、出会ったのは、オグロシギ。小雨降る日に、遠くの畦にいるオグロシギを見たことはあるが、何とか撮影出来る距離で見たのは、この時が、今季初めてであった。
蓮田や田んぼでは、まだまだ秋の渡りが続きそうである。
2015/9/29 アオアシシギ Common Greenshank
日々、秋の気配を色濃くしていく田んぼ。その田んぼで聞く♪ピョーピョーピョー♪と鳴くアオアシシギの声は、哀愁を帯びていて、何とも物悲しい。
春の渡りの時には、ほとんど出会いのなかったアオアシシギ。秋の渡りの第一陣が7月に入り、8月、9月と数を増しているように思う。姿を見掛けず、♪ピョーピョーピョー♪の声だけが、遠くに聞こえたこともしばしば。アオアシシギの声と共に、田んぼの秋は、深まって行く。
2015/9/28 セイタカシギ Black-winged Stilt
干潟で出会うことの多かったセイタカシギだが、ここ数年、蓮田や田んぼで見掛けることが多い。スラリと長い足が何とも羨ましい限りだが、あの赤い脚が、泥にまみれても一向に気にする風もない。
この日は、蓮田で、2羽のセイタカシギに出会った。シギの中では、案外、警戒心が薄いような気がする。こちらの姿が見えていても、ぐんぐん近づいて来る。シギとの出会いの少ない日、セイタカシギに癒やされる思いがする。
2015/9/27 エゾビタキ Grey-Streaked Flycatcher
公園には、実のなる木が色々あるが、クマノミズキは、程よく熟れて食べ頃らしい。メジロは、ずいぶん数多く見掛けたし、シジュウカラもしばしば姿を見せた。
この木の回りを忙しく飛び回るのが、エゾビタキ。2羽で飛び交っている。何とか写真に収めたいが、なかなかとまってくれない。遠くの高い木の枝先には、エゾビタキの姿が、はっきり見える。ふと気が付くと、距離はあるが、程よい場所にエゾビタキの姿を発見。今季初めて、嬉しい出会いのひとこまである。
2015/9/26 キビタキ Narcissus Flycatcher
東京近郊の公園に渡り途中のヒタキ類が、姿を見せ始めたとの風の便り。シギ・チを求めて田んぼ回りばかりしていたが、やはり季節を感じさせる山の鳥に出会いたい。その思いが通じたのか、具体的なお話を頂いた。
クマノミズキの実が熟れ、メジロやシジュウカラが、盛んに動き回る。その中に一際目立つ鳥が居た。曇りがちの日で、木陰はかなり暗い。その中で黄色の鮮やかさが目を引く。久しぶりに見るキビタキ♂である。しばらくじっとしていたが、飛び立った時の何と美しいことだろう。次に現れたのは、キビタキ♀。地味で目立たない鳥だが、その姿は、何とも愛らしい。
久しぶりの公園で、嬉しい出会いのひとときであった。
2015/9/25 コアオアシシギ Marsh Sandpiper
田んぼや蓮田を回っていると♪ピョーピョーピョー♪とアオアシシギの声が聞こえて来る。良く通る声である。春の渡りの時は、ほとんど見掛けなかったアオアシシギに今季、良く出会う。アオアシシギと一緒にいるコアオアシシギの姿も何度か見掛けた。
この日出会ったコアオアシシギは、比較的近くまで寄って来てくれ、ゆったりと伸びの姿勢も見せてくれた。ほっそりとしたイメージのコアオアシシギ。私の好きなシギのひとつである。
2015/9/24 エリマキシギ Ruff
雲が厚く今にも雨が降り出しそうな日。秋の渡りのシギ・チを求めて蓮田や田んぼを回ってみる。ほとんどの稲田は、収穫を終えているが、水の入っている田んぼは、ごくわずかである。
