2017/1/31 エナガ Long-tailed Tit
♪ジュリジュリジュリ♪木立の中から聞こえて来るのは、エナガの声。小さな姿が見え隠れしている。エナガは、大好きな鳥だが、動きが速く、写真を撮るには、一苦労。この枝にとまれば良いなと狙いを定めて待ってみるが、なかなか思い通りには、いかない。
♪ジュリジュリジュリ♪葦原の奥の方からも、かすかに聞こえて来る。冬木立の中から、ひょっこり目の前に姿を見せたエナガ。この表情に癒やされる。
2017/1/30 ノスリ Common Buzzard
手賀沼周辺を回っても印旛沼周辺を回っても、良く出会う猛禽は、ノスリである。飛んでいる鳥が、トビであるかノスリであるかは、大抵、分かるのだが、これが、オオタカかハイタカかあるいは、ハヤブサかなどとなると一瞬では、分からないことが多い。それほど猛禽に関心があるわけではないので、一向に進歩がない。
この日、土手から、小さなカメラを向けている方がいたので、田んぼを見てみるとノスリが、ちょこんと降りていた。飛んでいる姿は、見かける機会が多いが、降りている姿は、案外見られない。ちょっぴり優しい顔立ちの猛禽・ノスリ。なんだか親しみが湧いてきた。
2017/1/29 シメ Hawfinch
久しぶりに出掛けた公園で出会ったのは、シメ。今季、何回か見かけてはいるのだが、なかなかまともな位置では、撮らせてくれない。枝かぶりだったり、どっぷり影になっていて、顔をなかなか上げてくれなかったり。
この日のシメは、なかなか愛想良く、かなり近くまで寄って来て、サービス精神旺盛であった。他にどなたもいなくて、辺りがひっそりとしていたから、安心したのだろうか。ちょっぴり厳つくて強面だが、何故か親しみが持てる鳥、シメ。枯れ葉の中のご馳走は、どんな味だったのだろう。
2017/1/28 ミコアイサ Smew
今季、ミコアイサの♂は、数回出会っているのだが、♀に会う機会が、なかなかなかった。印旛沼にほど近い池を、ゆっくり散歩していると、ホシハジロに混じって、1羽の小ぶりのカモが目に入った。ファインダー越しにミコアイサ♀と分かり、急いで準備。近づくのを待って、数枚シャッターを押す。
この日は、ミコアイサ♂の姿は無く、♀だけであったから、嬉しさは、ひとしおであった。その池には、ハシビロガモ、コガモ、マガモなど水鳥が多く、オシドリ♂♀も見られるので、ゆっくり散策するには、絶好の場所である。
2017/1/27 メジロガモ×ホシハジロ
池の周りを一周すると、程よい散歩コース。少々起伏に富んでいて、それが良い運動になる。池の周りの茂みから聞こえて来るのは、ウグイスの地鳴き。ほんの一瞬、姿を見せることがあるが、すぐに潜ってしまい、写真は、なかなか撮らせてくれない。
池には、ホシハジロ、ハシビロガモ、コガモなど悠々と泳いでいる。その中に1羽、ちょっと変わったカモ。メジロガモとホシハジロの交雑種である。カモは、交雑種が多いと聞いているが、これは、ちょっと珍しい。散歩コースのひとこまである。
2017/1/26 オシドリ Mandarin Duck
印旛沼にほど近い総合公園。公園のほぼ中央に位置する池には、越冬のため飛来したカモたちが、羽を休めている。主な顔ぶれは、マガモ、コガモ、ハシビロガモ、ホシハジロなどである。一度、キンクロハジロを2羽見たことがあるが、この池では、キンクロハジロは、珍しいようである。
今季、ミコアイサの♂♀を、しばらく観察することが出来たのだが、ここ数日は、姿を見せないという。オシドリは、飛来当初、♂1、♀1、エクリプス2であったが、今では、エクリプスだった個体2羽が、立派な♂に変身している。
昨日の冷え込みで、今朝は、結氷しているかもしれないと思い、出掛けてみると予想的中。池のほぼ半分が結氷し、カモたちがゆったりモードで休んでいた。少し離れたところの氷上には、オシドリが1羽。数年前、明治神宮の北池で出会って以来の嬉しい出会いとなった。
2017/1/25 シジュウカラ Japanese Tit
近隣の公園でも散歩道でも我が家のベランダからでも見ることが出来る馴染みの鳥は、シジュウカラ。胸の黒いネクタイが印象的な鳥である。まだ鳥の名前を知らなかった頃、白と黒の組み合わせが何と素敵なことだろうと、この鳥との出会いを心待ちにしていたことがあった。
