タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

2016/6/30 ツバメ Barn Swallow

ツバメの画像

田んぼの緑は、日々、色濃くなって行く。今の時期、鳥たちとの出会いは、少ないのだが、飽きもせず、田んぼに足を運ぶ。一番出会いが多いのは、ハクセキレイだろうか。いやいやムクドリかもしれない。時には、コチドリに出会うこともある。

ツバメは、時折、見掛けるが、何分にも、あの速さ。私の腕で太刀打ち出来るものではない。だが、時には、思い掛けないこともあるもので、目の前の田んぼで、ツバメが、ホバリングしている。これは、レンズを向けないわけには、いかない。全部、向こう向きであったが、辛うじて1枚、顔が写っているものがあった。田んぼでの出会いは、心が安らぐ。

2016/6/29 チュウヒ Eastern Marsh Harrier

チュウヒの画像

サンカノゴイのポイントに、今季、何回か足を運んでみた。3個体同時に観察したという話も聞くが、私は、1個体を見ただけである。この日、今日もダメかなと思いつつ、土手に立っていた。稲田の方を眺めていたのだが、葦原が気になり、振り返ると、葦原に大きめの鳥が入った。「しまった!サンカノゴイだった。」そう思って数分後、その葦原から飛び立ったのは、サンカノゴイではなく、チュウヒだった。

どうやらチュウヒが、越夏しているようだ。サンカノゴイには、この日、会えなかったが、水無月の空を飛ぶチュウヒをゆっくり見ることが出来た。

2016/6/28 アマサギ Cattle Egret

アマサギの画像

稲田の緑が爽やかな季節。梅雨どきで、暗い空模様の日でも、稲田の緑を見ると、心が晴れ晴れして来る。わずかな期待感を持って、相変わらず、田んぼめぐりを続けている。

この日、出会ったのは、アマサギ。すぐに遠くに移動してしまい、シャッターチャンスに恵まれなかったが、何とか出会いの記念にと1枚。数年前までは、アマサギは、どこでも見られ、時には、田んぼに花が咲いたかのようにたくさん集まっていたものだが、昨今の情勢は、厳しいものがあるようだ。田んぼは、鳥たちにとって、いつまでも優しい場所であって欲しいものである。

2016/6/27 ホオジロ Meadow Bunting

ホオジロの画像

沼のほとりの葦原では、オオヨシキリの囀りが、賑やかである。すでに雛が孵って、若鳥もあちこちで見掛けるようになった。ヨシゴイは、ずいぶん数が多く、絶えず飛んでいる姿を見ることが出来る。ここでは、サンカノゴイが人気者なのだが、今季、見掛ける機会が少ない。

この日も、サンカノゴイは諦めて車に戻ろうとすると、♪ピッチチ チョイチョイ チィチィチ♪の声が聞こえて来る。葦原を見ると、ホオジロが、元気良く囀っている。沼のほとりの葦原では、鳥たちは、元気である。

2016/6/26 フクロウ Ural Owl

フクロウの画像

緑が覆いかぶさるように繁った静かな森。ヤマガラの♪ニーニーニー♪の甘えたような声が、木々の間から聞こえて来る。この森のなかで、ヤマガラは、繁殖しているらしく、暗い中であったが、ヤマガラの幼鳥を見掛けた。しばらくするとエナガの群れも現れた。こちらも若鳥。

もう少し森の中に入ってみる。高い高い木の上を見上げてみると、ぽっかり空が見える部分があった。何とそこにフクロウの雛の姿。ほんの一瞬であったが、2羽のフクロウを見ることが出来た。思い掛けない嬉しい出会いであった。

2016/6/25 キジ Common Pheasant

キジの画像

渡りの時期には、シギ・チとの出会いを期待して、何度も足を運ぶ田園地帯だが、今の時期、鳥との出会いは、なかなか難しい。そのような中でも、もしかしたらと可能性を期待して、時折、田んぼや蓮田を回ってみる。

この日、短時間の田んぼ回りであったが、キジの♀に出会った。見渡す限り、稲田が広がる田園地帯だが、すぐ目の前に現れたキジ♀に思わず心が和んだ。ささやかな出会いでも、嬉しいものである。

