2016/11/30 ハクセキレイ White Wagtail
散歩道でも田んぼ回りをしているときも町中を歩いている時でさえ出会いの機会があるハクセキレイ。鳥が少ないと嘆きの声が聞こえてくるが、ハクセキレイだけは、元気にあちこち飛び回っている。
シギとの出会いの少ない日、蓮田で出会ったハクセキレイ。とても愛想良く、右を向いたり左を向いたり、まるでモデルのようであった。晩秋の蓮田で出会ったハクセキレイ。この蓮田が、お気に入りのようで、ゆったりくつろいでいるようにも見えた。
2016/11/29 モズ Bull-headed Shrike
シギ・チを探しに出掛けた蓮田や田んぼ。なかなか思うような出会いがなかった日、蓮田に姿を見せてくれたのは、モズ。モズに出会う機会は、多いのだが、蓮田で出会ったことは、数えるほどしかない。
何度も何度も足を運ぶ田んぼで、出会うモズは、大抵電線か杭にとまっていることが多い。もう少し風情のあるところに止まって欲しいといつも願うのだが、願いは、なかなか通じない。この日は、蓮の枯れ葉にとまって、すぐに近くの茎に移動し、少しの間、ゆっくりしてくれた。晩秋の蓮田のひとこまである。
2016/11/28 オオハシシギ Long-billed Dowitcher
秋から冬にかけて蓮田で出会いの機会が多いのがオオハシシギ。それは、数年前までの傾向であった。しかし、田んぼや蓮田で見られる秋の渡りのシギ・チが、年々遅くなり、9月半ば過ぎからポツポツ始まり10月を過ぎ、11月にかけて見られるようになってくると、その傾向にも変化が見られるように思える。
オオハシシギは、多い時には、20羽ほど、日によっては、全く見られない日もある。この日は、ハマシギの群れと一緒にいるオオハシシギ7羽ほどの姿を見ることが出来た。あの長い嘴をヒューイと伸ばしている姿が何ともユーモラスで心和むひとときを過ごすことが出来た。
2016/11/27 エリマキシギ Ruff
私の好きなシギのひとつがエリマキシギ。会いたいという気持ちが強ければ、その願いは、案外、鳥にも通じるのかもしれない。今季、エリマキシギにも良く出会った。以前は、刈田でも、しばしば見かけたエリマキシギ。今季の出会いは、蓮田ばかり。
蓮田では、足も嘴も泥まみれになるが、その姿もまた愛らしいものである。エリマキシギも寒い冬の間に蓮田で見かけることがあるので、今季も期待出来るかもしれない。春まで滞在し、夏の衣装で、楽しませて欲しいものである。
2016/11/26 アオアシシギ Common Greenshank
哀愁を帯びた声で鳴くアオアシシギ。田んぼ回りをしているとき、♪ピョーピョーピョー♪という声が遠くから聞こえて来ると、何とももの悲しい気分になる。長い渡りの途中、中継地の蓮田に立ち寄り、せっせと栄養補給。その姿がいとおしい。
今季アオアシシギには、何回も出会っている。秋の渡りで出会うのは、幼鳥が多いので、あのあどけない顔立ちが、余計にいとおしさを感じる。♪ピョーピョーピョー♪蓮田の奥の方から、アオアシシギの声が聞こえて来る。
2016/11/25 ヒバリシギ Long-toed Stint
オジロトウネンと同じ蓮田で、ヒバリシギにも数回出会っている。オジロトウネンと同じく黄色い足がポイントで、蓮田で黄色い足を目印に探すことが多い。しかし、蓮田がどろどろで、ヒバリシギの足やオジロトウネンの足が泥だらけになり、しかも距離がある時には、ちょっと悩んでしまう。
ヒバリシギは、小さくて愛らしい。その姿が何とも心和ませてくれる。昨シーズンは、ヒバリシギが越冬し、楽しませてくれた。この冬もあの愛らしい姿で、蓮田の光景に安らぎをもたらせてくれるだろうか。
2016/11/24 オジロトウネン Temminck's Stint