今では、あまりに出会いの機会が多く、感激も薄れている。しかし、背景に寄っては、シジュウカラの美しさが引き立ち、何とダンディなと惚れ惚れし見直している。
2017/1/24 タシギ Common Snipe
蓮田の収穫がほとんど済んだ蓮田では、タシギを見かける機会が増えて来る。今季、越冬のシギ・チを探しに出掛けても、なかなか出会いが少なく、そのような中で、タシギの姿を見かけるとほっとする。
タシギのあの長い嘴は、時に、ユーモラスに見え、心和むものがある。この日のタシギは、同じ蓮田に7~8羽いただろうか。それぞれが思い思いの場所で、食事をする。時折、もめ事も起こるようで、その時は、尾羽を広げるので、こちらにとっては、シャッターチャンス。
冬の蓮田の風物詩と言えるだろうか。
2017/1/23 クサシギ Green Sandpiper
越冬のシギ・チを探しに出掛けた田んぼで、クサシギに出会った。地味で目立たず、ひっそりと田んぼや蓮田で過ごすクサシギ。
秋の渡りのシギ・チを探しに出掛けた蓮田では、何度クサシギに飛ばれたことだろう。大抵、タカブシギとクサシギが、同じ蓮田にいて、足音を忍ばせ、そっとそっと蓮田まわりをしても、こちらの気配を敏感に察知し、鳴きながら飛んでしまう。その鳴き声で、「あっ!タカブシギ5羽とクサシギ1羽」と確認することが出来る。
冬の日差しを浴びたクサシギは、珍しくゆったりしていて、このような姿勢では見たことがなかったので、新鮮で心に残ることとなった。
2017/1/22 稲敷の鳥たち
ずっと気になりながら、なかなか出掛けられなかった稲敷の田んぼ。今日(2017/1/21)久しぶりに訪れることが出来た。気になっていたのは、越冬していると聞いていたハジロコチドリ3羽である。初めて出会ったのが、昨年12月3日。あの日の印象とずいぶん違い、可愛らしさを増しているように感じた。すぐ近くには、オジロトウネン1羽、ハマシギ2羽。タゲリ、カシラダカ、タヒバリなどの姿も見える。
別のところでは、オオハシシギ15羽の姿を確認することが出来た。例年、オオハシシギは、越冬しているはずなのだが、今季、オオハシシギ越冬のニュースが入って来ないので、気になっていた。昨年1月には、フラッグ付きのオオハシシギを観察し、山階鳥類研究所に報告させて頂いたところ、2015年11月7日に宮城県亘理町で放鳥された個体と判明した。
オオハシシギを観察した近くの蓮田では、タシギ数羽とタカブシギ。もう1カ所では、セイタカシギを観察することが出来た。
今年初めての田んぼ回り。予想以上にシギ・チに出会え、満足の一日となった。
2017/1/21 メジロ Japanese White-eye
リビングの窓越しに時折、見かけるメジロ。♪チーチーと可愛い声がして、数羽のメジロが、植え込みの中に見え隠れする。寒さの中でも、メジロは、いつでも元気に飛び回る。
ノイバラの実が、まだわずかに残っている公園で、メジロに出会った。♪チーチーチー♪1羽、2羽、3羽。入れ替わり立ち替わり、メジロが飛んで来る。お目当ては、ノイバラの実。寒々とした空気の中で、赤い色に出会うと力が湧いて来る。♪チーチーチー♪また、メジロが飛んで来た。
2017/1/20 ミサゴ Osprey
シギ・チを探しに出掛ける蓮田周辺で、時々ミサゴを見かけることがある。手賀沼周辺でも印旛沼周辺でもミサゴを見かけるのだが、なかなか撮影までには至らない。
この日、霞ヶ浦沿いを走っていると、比較的近くの杭にミサゴがとまっている。取れたてらしい大きな魚をしっかり掴んでいて、すでに頭のところは、食べてしまったようだ。ミサゴの調理の仕方は、頭からと聞いたことがあるが、なるほど、しっかり頭を食べている。
しばらくすると、食べかけの魚を掴んで飛び立ってしまった。こちらの気配に気づいたのだろうか。
2017/1/19 オシドリ Mandarin Duck
昨シーズンまで、出会いの機会の少なかったオシドリ。今季は、何回か出会いの機会に恵まれている。飛来して間もない頃は、オシドリの♂と♀、それにエクリプスが2個体、一緒にいる場面を見ることが出来た。しかし、♂1羽だけを観察する日が多くなり、近辺を探していたところ、枯れ葉のたくさん積もった湿地付近から、1羽の鳥が飛び立った。一瞬のことで、撮影することは出来なかったが、それは、明らかにオシドリ♂と思われた。