2016/6/24 ヨシゴイ Yellow Bittern

ヨシゴイの画像

真っ赤な口を開けて、元気いっぱいオオヨシキリが囀っている。すぐ近くを飛んでいったのは、ヨシゴイ。沼のほとりでは、♪ギョギョシギョギョシ♪の声が、一段と賑やかになってきた。ヨシゴイの飛翔は、私には、なかなか難しい。

飛翔シーンは、潔く諦めて、ヨシゴイの着地地点を見定める。今シーズンは、ヨシゴイの個体数が多く、観察する機会に恵まれている。葦につかまっているヨシゴイの独特のポーズ。時折、擬態もする。

沼のほとりのヨシゴイ。ゆっくりその姿を楽しむことが出来た。

2016/6/23 オオヨシキリ Oriental Reed Wabler

オオヨシキリの画像

今季、初めてオオヨシキリの声を聞いたのは、4/18である。春の渡りのシギ・チを求めて出掛けた馴染みの田んぼで、♪ギョギョシギョギョシ♪と元気に囀る声を耳にした。

その後、何度も♪ギョギョシギョギョシ♪の声を聞く機会はあったが、なかなか良い位置には、姿を見せてくれず、サンカノゴイを待つ間に、ようやくオオヨシキリをじっくり観察することが出来た。♪ギョギョシギョギョシ♪の声は、暑さの中では、うっとおしくもあるが、時には、元気をもたらしてくれる声でもある。

しばらく囀っていたオオヨシキリが、さっと飛び立った。

2016/6/22 アオバズク Brown Hawk-Owl

アオバズクの画像

ずっと気になっていたアオバズク。もうそろそろ飛来しているのではないかと訪ねてみたのが、ひと月ほど前。その日は、高い高い木の上で、枝被り。諦めざるをえなかった。その後、二三度訪ねてみたが、なかなか思うような位置で姿を見ることが叶わなかった。

この日、賑やかな子どもたちの団体が、すぐ近くを通りかかると、驚いたように目を開けて、子どもたちを見下ろすようなポーズ。思いがけず、金色の目を開いてくれた。子育て中の見張り番、お疲れ様。暑い最中に可愛い雛の姿を見せてくれることだろう。

2016/6/21 サンカノゴイ Eurasian Bittern

サンカノゴイの画像

シーズンには、一度は会いたいと思う鳥のひとつが、サンカノゴイ。初めてサンカノゴイを見たときは、恐竜をイメージさせる風貌に少々たじろいたが、良く良く見ると、なかなか愛嬌がある。稲田の中から、ちょっぴり顔を出して、辺りを伺う。その仕草が、何ともユーモラスである。

久しぶりに土手の上から、田んぼを眺めていると、サンカノゴイが顔を出した。時折、田んぼに嘴を突っ込んで採餌している。梅雨の晴れ間の日。暑い日差しに耐えかねて、飛ぶまで待てなかったが、今季、初めての出会いに嬉しいひとときであった。

2016/6/20 コブハクチョウ Red-necked Phalarope

コブハクチョウの画像

ホームページを立ち上げるきっかけになったのは、手賀沼で9羽のコブハクチョウに出会ったからである。その日まで、全く鳥に関心のなかった私だが、9羽のコブハクチョウが、鳥への関心を目覚めさせてくれた。

春になるとコブハクチョウの雛が姿を見せ始め、ほのぼのとした光景を見掛ける機会が多くなってくる。久しぶりに手賀沼に出掛けてみると、クローバー畑のところを親子連れが、ヨタヨタと歩いて来る。その親子が、田んぼの水路に迷わず入って行った。クローバーを食べた後、喉を潤すためだったようだ。今にも雨が降りそうなどんよりした空模様だったが、コブハクチョウの親子の姿に、その場がぱっと明るくなったように思えた。

2016/6/19 アカエリヒレアシシギ Red-necked Phalarope

アカエリヒレアシシギの画像

舳倉島航路で、何度か見掛けたアカエリヒレアシシギ。渡りの時期には、良く出掛ける田んぼでもアカエリヒレアシシギには、出会っている。しかし、間近でゆっくり見る機会は、なかなかない。