今季、一番出会いの機会の多かったのは、オジロトウネンだろうか。同じ蓮田に15羽ほどのオジロトウネンが集まっているのを見たこともあるし、こちらがじっとしていれば、グングンぐんぐん近づいて、かなり至近距離で観察出来たこともある。
秋の渡りの時期を過ぎても、姿を見せてくれているシギ・チは、越冬してくれるのかもしれない。オジロトウネンも冬の蓮田で、数回見たことがあるので、今季も期待出来るだろうか。蓮田通いは、続きそうである。
2016/11/23 セッカ Zitting Cisiticola
田んぼや葦原で、見かけることが多いセッカ。なぜか、海辺の草むらでも良く見かける。春から夏にかけて♪ヒッヒッヒッ♪チャッチャッチャッチャッ♪と賑やかに飛び回るセッカ。暑さを過ぎる頃には、その声を聞くことは、ほとんどない。
声が聞かれる春や夏は、セッカとの出会いは、多いのだが、今の時期、ひっそりと静かに枯れ草にとまっていると、見落とすことが多い。この日も、ご親切な方に教えて頂いて、ようやくセッカのとまっている場所が分かった。賑やかなセッカも良いが、静かにひっそりと枯れ草にとまっているセッカも、なかなか良いものである。
2016/11/22 ジョウビタキ Daurian Redstart
声を聞きながらも、なかなか出会いの機会がなかったジョウビタキ♂。葦原の草陰にちらちらと、わずかに姿が見えていたのだが、この日は、機嫌良く全身姿を見せてくれた。
ジョウビタキの漢字名は、上鶲、尉鶲の他に常鶲とも書くという。常鶲は、「秋になると、毎年、必ずやって来るヒタキ」の意味とのことで、非常に分かりやすい。♪カ、カッ♪秋の深まりと共に、この声を聞く機会が増えて来ているように思う。今シーズンも寒い間、黒とオレンジ色の衣装で、身を包み、人懐っこい笑顔で楽しませてくれることだろう。
2016/11/21 エナガ Long-tailed Tit
身近な鳥の中で、一番好きな小鳥は、エナガだろうか。近隣の公園で、散歩道で、時には、ベランダから見える位置に姿を見せてくれることもある。♪ジュリジュリジュリ♪木立の奥の方から、エナガの声が聞こえて来る。群れで木々の間を飛び回り、あっという間に群れで飛び去る。
わずかに葉の残った桜の木にエナガが、数羽、姿を見せた。その動きの速いこと、速いこと。エナガの動きに振り回されながら、カメラを向ける。その動きに合わせるかのようにハラハラと桜の葉が散っていく。晩秋の散歩道のひとこまである。
2016/11/20 クロサギ Pacific Reef Heron
久しぶりに出掛けた海辺。コサギが1羽、波打ち際で行ったり来たり。海辺を少し歩いてみると、遠くにクロサギ2羽の姿が見える。ちょっと距離があるので、少しずつ近づいてみる。クロサギには、飛ばれてしまうことが多いので、慎重に歩を進める。2羽のクロサギは、仲が良く、つかず離れず波打ち際を行ったり来たり。
サササササッ。クロサギの動きが速くなった。見事に魚をゲット。2羽のクロサギは、漁の名人。こちらの気配を警戒する風もなく、しばし楽しませてくれた。晩秋の海辺のひとこまである。
2016/11/19 イソヒヨドリ Blue Rock Thrush
久しぶりの海辺で出会ったのは、クロサギ2羽とイソヒヨドリ♀。クロサギに出会うのも久しぶりであったが、イソヒヨドリとの出会いも久しぶりであった。崖のところにいたイソヒヨドリが、海辺に降りて来て、しばらくじっとしていたが、なにやら虫を捕らえて、大満足の面持ち。イソヒヨドリの♀は、地味だが、表情が何とも言えず、愛らしく心癒やされる思いがする。
クロサギ2羽も警戒心が薄かったが、イソヒヨドリ♀も、かなり警戒心が薄く、近距離で、その姿を楽しませてくれた。霜月の海辺では、寄せては返す波も静かで、ゆったりと時間が流れて行く。
2016/11/18 コゲラ Japanese Pigmy Woodpecker