同じ日に、オシドリ♀も見ることが出来た。オシドリ♂3羽と♀1羽を観察している人もいるので、飛来したての頃、エクリプスだった個体が、立派な♂になったのだろうか。エクリプスから成鳥への変身ぶりは、何とも不思議で興味深い。
2017/1/18 オオヒシクイ Bean Goose
茨城県稲敷市稲波干拓。オオヒシクイの越冬地である。現在131羽のオオヒシクイと2羽のマガンが越冬していると聞く。羽数が多くなると群れ全体に警戒心が強くなる。そのため飛翔することが多くなっていると聞いていたのだが、シギ・チを観察に出掛けた蓮田の上空を飛ぶ、オオヒシクイの群れを見る機会があった。
蓮田にシギ・チは、いないかと探していると、上空から、あの独特の鳴き声が聞こえて来る。慌ててレンズを向けて、何とかオオヒシクイの群れを撮ることが出来た。一体、どこまで飛んで行くのだろうか。
2017/1/17 チュウヒ Eastern Marsh Harrier
鳥に関心を持つきっかけになったのは、手賀沼のコブハクチョウである。しかし、好きな鳥は?と聞かれれば、田んぼのシギ・チと小鳥類かもしれない。苦手とする分野は、猛禽。理由は、簡単。ここ数年、飛ぶ鳥を撮るのが、非常に難しく、指が動かなくなってしまうからである。
しかし、先日、車からレンズを向けたところ、何と数枚撮れていたのである。思いがけずかなり近くを飛んでくれたチュウヒ。撮れない撮れないという自己暗示から、わずかながら解放してくれたチュウヒ。感謝の出会いであった。
2017/1/16 カケス Eurasian Jay
♪ジェー♪としわがれた声で鳴くのは、カケス。声を聞く機会は、比較的多いのだが、なかなか姿を見せてくれない。忍者のように隠れ上手。近隣の公園で、エナガやメジロ、アオジなどを待っていると、♪ジェー♪とあの独特の声が聞こえて来る。その声は、かなり近いのだが、一体、どこに隠れているのか、皆目分からない。
朝早く公園を歩いてみると、カケスが、飛んでいるのが見えた。次から次に飛んで、樫の木の中に入って行き、すぐに姿が見えなくなってしまう。1羽のカケスが、どうにか見える位置にとどまってくれた。しかし、枝かぶり。やはりカケスは、隠れ上手。
2017/1/15 エナガ Long-tailed Tit
私の好きな鳥のひとつエナガ。♪ジュリジュリ♪ジュリジュリ。この声が、公園や散歩道で聞こえて来るとソワソワして落ち着かない。あの小さな体で、ちょこちょこ忙しく木々の間を飛び回る姿を見ていると幸福感に満たされる。幸せの青い鳥と言われるルリビタキに負けず劣らず、エナガは、私にとって幸せを運んでくれる鳥である。
エナガは、カエデの木に良く姿を見せる。カエデの樹液が好物なのだろうか。メープルシロップ。きっと甘くて美味しいのだろう。この日のエナガは、7~8羽の群れで飛んで来て、色々な仕草を見せてくれた。ほんのひととき、寒さを忘れさせてくれたエナガ。嬉しい出会いのひとこまである。
2017/1/14 トモエガモ Baikal Teal
鳥に関心を持ち始めてまだ日が浅い頃、綺麗なカモを見る機会が巡って来た。その名は、トモエガモ。オナガガモやヒドリガモ、コガモなどのように、しばしばあちこちで見られる訳ではないようである。近隣の公園にもトモエガモの♂と♀が飛来したことがあり、何度も足を運んだ思い出がある。
印旛沼では、膨大な数のトモエガモが越冬しているが、スコープで見るのもなかなか難しいと聞く。そのトモエガモを至近距離で見る機会があった。知人が居場所を教えてくださったのだが、まさか目の前とは思わず、対岸を一生懸命探してしまった。あまりに近いトモエガモとの出会い。鳥との出会いは、いつも新鮮である。
2017/1/13 ルリビタキ Red-flanked Bluetail
幸せの青い鳥と言われ、人気のルリビタキ。今季は、馴染みの公園では、姿を見ることがない。何とも寂しい限りである。昨シーズン楽しませてくれた林を通る度に耳をそばだて、ルリビタキの地鳴きが聞こえないかと願うのだが、聞こえてくるのは、メジロの声とウグイスの地鳴きである。