都会の公園の水辺でアカエリヒレアシシギが見られるという。土曜日は、混雑するかなと思いつつ、夕方近くになって出掛けてみることにした。数人のカメラマンの姿が見えたので、場所は、すぐ分かった。そのカメラマンの目の前で、一心に採餌している。休む間もなくである。数日滞在していたと聞くが、これは、旅立ちが、間近であると実感した。

2016/6/18 オオハム Black-throated Loon

オオハムの画像

寒い間に何度も足を運んだ千葉・茨城の海辺。何度かシロエリオオハムやオオハムに出会う機会はあったのだが、そのシロエリオオハムやオオハムが、まだ滞在中という。当然ながら、その日によって出会う確率は、違ってくるのだが、6月だというのに何とも不思議だ。

とにかく出掛けてみよう。そんな気持ちで海辺に向かう。この日、シロエリオオハム2個体とオオハム1個体に出会った。もう少し滞在して綺麗な夏羽を見せて欲しいものである。

2016/6/17 ウミスズメ Ancient Murrelet

ウミスズメの画像

寒い間、何度も出会いの機会があったウミスズメ。流石にもう出会うことはないだろうと思って出掛けた海辺で、遠くに点のように見える海鳥。双眼鏡を覗いて見ると何と嬉しいウミスズメ。

あまりに遠いので、何とか少しでも近づいてくれないかと、しばし待ってみた。離れ離れだが、全部で6羽。距離はあるが、何とか写真を撮れそうだ。ほぼ夏羽になっている個体もいる。距離はあるのに、ウミスズメの鳴き声が聞こえてくるから不思議である。愛らしい姿に癒され、その声に活力を与えられる。また、会いたいものである。

2016/6/16 フクロウ Ural Owl

フクロウの画像

多くの人が、関心を寄せる鳥のひとつ、フクロウ。フクロウに出会えるとワクワクした気分になってくるのは、私だけではないだろう。知恵の神様とか学問の神様などとも呼ばれ、古くからたくさんの人々に愛されて来た。名前の由来は、鳴き声から来ていると言われるが、この日聞いた鳴き声は、「ゴロスケ、ホッホ」ではなく、低く濁った声で、ぼそぼそと囁いているようにも聞こえた。巣立って、まだ日の浅い、我が子を見守る愛情あふれた眼差しである。

2016/6/15 ツミ Japanese Sparrowhawk

ツミの画像

初めてツミを見たのは、散歩道にある小さな公園である。当時の私は、オナガの幼鳥を珍鳥と思うほど、鳥の知識がなかったので、ツミの威圧感は、何とも忘れ難いものがある。一番驚いたのは、民家が密集している町中に猛禽がいるという驚きであった。

当時、ツミの♂も♀も、分からなかったが、今、思い返してみると、あれは、♀だったのだと思う。褐色の細い横斑が、鮮烈な思い出として目に焼き付いている。久しぶりに出会ったツミの♀。褐色の細い横斑が、初めて出会った日のことを思い出させてくれた。

2016/6/14 サシバ Grey-faced Buzzard

サシバの画像

手賀沼や印旛沼周辺でも見られるサシバだが、今季は、積極的に探すこともしなかったので、まだ、一度も出会っていなかった。美しい棚田が広がる松之山周辺では、実に、サシバとの出会いが多かった。一度は、バスの車窓からではあるが、すぐ目の前の木にとまり、ドキッとするような場面もあった。

松之山は、サシバにとって、住みやすい環境なのだろう。手付かずの自然が、まだ、あちこちに残っている。この美しく伸びやかな環境を人の手で壊すことのないよう、大切に見守りたいものである。

2016/6/13 ノジコ Yellow Bunting

ノジコの画像

新緑の美しい季節に出会いたい鳥のひとつがノジコ。今季、戸隠で一度、出会っているのだが、今一度出会いたいものだと思っていた。その思いが通じたのだろうか。

美しい棚田の風景を眺めていると、1羽の小鳥が、さっと飛んで来て、目の前の木にとまった。全く鳴き声がせず、静寂そのものであったが、ノジコに間違いない。そう思ってレンズを向けた。鳥との出会いは、唐突で、それがまた、鳥見の楽しさを増しているように思う。