久しぶりに訪れた近隣の公園。散歩の人が時折、通るだけの静かな公園である。すっかり葉を落とした桜の木に飛んで来た小鳥がいる。コゲラだ。♪ギィー♪と独特の声で鳴く。小さな声だが、静かな公園の隅々にまで、響き渡る。
今度は、もう1羽のコゲラが飛んできた。キノコの生えた桜の木が気に入った様子で、キノコを突いている。キノコが大きすぎたようである。口からはみ出し、目を白黒。次の瞬間、キノコは、宙を舞うようにコゲラの口元から離れていった。
2016/11/17 永井凱巳氏のカレンダー
鳥撮りの大先輩で野鳥写真家の永井凱巳氏の作品によるフクダ電子カレンダー「みんなが輝く、未来へ」のご紹介です。永井凱巳氏の作品は、四季折々の風景の中で憩う野鳥たちの姿を優しいまなざしで見つめ描写したもので、情感あふれ心癒されます。ここをクリックすると、カレンダーの説明をご覧いただけます。アサザの花咲く水辺で寄り添うカイツブリを始め、感動を呼ぶ作品ぞろいです。是非、ご覧ください。
カレンダーをご希望の方は、BIRDER 12月号 P.38~39をご参照ください。
監修:叶内拓哉氏 撮影:永井凱巳氏
2016/11/16 タゲリ Northern Lapwing
田園の貴婦人とか冬の貴婦人と呼ばれるタゲリ。金属光沢の羽と黒い冠羽が魅力的である。秋の深まりと共に、田んぼでの出会いが増えて来ている。シギ・チを求めて、時折、訪れる田んぼや蓮田。飛来当初は、群れでいることが多いが、日が経つにつれ、群れは、分散し、時には、単独でいるタゲリを見かけることもある。
これから寒さに向かって、金属光沢の羽の色が、さらに輝きを増し、枯れ草色の田んぼに彩りを添えてくれることだろう。
2016/11/15 ジョウビタキ Daurian Redstart
冬鳥飛来の第一報は、大抵、ジョウビタキである。今季も、1ヶ月程前に、ジョウビタキ飛来のニュースを耳にした。しかし、声は、聞こえても、なかなか姿を確認出来なかったのだが、数日前、霞ヶ浦湖畔で、ようやくジョウビタキ♀の姿を見ることが出来た。
これから寒さに向かって、ジョウビタキとの出会いは、多くなってくることだろう。ベランダにあるコムラサキシキブ、以前、ジョウビタキ♀の訪問があったが、今季も来訪して欲しいものである。
2016/11/14 モリムシクイの羽繕い Wood Warbler
2012年5月、初めて訪れた舳倉島で、見慣れないムシクイに出会った。同行の方にお尋ねすると、モリムシクイではないかとのことであった。実は、それは、モリムシクイではなく、キバラムシクイであったのだが、その時、初めて耳にしたモリムシクイ。まさか近郊の地で、そのモリムシクイに出会う機会が巡って来ようとは、思ってもみなかった。
春には、見事なソメイヨシノを咲かせ、たくさんの人々で賑わう桜堤。その桜の木につく虫を啄み、軽やかに動き回るモリムシクイ。晴天の日には、独特のレモンイエローの羽が、美しいという。私が、訪れた日は、あいにくの曇天。いささか黄色味に欠けたが、ムシクイにしては、ゆったりモードの動きで、たくさんの人々を楽しませてくれた。
木枯らし1号が吹いた翌日、再訪してみると、モリムシクイの姿が見当たらない。前日、夕方には見られたものの、いつものような動きではなかったとのことであった。長い滞在であったが、旅立ったのだろうか。もう一度会いたいものである。
2016/11/13 チュウヒ Eastern Marsh Harrier
木枯らし1号。この言葉を聞くと、寒さが体に染み渡るような気がする。昨年より16日遅い11/9に、木枯らし1号が東京地方に吹き荒れた。最大風速8メートル以上の北寄りの強い風のことを木枯らしと呼ぶという。この寒さで、冬鳥たちの飛来が多くなるだろうか。
夏の間、オオヨシキリやオオセッカ、コジュリンなどで賑わった葦原にチュウヒの姿が見られるようになってきた。今季、個体数が、比較的多いように思う。飛ぶ鳥の撮影が苦手になり、レンズを向けることが少ないのだが、こちらに向かって飛んでくるチュウヒにいつの間にかレンズを向けていた。