少し足を伸ばした公園で、ようやく出会ったルリビタキ。やはりこの青い色が、何とも優しく目に映る。幸せの青い鳥、ルリビタキ。たくさんの鳥たちとの出会いを運んで来てくれるだろうか。
2017/1/12 ミコアイサ Smew
通称パンダガモと言われ、人気のミコアイサ♂。白と黒のコントラストが綺麗で、水鳥の中では、好きな鳥の上位に位置する。♀は、地味だが可愛らしい。寒くなり始めた頃から、手賀沼周辺を中心に探していたが、なかなか出会いの機会がなく、先日、訪れた馴染みの公園で、ようやく出会いが実現した。
コガモやハシビロガモ、ホシハジロなどは、湖岸を散歩の人が通る度に飛び上がるのだが、ミコアイサは、結構、おおらかな性格のようで、潜水したり、ゆったり泳いだりで、その姿をたっぷり見ることが出来た。それにしてもこの個体、白さが際立っていて、実に綺麗なミコアイサであった。
2017/1/11 チフチャフ Common Chiffchaff
ウグイスもムシクイも分からなかった頃、チフチャフという名前の鳥がいるということを知った。私の住んでいる千葉県内に出たのだが、出会いは、叶わず、2012年に初めて訪れた舳倉島で、運良くチフチャフを見ることが出来た。
そのチフチャフが、広い広い遊水池の湖岸に沿った柳の木に姿を見せるという。昨年末に訪れた時は、風が強く、ほんの一瞬姿を見せただけで、撮影することは出来なかった。再度訪れた日は、風もなく穏やかで、噂通り、柳の木の枝移りを披露してくれ、その姿を何とかカメラに収めることが出来た。それにしてもずいぶん忙しい鳥で、すっかり振り回されてしまった。
2017/1/10 アリスイ Eurasian Wryneck
初めてこの鳥に出会った時は、何とも奇妙な感覚に襲われたものであった。近くの公園の草地で、ほとんど人を恐れず、姿を見せてくれた。撮っているときは、気がつかなかったのだが、赤くて長い舌をべろっと出している。この鳥がキツツキの仲間だと知って、なおさら驚いた。
久しぶりに出会ったアリスイ。しきりに鳴き声を発していたので、その位置を確認することは、案外たやすかった。以前、聞いたアリスイの声とは、ずいぶん印象が違い、その声がアリスイであると分かるまでには、少々時間を要したのだが。春先まで、時折、姿を見せてくれるだろうか。またの出会いを楽しみにしている。
2017/1/9 イカルチドリ Long-billed Plover
オガワコマドリに出会った町中の川で、イカルチドリにも出会った。2羽のイカルチドリが、つかず離れず、わずかに水の引いたところで、ゆったりしている。私が、良く出掛ける稲敷方面の蓮田や田んぼでは、コチドリに出会うことは多いのだが、イカルチドリに会う機会は少ない。こんなに間近でゆっくり見られる機会は、なかなかないであろう。
1羽が、川の中に入り、水浴びを始めた。バシャバシャバシャバシャ元気よく、そして最後に飛び上がった。2羽のイカルチドリは、相変わらず、ゆったりゆっくりくつろいでいるように見えた。
2017/1/8 ベニマシコ Long-tailed Rosefinch
♪フィッ フィホ ♪フィッ フィホ♪ 寒さを迎えると、この声を探しに湖岸や川沿いの道を歩く。今シーズン、最初に聞いたのは、シギ・チを探しに出掛けた蓮田の周辺。姿を確認することは出来なかったが、その声を聞いてベニマシコの飛来を確認し、嬉しかった。
広い広い遊水池の葦原でも、ベニマシコの声がしている。前回訪れたとき、姿を見ながら手前の草に遮られ、撮影出来なかったベニマシコ。風に揺られながらも今回は、姿を見せてくれた。いつ出会っても、何回出会っても嬉しいベニマシコ。朝の光を浴びて、目がキラキラ輝いていた。
2017/1/7 ホオジロガモ Common Goldeneye
今まで何度か出会ったことのあるホオジロガモ。10年ほど前、ホオジロガモ♂を近隣の川で見かけたことがあった。あのとき、何故、1羽だけ、あの川にいたのだろうか。ほっぺの白色が印象的で、あのときのホオジロガモの姿が忘れられない。
海岸で出会ったのは、1羽のホオジロガモ♀。何度も何度も潜水を繰り返し、近づいたり、遠ざかったり。鳥の少ない海辺で、ホオジロガモ♀は、懸命に愛想を振りまいてくれた。今度は、ホオジロガモ♂にも会いたいものである。
2017/1/6 ミヤコドリ Oystercatcher