水の入っている田んぼに差し掛かると、遠くにシギらしい姿が見える。かなり距離があるが、シギらしい姿を見ると胸が弾んでくる。双眼鏡を覗くとどうやらエリマキシギらしい。出会いの少ないエリマキシギだけに余計、嬉しさが増す。今度は、もう少し近くで会いたいものである。
2015/9/23 タシギ Common Snipe
収穫の済んだ稲田は、一面に切り株が見えるところもあれば、二番穂が揺れているところもある。今の時期、田んぼで期待出来る出会いは、タシギかチュウジシギである。しかし、ほとんどのチュウジシギは、南下したようで、あまり見掛けない。
この日、ほとんどシギとの出会いがないまま、田んぼを回っていると、わずかに水のある田んぼでジシギの姿が目に入った。こちらの気配を察して固まったような姿勢。タシギである。居るところには、、たくさん入っているようだが、なかなか出会いのなかったタシギ。今季初めてであった。
2015/9/22 オオハシシギ Long-billed Dowitcher
秋の渡りのシギ・チを求めて田んぼや蓮田を回っている。水の入った田んぼで出会ったのは、オオハシシギ。春の渡りの時期には、蓮田で見掛けることの多かったオオハシシギ。7月の末頃には、干拓地の水溜まりで7羽を観察したが、その後、しばらく出会いの機会がなかった。
曇りがちの日であったが、光線の厳しい位置に居て、すぐにはオオハシシギと分からなかった。近くで見れば、どっしりと存在感のあるシギである。
2015/9/21 アカエリヒレアシシギ Red-necked Phalarope
今季、各地で観察されているのがアカエリヒレアシシギ。千葉、埼玉、神奈川など数回にわたって飛来情報がある。長野県では、一度に14羽も観察された日があるというのだから驚きである。しかし、私には、なかなか縁がなく、昨日まで見られたという場所に出向いても空振りばかり。
二日間降り続いた雨の後、大きな水溜りは、さらに水かさを増し、早朝、アカエリヒレアシシギが見られたと言う。情報を頂いて早速出向いてみると、何とタイミング良く2羽のアカエリヒレアシシギが飛んで来て着水。草むら近くで、せっせと朝の糧を調達開始。食事の後は、羽繕いをしたりゆったりモード。笹舟のように水溜りの中を静かに流れて行く。
突然、♪プリッ♪とかすかな声がして、2羽のアカエリヒレアシシギが飛び立った。水溜りには、秋の日差しが降り注ぎ、水紋が広がって行く。
2015/9/20 ツルシギ
小雨の降る日、田んぼや蓮田を回っても、シギたちの姿が全く見えなかった。あれほどたくさん居たコアオアシシギなどの群れは、どこへ行ったのだろう。アオアシシギの声だけは、遠くに聞こえる。雨降る空を見上げると遠くにシギの群れらしい姿。頭上に差し掛かった姿を観察。それは、ムナグロの群れであった。
ふと気が付くと雨の田んぼにツルシギが3羽。雨の田んぼで見る赤い脚は、殊更印象的だ。3羽のツルシギは、すぐに飛び立って雨降る空に消えて行った。
2015/9/19 コシアカツバメ Red-ramped Spallow
あの暑かった夏の日。漁港近くで出会ったのは、コシアカツバメ。まだ巣立ったばかりらしいコシアカツバメもたくさん居て、大きな口を開けている。コシアカツバメの名前の由来になっている腰の赤さも、個体によって色々である。
飛んでいる姿は、なかなか手強いので、ロープにとまっている姿をじっくり観察し撮影する。アスファルトの道路に降りて、しばらく休んでいるコシアカツバメも数羽見ることが出来た。
今は、もう旅立って南の国でくつろいでいることであろう。
2015/9/18 九十九里の鳥たち
ずいぶん賑やかに聞こえていた蝉の声が、いつしかパッタリ止み、虫の声が聞こえるようになって、季節の移ろいを感じている。あの暑かった夏の日が、ずいぶん遠い日のように思われる。