2016/11/12 オシドリ Mandarin Duck
秋の深まりと共にオシドリ飛来の声を耳にするようになる。心当たりのいくつかの公園を訪ねてみれば、多分、オシドリに会えるだろう。そう思いながら、馴染みの公園を訪ねてみた。
コガモ、ハシビロガモ、マガモなどの姿が見えるが、オシドリは、見当たらない。じっくりと双眼鏡で探すと、オシドリの若と思われる個体が目に入った。オシドリの若を見るのは、初めてなので、ちょっと嬉しい。しばらくするとオシドリの♂と♀が現れて湖面が華やかになった。ゆっくり滞在して欲しいものである。
2016/11/11 アオアシシギ Common Greenshank
収穫の済んだ蓮田は、何ともわびしい感じがする。その蓮田では、渡り途中のシギたちが、羽を休め栄養補給していく。もうそろそろ秋の渡りも終わりかなと思っていた頃、あの哀愁を帯びたアオアシシギの声を聞いた。5羽のアオアシシギがいたのだが、4羽が飛び去り、1羽が、かなり近づいてくれて、ゆったりした表情を見せてくれた。
♪ピョピョピョー♪ピョピョピョー♪収穫の済んだ蓮田にアオアシシギの声が響き渡る。蓮田の秋は、いよいよ深まっていく。
2016/11/10 オジロトウネン Temminck's Stint
今季、蓮田で出会ったシギ・チの中で、一番出会いの機会が多かったのは、オジロトウネンであろうか。一番多い時は、ひとつの蓮田に15羽ほどいて、その数の多さに驚いたものである。オジロトウネンの一番分かりやすい特徴は、黄色い足であるが、羽も違うし、顔立ちも違って、見つけやすいように思う。
オジロトウネンの体型は、コロコロとしたイメージで、何とも微笑ましい。この冬の間、滞在してくれるだろうか。収穫の済んだ蓮田で、オジロトウネンに出会うとほっとする。
2016/11/9 オグロシギ Black-tailed Godwit
今まで、田んぼの秋の渡りでは、オグロシギが数多く見られるのが常であった。まだ収穫の済んでいない蓮田の陰から、びっくりするほどたくさんのオグロシギが姿を見せてくれたことが忘れられない。
ところが今季は、オグロシギを見かける機会が非常に少ない。1羽だったり、2羽だったり、それもごく限られた回数である。この日、久しぶりにオグロシギの姿を見かけた。今季の中で、一番出会いの多い3羽である。もう、そろそろ旅立ちであろう。蓮田が、また、寂しくなっていく。
2016/11/8 エリマキシギ Ruff
私の好きなシギのひとつ、エリマキシギ。今季、何回か出会ってはいるのだが、逆光だったり、距離があったりで、撮影は、今ひとつであった。この日は、11月に入ったばかりというのに、底冷えのする寒い日であった。3枚ほどの蓮田にシギ・チが集い、アオアシシギやハマシギの声などが聞こえ、その寒さをひととき忘れさせてくれた。
遠くにいたエリマキシギが、じっとしていると、ぐんぐんぐんぐん近づいてくる。あまりに近すぎて、撮影困難という距離にまで近づいてくれた。車からの観察ではないのに、こんな経験は、初めてである。収穫の済んだ蓮田では、色々な出会いが待っている。
2016/11/7 アカアシシギ Common Redshank
収穫の済んだ蓮田で、三回ほど出会いの機会があったアカアシシギ。しばらくアカアシシギの目撃情報を耳にしなかったのだが、朝早い時間に見られたと言う。出来れば会いたいものだと、同じ蓮田に時間を変えて三度ほど、足を運んでみた。教えて頂かないと分からない距離であったが、久しぶりにアカアシシギを見ることが出来た。
太くてがっしりとした赤い脚、嘴の基部が赤く、ツルシギとは、明らかに体型が違う。昨年も一昨年も越冬したアカアシシギ。今季も越冬して欲しいものである。