三番瀬では、何度か出会いの機会があったミヤコドリ。そのミヤコドリが、美しい白砂に数十羽並んでいる姿を見られる予定であった。鳥との出会いは、常に未定。予定が現実になることもあれば、叶わぬこともあり、思いがけない出会いが待っていることもある。
この日は、鳥との相性が悪かったのであろう。2羽のミヤコドリが見られたのが、せめてもの救いであった。青々と広がる美しい海岸で、ミヤコドリが並んでくれたら、さぞ見事だったろう。想像の世界の中で、ミヤコドリは輝いている。
2017/1/5 コクガン Brent Goose
初めてコクガンを見たのは、神奈川県の海岸であった。初めて見る鳥は、嬉しいもので、アマモを一心に食べるコクガンの姿を鮮明に覚えている。北海道では、警戒心の薄いコクガンの姿を見て驚いたものであった。その後、銚子や三番瀬、谷津干潟で出会っているが、10数羽のコクガンが見られるという海岸に行ってみると、確かにコクガンはいるのだが、距離があって、う~むという次第である。
しばらく様子を見ていたのだが、何かに驚いて、カモの群れと一緒に飛び立ってしまった。その距離は、さらに遠くなり、絶望的。何とか出会いの記念の画像が撮れたと言う次第である。
2017/1/4 ツルシギ Spotted Redshank
私は、田んぼに飛来するシギ・チに関心があり、稲敷方面の蓮田に、しばしば足を運ぶ。近年、田んぼに飛来するシギ・チの秋の渡りは、ずいぶん遅くなり、昨年は、11月に入ってから、ひとつの蓮田にたくさんのシギ・チを見る機会があった。その中で、ツルシギは、かなり遅くまで見られたので、越冬するかもしれないと期待していたのだが、いつの間にか旅立ってしまったようである。
先日訪れた三重の河口で、冬羽のツルシギを見た時は、嬉しかった。この地で、越冬するツルシギは、初めてとのことであった。このとき、一緒にいたのは、アオアシシギ、オオハシシギ、タゲリである。私は、シギ・チに出会うと心が和んでくる。ほんのひとときであったが、嬉しい出会いであった。
2017/1/3 ズグロカモメ Saunders's gull
三番瀬に飛来しているというズグロカモメ。2009年3月に谷津干潟で出会って以来、なかなか出会いの機会がなかった。しかし、会いたいと言う思いが通じたのだろうか。昨年、暮れも押し詰まった頃、出掛けた海岸で、ズグロカモメが何度も何度も姿を見せてくれた。
冬羽のズグロカモメは、海辺に降りて、ゴカイを啄み、飛び去っては、また舞い戻って来る。何度も何度も繰り返し現れるので、ついつい何枚もシャッターを押してしまう。久しぶりの出会いは、ゆっくりゆったりで心和むものであった。
2017/1/2 オガワコマドリ Bluethroat
初めてオガワコマドリに会ったのは、2006年2月。珍しい鳥が出ているというので、ずいぶんたくさんの人たちが集まった。4月の末まで滞在したので、夏羽になって綺麗になった姿を見ることが出来た。私の住んでいる千葉県にも姿を見せてくれたことがある。
今回、少し遠いところだが、案内してくださる方があり、オガワコマドリを見ることが出来た。川に沿った柵越しに見ることになるので、少々見にくかったが、久しぶりの出会いで嬉しかった。暖かくなる春まで滞在してくれれば、更に綺麗になることだろう。
2017/1/1 明けましておめでとうございます
新しい年を迎え、静かに2016年を振り返ってみますと、色々な鳥たちとの出会いが思い出されます。特に心に残るのは、しばしば足を運んだ稲敷方面の蓮田で出会ったエリマキシギでしょうか。夏羽に換羽していく様を目の辺りにして、不思議な感動を覚えたものです。秋の渡りは、年々遅くなっている傾向があり、昨秋は、11月に入ってから賑やかな顔ぶれを見ることが出来ました。1カ所の蓮田にヒバリシギ、オジロトウネン、ヨーロッパトウネン、ツルシギ、アカアシシギ、エリマキシギ、オグロシギ、オオハシシギ、アオアシシギ、ウズラシギなど多彩な顔ぶれに目を見張ったものです。
今年も思い出に残る鳥たちとの出会いを願っております。皆様方のお力添えを頂きながら、ほのぼのとした雰囲気のHP「九羽の白鳥」の更新が続けられるよう努力して参りたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。