2016/6/12 ブッポウソウ Oriental Dollarbird

ブッポウソウの画像

初めてブッポウソウに出会ったのは、東京都なのだが、今では、飛来しなくなってしまい、何とも寂しい限りである。杉の木に営巣したブッポウソウを初めて見たときの、あの鮮烈な感動は、今でも色褪せることはない。そして、あの独特の声も耳の奥に残っている。

その声を久しぶりに、それもたっぷり聞くことが出来た。杉林の中からブッポウソウの声が聞こえたと思ったら、2羽が飛んで、電線にとまった。遠くの杉の木にとまることもある。求愛給餌の場面も、何回か見られたが、距離があり、写真は、不鮮明なものばかりとなった。

2016/6/11 ツミ Japanese Sparrowhawk

ツミの画像

桜の花の咲く頃に飛来するというツミ。しかし、近年、国内で越冬するツミが増えているようで、冬場でも、ツミの声を聞くことがある。

ここ数年、ツミが見られているところに、先日、足を運んでみた。3人のカメラマンの姿が見えたので、ほぼ間違いないと思い、離れた位置で待つと、すぐにツミ♂が飛んで来た。足には、しっかりと獲物を持っている。まだ、カメラの準備もしていなかったので、少々慌てて、急いで準備をする。

全く声がしなかったのだが、すぐに♀が飛んで来て、獲物をしっかり受け取り、♂は、飛び去った。何とも鮮やかな連携プレイである。今季も無事に繁殖して欲しいものである。

2016/6/10 コチドリ Little Ringed Plover

コチドリの画像

鳥との出会いが、ほとんど無くなってしまった田んぼで、コチドリの声を聞いた。ハクセキレイだけは、元気良く飛び回っている。コチドリの声は、2枚目の田んぼの方角らしい。手前に草があって良く見えない。くるっと回ってみると、空き地があり、コチドリが1羽、ポツンと立っているのが見えた。

渡りの時期には、たくさん見掛けるコチドリだが、これから繁殖に入るのだろうか。鳥との出会いの少ない昨今、コチドリとの出会いは、新鮮で嬉しかった。ゆっくり滞在して欲しいものである。

2016/6/9 タシギ Common Snipe

タシギの画像

馴染みの田んぼをゆっくり回ってみる。シギ・チの春の渡りは、これといった盛り上がりがないままに、いつの間にか、寂しくなってしまった。田んぼで出会うのは、ムクドリばかり。時にキジに出会うと、心が弾む。そんな寂しい田んぼで、思いがけずタシギに出会った。

まだ、柔らかい黄緑色をした草の陰に、身を潜めるようにしていたタシギ。注意深く見なければ、見落としそうであった。草の陰から見えたタシギの目と嘴の一部が、印象深く目に焼き付いている。

2016/6/8 フクロウ Ural Owl

フクロウの画像

いつも良く出掛ける田んぼフィールドとは、ちょっと眼先を変えようと出掛けた場所で、思い掛けない出会いが待っていた。森のなかでフクロウが見られると言う。散歩の方が、場所を教えてくださったが、地理不案内で、たどり着くのに少々手間取った。

こんもりした林の中に、確かに白い鳥影が見える。しかし、枝がかかって残念。反対側に回ってみると、今度は、高い位置に別のフクロウの雛が見えた。今季、巣立ち雛との二度目の出会い。やっぱり、フクロウは、可愛い!