2016/11/6 ヒバリシギ Long-toed Stint
収穫の済んだ蓮田には、たくさんのハマシギを始め、小型のシギ・チがチョコチョコと忙しそうに動き回っていた。その中には、ヒバリシギが数個体いて、3羽になったり、5羽になったり、さらに増えたりして蓮田を走り回っているという印象であった。これほどたくさんのヒバリシギを一度に見たことはなかったので、少々驚き、目をこらして、ヒバリシギの動きを見守った。
昨年も同じ蓮田で、ヒバリシギが5個体、越冬したという。今季も越冬してくれるのだろうか。ヒバリシギは、可愛くて、何度でも会いたくなる。
2016/11/5 ヨーロッパトウネン Little Stint
シギ・チに関心を持つようになって、どれくらいになるだろうか。田んぼで見られるシギ・チに関心を持ち、春の渡り、秋の渡りを楽しみに何度も何度も足を運ぶ。特にトウネン類は、可愛くて心ひかれ、その出会いを楽しみにしている。ところが、ヨーロッパトウネンの識別は、難しく、なかなか自分の力で見つけることが出来なかった。
識別に詳しい方に教えて頂き、ようやく、ヨーロッパトウネンとの出会いが実現した。足が細くて長く、全体のイメージが、ぽっちゃりしていて、嘴も長く見えた。収穫の済んだ秋の蓮田で、嬉しい出会いのひとこまである。
2016/11/4 ツルシギ Spotted Redshank
田んぼや蓮田で見られる秋の渡りのシギ・チを求めて、何度足を運んだことだろう。幸い、出掛ける度に大なり小なり出会いがあって、また、次に足を運ぶことになる。この秋、出会いの機会が多かったのが、ツルシギ。1羽でいるのを見かけることが多いのだが、3羽、同時に見たこともあった。
春の渡りとは、装いも異なり、秋の渡りのツルシギは、なかなか興味深い。この日は、7羽のハマシギと同じ蓮田にいて、かなり近くで観察することが出来た。秋も深まり、旅立ちの日も近いことだろう。
2016/11/3 ケリ Grey-headed Lapwing
近隣の田んぼで、秋の深まりと共に姿を見せてくれたケリ。しかし、その田んぼでは、大規模な工事が進行中。ケリの姿を望むべくもない。諦めていたところ、別の田んぼでケリが見られるという。
早速、出掛けてみると、その田んぼは、二番穂が伸び放題。こんな状態でケリが探せるものだろうか。ところが、すっきりしたところに1羽のケリの姿を発見。13羽いるとも14羽いるとも聞くが、私は、1羽のケリで十分満足。久しぶりの嬉しい出会いであった。
2016/11/2 タゲリ Northern Lapwing
緑色の二番穂が一面に広がっていた田んぼ。日ごとに秋が深まり、二番穂の緑色が、少し黄色味を帯びて来ている。そろそろタゲリに会えるかもしれない。でも、まだ無理かな?そんな思いで、馴染みの田んぼを一回り。
見事、予測は的中。二番穂の間に、タゲリが数羽、見え隠れしている。ちょっと距離はあるけれど、とりあえず、今季初撮り。少し場所を移動すると、何とタゲリが目の前。こちらの気配を察して、サササササと奥に奥にと行ってしまう。タゲリがワッと飛び立った。チュウヒが飛んだようだ。これから春先まで、その姿を楽しませてくれることだろう。
2016/11/1 コジュケイ Chainese Bamboo Partridge
早いもので、今日は、もう霜月。霜月は、霜降月(しもふりつき)の略とも言われるように、もうすぐ寒さが本格的になるのだろうか。散歩道や、近隣の公園の桜の葉も色づき、ハラハラと散って行く。
♪チョットコイ♪チョットコイの聞きなしで知られるコジュケイ。声を聞く機会は多いのだが、姿を見る機会は、案外少ない。先日、思いがけなく道路に出て来たコジュケイに出会った。車の気配に警戒して草むらに入ってしまったのだが、こちらにとっては、好都合。全部で、10数羽いたのだから驚く。あれは、兄弟だったのだろうか。本当に不思議な出会いであった。