真夏の太陽が輝く中、干潟で出会ったのは、ソリハシシギ。砂浜を足早に右に行ったり、左に行ったり。そのソリハシシギが、蟹を見つけてにらめっこ。蟹は、ハサミを振り上げイヤイヤをするが、ソリハシシギは、容赦をしない。
ソリハシシギのすぐ近くにいたのは、キアシシギとメダイチドリ。キアシシギが、グーンと大きく見える。メダイチドリは、ソリハシシギと時折、飛び立ち、また、干潟を歩きまわる。グングン近づいて来るのは、キョウジョシギ。あまり人見知りをしないらしい。
遠くに見えるのは、ミユビシギ。この日は、ミユビシギの数が、ずいぶん少なかった。今は、もう冬羽になっていることだろう。夏の日の思い出である。
2015/9/17 チュウジシギ Swinhoe's Snipe
稲刈りの済んだ田んぼでは、二番穂が揺れている。二番穂の間から、わずかに姿が見えるのは、ジシギである。オオジシギは、9月の初めまで、姿を見せてくれたが、今は、流石に、旅立ったようである。
今、二番穂の田んぼで、見られるジシギは、タシギかチュウジシギである。この日、車で、そっと近づいたのだが、こちらの気配を察したようで、ササッと足早に姿を隠すジシギが居た。二番穂に隠れているが、双眼鏡で、その姿を観察する。頭頂部、肩羽、嘴、全体の色合い。チュウジシギのようである。
今季、初認。嬉しい出会いのひとときであった。
2015/9/16 ゴイサギ Black-crowned Night Heron
雨模様の日に、田んぼで出会ったのは、ゴイサギの幼鳥。この鳥は、ホシゴイと呼ばれている。それは、背面の羽毛、肩羽、雨覆などに黄褐色の斑がたくさんあり、星の模様のように見えることから、そう呼ばれるのだという。
シギ・チを探しに回っている田んぼや蓮田で、何度か見掛けたことはあるのだが、警戒心が強く、いつも飛ばれてしまう。この日は、雨模様で暗かったこともあり、何とかゆっくり姿を見せてくれた。
2015/9/15 タカブシギ Wood Sandpiper
田んぼや蓮田を回って、比較的出会いの多いシギは、タカブシギではないだろうか。春の渡り、秋の渡り、それぞれにタカブシギを見掛ける機会がある。しかし、今季は、なかなかタカブシギの姿を観察出来なかった。
8月の末頃から、ちらほらタカブシギを見かけるようになり、今では、蓮田や田んぼ回りをすると大抵、出会えるようになった。タカブシギの羽は、良く見ると刺し子のようで、美しい。地味なシギだが、心惹かれる鳥である。
2015/9/14 クサシギ Green Sandpiper
田んぼや蓮田を回って、シギ・チとの出会いが少なかった日、3羽のクサシギに出会った。この田んぼで、クサシギに出会ったのは、初めてである。3羽のクサシギは、実に忙しく動き回り、一心に食事をしていた。余程お腹が空いていたのだろうか。それとも、この田圃のレストランは、飛び切り美味しいのだろうか。クサシギの表情が、生き生きと輝いて見えた。
クサシギのすぐ近くでは、蜻蛉が飛び、秋の気配が、辺りに満ち満ちていた。
2015/9/13 トウネン Common Greenshank
秋の渡りのシギ・チを求めて、田んぼや蓮田を回っている。まだまだ数は、少ないものの昨年の今頃に比べれば、出会いは、まずまずである。
この日、蓮田で出会ったのは、トウネン。いつも思うことだが、あの小さな体で、はるばる長い道のりをよくぞ飛来してくれたと胸が熱くなる。程よい水加減の蓮田で、右に行ったり、左に行ったり。次の目的地に無事に辿り着けるよう栄養補給は、十分出来ただろうか。
2015/9/12 アオアシシギ