2016/6/7 キアシシギ Grey-tailed Tattler

キアシシギの画像

キョウジョシギに出会った海辺で、キアシシギにも出会った。もしかしてメリケンキアシシギでは?と期待したが、それは、高望みだったようだ。

浜辺の藻が生えているところで、キョウジョシギと仲良く餌とりしている。寒い時期には、ハジロカイツブリの群れやウミスズメ、カンムリカイツブリ、ウミアイサ、アカエリカイツブリなど見る機会も多かったが、今は、すっかり寂しく静かになってしまった。

静かな海辺で出会ったキアシシギは、キョウジョシギと長い渡りを共にするのだろうか。

2016/6/6 キョウジョシギ Ruddy Turnstone

キョウジョシギの画像

田んぼで見られるシギ・チの春の渡りは、今季、盛り上がりがないままに終わった。秋の渡りまで、しばらく寂しくなる。そう思っていたが、思いがけず、数日前、出掛けた海辺で、数羽のキョウジョシギに出会った。

田んぼで出会うキョウジョシギと海辺で見るキョウジョシギは、趣が違い、全く違う鳥を見ているような錯覚を覚える。海辺の海藻のところを、しきりにつついていたが、小さなカニを見つけたようだ。もう少し滞在してくれるのだろうか。

2016/6/5 シロチドリ Kentish Plover

シロチドリの画像

浜千鳥(詞 鹿島鳴秋)

 ♪青い月夜の 浜辺には ♪夜鳴く鳥の 悲しさは

 親を探して 鳴く鳥が  親を尋ねて 海こえて

 波の国から 生まれでる 月夜の国へ 消えてゆく

 濡れたつばさの 銀の色 銀のつばさの 浜千鳥


この浜千鳥に歌われている千鳥とは、一体、どんなチドリなのだろうか。歌を口ずさみながら、いつも思う。波が寄せ、引いては、また波が打ち寄せる。月見草の黄色い花が愛らしく咲いている浜辺。その浜辺でシロチドリに出会った。シロチドリの翼は、青い月夜では、銀色に輝くのだろうか。

2016/6/4 フクロウ Ural Owl

フクロウの画像

5月の連休の頃になると、フクロウの巣立ちの声を耳にするようになる。今季は、時期を逸してしまい、出会いは無理かなと諦めていたが、5月の半ば過ぎに、思いがけず出会いが巡って来た。雛が、時折、顔を出す。

それを見守るように近くの杉の木に親鳥がとまっている。しかし、暗い林の中で、その親鳥を見つけるのは、なかなか難しい。この日は、比較的見えやすい位置に居て、親フクロウの姿を見ることが出来た。フクロウに会えると心が安らぐ。

2016/6/3 エリマキシギ Ruff

エリマキシギの画像

4月から5月初めにかけて観察されたエリマキシギ。最初、出会ったときは、何とも風変わりな容貌をしていると思ったエリマキシギが、わずか1週間ほどで、見事に変身。夏羽に移行中の姿を楽しませてくれた。

エリマキシギは、私の好きなシギのひとつで、春の渡り、秋の渡りで出会うと胸弾む思いがする。とりわけ、春の渡りは、夏羽に移行中の姿を見られる可能性があり、田んぼや蓮田を回りながら、エリマキシギは、居ないかなと目を凝らすことしばしばである。

2016/6/2 アマサギ Cattle Egret

アマサギの画像

数年前までは、ひとつの田んぼに10羽近い数のアマサギを見るのは、稀ではなかった。しかし、年々数を減らし、1羽の出会いさえ貴重になって来ている。今季、舳倉島で出会ってはいるが、日頃出掛ける田んぼでは、なかなか出会いの機会のなかったアマサギ。

数日前、田んぼ回りをしていると、トラクターの近くに1羽のアマサギがいる。数枚、写真を撮った後、田んぼを一周りして、トラクターのところに戻ってみると、何と15羽ものアマサギがいる。こんなにまとまった数のアマサギは、何年ぶりだろうか。眼先も虹彩も赤く繁殖羽のような個体もいる。久しぶりに見るアマサギの群れは、短時間の滞在で飛び去ってしまったようだ。

2016/6/1 コアジサシ Little Tern

コアジサシの画像

♪キリッキリッ♪久しぶりに聞く声に空を見上げる。コアジサシが、2羽、元気良く飛んでいる。数年前までは、良く見掛けたコアジサシだが、昨年は、ほとんど見る機会がなかった。

♪キリッキリッ♪この声が嬉しい。元気をもらったような気がする。コアジサシの声に励まされ、鳥影のない浜辺を眺めていると、何と目の前で、ダイビング。これは、また、驚き!こんなシーンに出会えるとは思ってもいなかった。いよいよ夏の到来だ。