田んぼや蓮田を回っていると、♪ピョーピョーピョー♪と物悲しげな声が聞こえて来る。「ああ、アオアシシギが近くにいる。」そう思いながら、辺りを見渡す。
今季は、田んぼでアオアシシギの声を聞く機会が多い。頭上を鳴きながら飛ぶアオアシシギの姿も見た。ツルシギと一緒にいる姿も見る機会があったし、遠くの畦にオジロトウネンと居るアオアシシギも見た。春には、ほとんど見る機会のなかったアオアシシギだったので、何とも嬉しい。
アオアシシギの声と共に、田んぼの秋は、深まっていく。
2015/9/11 エリマキシギ Ruff
私の好きなシギのひとつがエリマキシギ。春の渡り、秋の渡り、そして越冬する個体も居て、エリマキシギとの出会いは、決して珍しいことではなかった。それが、ここ数年、エリマキシギとの出会いが、非常に少なくなって何とも寂しい思いをしていた。
この日、田んぼで、1羽のシギの姿が目に入った。かなり遠くからの観察だったが、その体型から、すぐにエリマキシギと分かった。良く良く観察してみると、遠くの畦に、4羽のエリマキシギがいる。久しぶりにたくさんのエリマキシギの姿を見て、心が弾んだ。この秋は、田んぼのシギ・チが期待出来るだろうか。
2015/9/10 コアオアシシギ Marsh Sandpiper
田んぼや蓮田では、渡り途中のシギたちの姿が、ポツポツ見られるようになって来た。田んぼのあちらこちらから聞こえてくるのは、アオアシシギの声。♪ピョーピョーピョー♪何とも物悲しく秋を感じさせる声である。
アオアシシギの声を遠くに聞きながら、田んぼで出会ったのは、コアオアシシギ。スマートな体型。華奢なイメージのコアオアシシギは、私の好きなシギのひとつである。数羽のコアオアシシギが、セッセと餌取りに余念がない。旅の途中、ほんのひととき。田んぼや蓮田は、彼らにとってオアシスである。
2015/9/9 セイタカシギ Black-winged Stilt
しばらく雨の日が続いた後、小休止。太陽がにこやかな顔を見せ、秋らしさを感じたのも束の間。また、雨の日が続いている。ずいぶん良く降る雨である。
その雨の合間を縫って田んぼに足を運ぶ。黄金色に輝いた稲田は、順調に収穫が進み、あちこちで二番穂が揺れている。大きな葉を広げていた蓮田も少しずつ収穫が進んでいるようである。
その蓮田で、セイタカシギに出会った。スラリと長い足が何とも羨ましい。ゆったりと初秋の蓮田を楽しんでいるようなセイタカシギ。心和むひとときであった。
2015/9/8 ツツドリ Oriental Cuckoo
東京近郊の公園で見掛けることの多いツツドリ。今季は、例年になくその姿を見る機会が多いように思う。ある公園では、赤色型を含め、10羽近い数の杜鵑類を見掛けた。その個体の大きさから見て、おそらくツツドリかカッコウであろう。
春の渡りの時は、鳴き声から、その正体は、何者であるか一目瞭然なのだが、秋の渡りは、音無しの構え。ツツドリかカッコウか論議は、繰り返される。
2015/9/7 キジ Common Pheasant
田んぼの稲穂が、ずっしりと実り、収穫の時を待っている。田植えの時期によって、また、環境によって収穫の時期は、まちまちである。今年の新米の味はどうだろう。畦道をキジの母子がゆっくりゆっくり歩いて来る。母鳥が立ち止まり、実りの良さそうなところで立ち止まった。
一粒一粒。じっくり味わっている。母キジは、満足そうな顔。今年の新米は、上出来のようだ。田んぼは、秋の気配が、満ちあふれている。
2015/9/6 ツルシギ Spotted Redshank
黄金色に輝いていた田んぼは、収穫作業が順調に進み、あちこちに二番穂の揺れる田んぼが見られるようになって来た。大きな葉を広げていた蓮田も、収穫作業が進んでいる。
田んぼも蓮田も視界が開けて来ると期待出来るのは、秋の渡りのシギたちの姿である。まだまだ数は、少ないものの、ポツポツその姿を見掛けるようになって来た。
嬉しい出会いのひとつがツルシギである。春の渡りでは、真っ黒な夏の衣装で、その姿を楽しませてくれるが、秋の渡りの衣装は、また一味違う。田んぼは、秋の気配が、日々色濃くなって行く。
2015/9/5 ケリ Latham's Snipe
関西地方では、珍しくないケリだが、関東地方では、冬に見掛ける事はあっても、夏場の出会いは、少なかった。しかし、今では、関東でも繁殖していると聞く。
シギ・チを求めて田んぼ回りをしている時、刈り入れの済んだ田んぼで、2羽のケリに出会った。最初見掛けた時は、かなり距離があって、ケリと認識するのに少々時間がかかったが、嬉しいことに羽を広げてくれた。遠目にも、真っ白で、すぐにケリと分かった。
この後、何度訪ねてもケリの姿を見掛けることはない。旅の途中、ほんのひととき、羽を休ませていたのだろう。
2015/9/4 オオジシギ Latham's Snipe
秋の渡りのシギ・チを求めて、時折、田んぼ回りをする。たわわに実った稲穂もたくさん見掛けるが、すでに収穫が済んだ田んぼでは、二番穂が実って生き生きとしている。
二番穂のある田んぼで期待出来るのは、ジシギの類である。例年、今頃の時期になるとタシギに出会うことが多いのだが、今季は、なかなかタシギに出会えない。一筋一筋見て回り、ようやくジシギの姿を見つけた。頭頂部、目、顔立ち、肩羽などじっくり観察する。オオジシギの幼鳥のようである。
7月から探し回って、ようやく出会えたオオジシギ。今度は、チュウジシギに会いたいものである。
2015/9/3 ソリハシシギ Terek Sandpiper
干潟で出会うことの多いソリハシシギ。そのソリハシシギに蓮田で出会った。数年前にも田んぼで出会ったことがあるのだが、蓮田や田んぼで出会う機会は、案外少ない。
この日、2羽のソリハシシギが、蓮田の開けたところで、熱心に餌取りをしていた。足をぬかるみに取られて歩きにくそうにしながら、2羽で仲良く熱心に食事。その姿は、何とも微笑ましかった。シギとの出会いの少ない田んぼで、ほんのひととき嬉しい出会いのひとこまである。
2015/9/2 ヘラサギ Eurasian Spoonbill
雨模様の日が続き、気温も例年より低めで、稲の収穫に影響はないのだろうか。収穫の済んだ稲田も見掛けるが、たわわに実った稲穂が、太陽の微笑みを待っているかのようにも見える。
夏の暑さが始まった頃、ヘラサギに出会った。水溜りにいる姿を見掛けたのだが、距離が近いこともあって、かなり大きく見えた。もう1ヶ月半以上も滞在していることになるのだが、田んぼに居たり、蓮田に居たり、タイミングが合わないと出会いが案外難しい。今度は、いつ会えるだろうか。
2015/9/1 ツバメチドリ Oriental Pratincole
飛び切り暑い日があったり、肌寒さを感じるような日もあったり、めまぐるしい天候の変化に振り回された8月。虫の声に秋の気配を感じるようになって、今日は、もう長月。
渡りの時期を迎えると気になる鳥のひとつがツバメチドリ。7月の半ばにツバメチドリ飛来の報を聞いて、数回、ポイントを訪ねたが、タイミングが悪く、なかなか出会えない。暑さも峠を越した頃に、ようやく3羽のツバメチドリに出会った。この日は、かなり近くに居て、じっくり観察することが出来た。秋の渡りを実感するひとこまである。